インターネット上にあるサイトは様々なプログラミング言語と組み合わせられて作られています。従来は言語としてJavaやPerl、PHPなどが使われていましたが、最近はRubyやPython、Scalaなどの言語を使用したWEBサービスも増え、大きな注目を集めています。
今回はその中でも、GoogleやFacebookなど数々の大手海外ウェブサービスに採用されているPythonにおけるフリーランス案件について紹介します。データ分析や人工知能にも活用される言語ですので、そちらに興味のある方も必見です。
なお、本記事はフリーランスのエンジニアに案件を紹介するサービス「ポテパンフリーランス」がお届けしています。
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目次
- 1そもそもPythonとは
- 2Pythonの3つの特徴とは
- 3Pythonのフリーランス求人案件のトレンド
- 4Python求人案件の単価相場は?
- 4.1実務未経験(プログラミングスクール卒業したて)
- 4.2実務経験半年
- 4.3実務経験1年間
- 4.4実務経験2年間
- 4.5実務経験3年間以上
- 4.6実務経験5年間以上
- 4.7Pythonの週2~3日常駐案件はあるの?
- 4.8在宅案件はあるの?
- 5実際のPythonのフリーランス案件をいくつか紹介
- 6他の案件のトレンドはこちら
- 7Python案件に強いポテパンフリーランスの紹介
- 7.1エンジニアの独立を支える万全なサポート体制
- 7.2フリーランス案件を多数保有
- 7.3関東だけでなく大阪、名古屋案件もサポート
- 7.4案件参画後も続く継続的サポート
- 7.5技術に明るいエージェント担当が案件探しをサポート
- 8まとめ
そもそもPythonとは
Pythonは、オランダ人のグイド・ヴァンロッサムが開発したオープンソースのプログラム言語です。PythonといえばPHPやPerl、Rubyと並んで知名度が高い言語ですが、その中でもPythonの魅力はソースコードがとても短くて読みやすいこと、また有名なWEBサービスでもよく使用されているために互換性が高いことにあります。
たとえば、Googleの検索システムもこの言語だったり、動画サイトで有名なYoutubeもこのPythonを採用しています。また、ソーシャルゲームなどのアプリケーションにおけるサーバサイドの開発や、ASPを利用したアプリケーション開発にも活用されています。
ちなみに、「Python」は英語でニシキヘビという意味ですが、実際の名前の由来は、イギリスのテレビ局 BBC 制作の人気コメディ番組「空飛ぶモンティ・パイソン」だということです。開発者のヴァンロッサムは、2005年に米Googleに入社したのちもPython言語の開発を続け、2012年にはDropboxに移籍しました。
Pythonの注目度はビッグデータ解析や機械学習などの技術を用いる企業を中心に広がり、今後AIや機械学習への取り組みやプロダクトに携わりたいエンジニアにとってもまず押さえておきたい言語です。
PHPやRuby等に比べれば日本語情報はまだまだ少ないとも言われますが、これからのオープンソースの時代を考慮すると、Pythonの将来性を疑う余地はありません。エンジニアとしても、特にWEB系のエンジニアにとっては習得すべき言語と言え、フリーエンジニアとして求人案件を探す際にも強みとなります。
Pythonの3つの特徴とは
言語仕様と理念の素晴らしさ
Pythonは何と言ってもシンプルです。PEP20というPythonの設計理念的な物があるのですが、読んでみると「書きやすい・読みやすい・判りやすい」という部分に注力して設計されていることが理解できると思います。“There should be one―and preferably only one―obvious way to do it” "誰もが正しいと考える、たった1つの方法をできる限り採用する”。つまり、ある事をプログラムするなら一つの完璧な方法があるという意味で、これがプログラムの文法にも現れているわけです。
