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フリーランスになるための準備って何がある?やっておくべき準備を解説!

フリーエンジニアノウハウ

いざフリーランスとして独立すると決めても、何から準備していいのかわからない、という方は多いのではないでしょうか?
この記事では、「フリーランスとして独立したいとは思っているがなかなか行動できない」「フリーランスになりたいけど何からやったらいいのかわからない」という方に向けて、フリーランスになるための準備について解説していきます。
現在会社員の方の場合、簡単に言えば一般的には会社がやってくれることを自分ですることになります。独立してからあれもこれもと慌てないよう、予めしっかり準備しておきましょう。

サラリーマン時代にやっておくべきこと



日本でも、全労働人口に占めるフリーランス人口の割合は年々着実に増えてきています。しかし、日本でフリーランスの働き方はまだまだ浸透していないのが現実です。
サラリーマンの頃には当たり前にできていたことも、社会的な信用がないとみなされてうまくいかないことも多々あります。ここでは、フリーランスになってから無駄な苦労をしないようにサラリーマン時代にやっておくべきことを紹介していきます。

クレジットカードの契約

フリーランスとして働くようになると、毎月定額の給料が保証されるわけではなくなります。請けた仕事によって収入は上下動することになりますし、いつ収入がなくなるかも分かりません。
クレジットカードは簡単に言ってしまえば未来の自分からの借金ですから、収入が安定していないフリーランスは信用が低くクレジットカードの審査に通りづらくなってしまうのです。
クレジットカードはフリーランスになってからも持っておきたいアイテムなので、信用のある会社員時代にあらかじめ作成を済ませておきましょう。

不動産契約

クレジットカードと同様、収入が安定していないという面をマイナスに捉えられてしまって、うまく契約できない時があります。仲介業者や物件の大家さんというのは、やはり賃貸料金の支払い能力が不安な人物に物件は貸したくないものです。
信頼できる連帯保証人を立てたり、保証会社を利用することでフリーランスでも物件を借りることは十分可能です。しかし、手間がかかってしまうことは明らかなので、不動産契約は会社員であるうちに済ませておくのが吉です。

仕事用口座をつくる

フリーランスになる前にあらかじめ仕事用の口座を作っておくことをお勧めします。なぜかというと、仕事用の口座があると確定申告の際に税金の納入額を計算しやすくなるからです。
要するに、事業の家計簿を見やすくするために、専用の通帳を作るということです。独立してバタバタしている時に銀行口座を作るのは大変なので、時間の余裕があるうちに前もって準備しておきましょう。

横のつながりを作っておく

いわゆる「ツテ」と呼ばれるものです。
フリーランスになる前から固定のクライアントがついていたり、一定の仕事を持っていたりすればこれほど楽なことはありません。仕事をする上でのパートナーがいれば役割分担してより事業の効率を上げることもできます。
横のつながりはとにかく個人で仕事をする上で強みにつながりますから、フリーランスの集まるセミナーや勉強会に参加して、知り合いや仲間を作っておくといいです。
また、最初から自分一人でで仕事をしていくのが厳しい場合は、フリーランスの知り合いから仕事を回してもらうのも1つの手でしょう。仕事を抱えきれずに困っているフリーランスの方は案外多くいるので、仲良くなったら相談してみるといいです。

必要な手続きや書類



ここからはフリーランスとして独立する際に必要な手続きについて解説していきます。
諸々の手続きを済ませておくことで、確定申告の際税金の控除額が増えたりします。また、会社員でなくなる場合は健康保険や国民年金も自分で加入する必要があるので、早めに手続きを済ませておきましょう。

開業届

事業を始めたらまずは開業届を提出しましょう。これは、個人で事業を始めましたよと報告する報告書のようなものです。開業届には住所