このような思想があるため、Pythonを使えば誰もが統一されたコードを書くことができます。ちなみにPerlはこれと対極と言える、「There’s more than one way to do it」 (やり方は一つじゃない)という思想を持っています。
言語の可読姓と実行速度
Pythonは、他の言語、JavaやPHPなどと比べると簡潔にコードを書くことができ、とても読みやすいコードが完成します。なおかつ、Rubyよりもコードの実行速度は高速です。Pythonは、自分が昔書いたコードや、他人が書いたコードの挙動を、ソースを見て把握したり、手を加えたりする場合のハードルも低いです。
Pythonでは、ブロックをインデントで表す記法があり、“{”、“}”の位置が書く人の趣味でまちまちになる言語と比べると、誰が書いても同じになりやすいのです。
また、先ほどもお伝えした通り、PythonにはPerlとは真逆の「やりかたはひとつ」というポリシーがあり、ある処理をコードとして表現すると、ロジックに個性は出ても、記法に個性があまり出ないと言われています。可読性の高さは、プロダクションとしてコードを書くとき、非常に大きな利点になります。
開発効率&メンテナンス性の高さ
シンプルで判りやすいということは、同時に効率の良さを意味します。何かしらの言語を習得している人ならば、読み解くことは難しくはありません。また、ソースコードの量が目に見えて減らすことができます。体感ではPHPの2/3ぐらいと言われるほどです。やはりコード量の少なさは開発効率の良さを表し、メンテナンス性も高いのです。
複数人での開発や引き継ぎ案件等を考えると、メンテナンス性が高いというのはとても大きなアドバンテージになるのです。
Pythonのフリーランス求人案件のトレンド
以前は、JavaやPerl、PHPなどが主流と言われていましたが、最近はRubyやPython、Scalaなどの言語を使用したWEBサービスも増えています。
また、ビッグデータ解析や機械学習の盛り上がりも、Pythonの注目度を高める理由です。
Pythonが使うことができれば、データ加工から視覚化まで分析業務に必要な各種処理にほぼ対応が可能です。
Pythonは統計分析、機械学習の処理に向いているプログラミング言語なのです。複雑なロジック処理を行え、処理速度も速く、統計分析用のプログラム関数が開発・提供されているからです。
先日ソフトバンクから発表された人型ロボットPepper(ペッパー)君の制御にも、Pythonが使われています。また、多くの有志が、Python言語を使った機械学習のプログラムをインターネットなどで公開しているため、サンプル数が多いことも重要です。
まだ、あまり日本では馴染んでないイメージのPythonですが、読みやすく書きやすい、生産性や保守性も高いことから、利用が急速に高まっている言語です。
ここ最近では、Facebookなどを始めとした、メジャーなサイトでの事例も増え、Perlがlivedoorやmixiで使用され、日本での普及が進んだのと同じ現象が起きているといえます。
システム業界では、システム・インテグレータの採用でPythonの経験を求めているところも増えてきているようです。比較的新しい言語ということから、まだまだ発展の可能性もあり将来性は期待できると思っていいでしょう。
このように、求人件数はまだそこまで多くないものの、海外での利用の広まりから、日本国内でも急速にニーズが高まっていくことが予想されています。プログラマの人口も他の言語と比べてまだ少ないことから、給与額ランキングではダントツの1位となったようです。
<参照:【プログラミング言語別!】求人給与額ランキング>
Python案件はまだまだ少ない?
JavaやPHPの案件に比べるとPython案件はまだまだ少ないです。また時期的にも導入段階が多く、経験が少ない人でも採用している案件はほとんどありません。
必要とされてるのは他の言語はもちろん、Pythonもうまく使えるSEというイメージです。
今後は大量データを用いたプロジェクトが増えたり、IoT関連のプロジェクトも増えるでしょう。
Pythonを使えるエンジニアは引っ張りだこですので、今の内から携われるのであれば是非オススメです。
Python求人案件の単価相場は?
それでは、Pythonのフリーランス求人案件の単価相場はどれぐらいになるのでしょうか。数々のPythonのフリーランス案件への参画をサポート実績のあるポテパンフリーランスがお答えします。
まず、やはり単価を決める一番の要素はスキルになります。また、そのスキルを測る基準として、実務経験年数を見る企業の採用担当者が採用担当者が多いというのが実情となります。
具体的には、実務経験年数ごとの単価相場は下記のようになります。金額は、週5日常駐案件に参画した場合を想定しています。もちろん、実務経験だけでエンジニアのみなさまのスキルや能力が測れるわけではないので、あくまでも目安となります。
実務未経験(プログラミングスクール卒業したて)
20万円~25万円/月(週5日常駐勤務の場合)実務経験半年
25万円~30万円/月(週5日常駐勤務の場合)実務経験1年間
30万円~40万円/月(週5日常駐勤務の場合)実務経験2年間
40万円~50万円/月(週5日常駐勤務の場合)実務経験3年間以上
50万円~60万円/月(週5日常駐勤務の場合)実務経験5年間以上
60万円以上/月(週5日常駐勤務の場合)以上が、Pythonのフリーランス案件の単価相場でした。実務経験年数が5年以上のエンジニアであれば、年収1000万円を超えることも夢ではありません。実際に、ポテパンフリーランスでPython案件に参画したエンジニアの方は年収1,000万円を超えています。
今後のデータ分析や人工知能を活用した開発案件の増加に伴い、Pythonエンジニアやプログラマーは慢性的に人手不足となり、Pythonを習得している方はかなり重宝されるようになります。
アメリカのトレンドを見れば、今後日本でもPythonを活用した開発案件が増えてるのは、ほぼ確定的です。最先端で仕事をしていたいエンジニアの方は、ぜひ習得してお仕事を探してみてはいかがでしょうか?
Pythonの週2~3日常駐案件はあるの?
また、週5日常駐ではなく、週2~3日のみのPython常駐案件も増えてきています。我々もエンジニアの方からの週2~3日常駐案件のニーズの高まりはヒシヒシと感じています。ただ、全てのエンジニアの方に週2~4日常駐案件を獲得できるわけではありません。企業側も週2~3日常駐案件では、採用基準を高める傾向があるためです。目安としては、Python開発の実務経験3年以上のエンジニアの方から、週2~3日常駐案件を獲得できる可能性が出てきます。
在宅案件はあるの?
Pythonを使用する在宅案件はほとんどありません。なぜならPythonを使用する開発案件の場合、ビッグデータを用いたプロジェクトが多いからです。
ビッグデータはもちろん企業独自で集めているもので、貴重なデータとなります。
そのデータを外部に在宅で仕事をお願いすることはほとんどないと言えるでしょう。
実際のPythonのフリーランス案件をいくつか紹介
それでは、実際にPythonのフリーランス案件がどのようなものか、具体的な案件事例をもとに見ていきましょう。これからPythonのフリーランス案件を探される方は、ぜひ参考にしてみてください。--------------------------------------------
■案件名
ディープラーニングを含む研究開発の案件
■案件内容
ディープラーニングを応用した店舗内の行動解析ソリューション開発
■単価
~800,000円/月(週5日常駐の場合)
■参画のための必須スキル
・Computer Vision分野のアルゴリズムに対する基礎的知識及び実装能力(以下のいずれか)
① 機械学習による物体検出/特徴点の抽出/画像間のマッチング/画像からの特徴抽出/物体追跡/ 物体認識
②Computer Visionの主要な学会(CVPR/ICCV/BCCV等)における論文の読解、実装能力
③Python/C++を用いた開発経験
④OpenCVに関する十分な知識
■参画のための尚可スキル
①プロダクト化を視野においた、開発経験
②日常会話程度の英語力
③Linux上での開発経験
④下記のいずれかの研究経験
- 人物検出
- 顔検出
- 顔認証
- 物体識別
- 物体トラッキング
■作業場所
東京都内
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■案件名
ニュースアプリ開発の案件
■単価
~800,000円/月(週5日常駐の場合)
■参画のための必須スキル
・Pythonでの開発経験
・データ集計・可視化に関する開発経験
・数値に基づいてユーザのためのサービス改善をすることへの意欲
■参画のための尚可スキル
・非同期プログラミングの知識
・統計・機械学習に関する知識
・Webフレームワークの使用経験
・Dajngoへの使用経験
・Golang、Scala、Erlang等の使用経験
■作業場所
東京都内
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以上が、Pythonのフリーランス案件のイメージ事例となります。また、最新のPythonのフリーランス案件を探してみたい方は、下記にて探してみてください。その中でもしご興味あるPythonのフリーランス案件があれば、お申し込みください。
他の案件のトレンドはこちら
ポテパンフリーランスでは開発言語ごとのフリーランス案件トレンドもまとめていますので、こちらもぜひご覧ください。自分の得意な言語における年収相場やトレンド、またはこれから習得したい言語選択にも役に立つと思います。●PHP案件のトレンド
●Ruby案件のトレンド
●Swift案件のトレンド
●Java案件のトレンド
●iOS案件のトレンド
●Android案件のトレンド
●JavaScript案件のトレンド
●HTML/CSS案件のトレンド
●C#案件のトレンド
●Unity案件のトレンド
●Go言語案件のトレンド
●Scala案件のトレンド
●C++案件のトレンド
●COBOL案件のトレンド
●C言語案件のトレンド
●Perl案件のトレンド
●Webディレクター案件のトレンド
Python案件に強いポテパンフリーランスの紹介
さて、いままでPythonのフリーランス案件についてお伝えしてきましたが、最後にポテパンフリーランスの紹介をさせてください。
ポテパンフリーランスは、フリーランスエンジニアに案件のご紹介をする、エージェントサービスです。常駐型案件を多く揃えて、安定した収入を得るお手伝いをすると共に、さまざまな特徴で多くのフリーエンジニアから利用されています。
エンジニアの独立を支える万全なサポート体制
一般的なエージェントでは、サービス利用者1人1人にプロのキャリアコンサルタントがつきます。ポテパンフリーランスではキャリアコンサルタントはもちろん、フリーランス初心者が陥りやすい税・保険関連の悩みまで徹底的にサポートします。フリーランス案件を多数保有
ポテパンフリーランスでは業界屈指のネットワークを活かし、業界で最大規模のフリーランス案件情報を抱えています。その中から、あなたに最適なフリーランス案件を紹介します。関東だけでなく大阪、名古屋案件もサポート
フリーエンジニア案件は関東に集まりがちではございますが、大阪、名古屋と案件数が徐々に増えてきております。現在大阪や名古屋にお住いの方でも案件サポートができるよう案件の幅を広くしてお待ちしております。
案件参画後も続く継続的サポート
ポテパンフリーランスの大きな魅力の1つが継続したサポート体制。通常のエージェントであれば仕事が決まるまでをサポートし、別の仕事を探すのであればまた1から探し直すことになります。その点、ポテパンフリーランスでは案件参画中からキャリアコンサルタントが定期的に連絡を取り合い、現状をしっかり把握。悩みがあれば改善に努めながら、次の案件探しをサポート。案件と案件の間のブランクを取り除けるよう努めています。
技術に明るいエージェント担当が案件探しをサポート
ポテパンフリーランスのエージェント担当は、自身がエンジニアです。そのため、技術に対して明るく、フリーランスエンジニアがお持ちのスキルや経験、それから今後のエンジニアとしてのキャリアまで、表面的な話ではなく、より深いところまで相談することができます。「エージェントがまったく技術について明るくなくて、検討違いな案件を紹介される。。。」というのは、よく聞く悩みです。ポテパンフリーランスのエージェント担当には、そんな心配はご無用です。
■キャリアコーディネーターの紹介
宮崎大地
株式会社ポテパン代表取締役社長
過去5年間にわたり、数百名のフリーエンジニア様に案件紹介をしています。自身もエンジニアなので、技術についてもしっかり理解した上で、机上の空論にならないキャリアサポートをモットーとしています。
まとめ
Pythonはビッグデータ解析や機械学習の盛り上がりに加え、その給与の高さからも海外のみならず、最近では日本においても注目を集める言語です。PHPやRuby等に比べれば日本語情報はまだまだ少ないとも言われますが、これからオープンソースの時代を考慮すると、Pythonは将来性を疑う余地はありません。ぜひ習得し、お仕事を探してみてください。
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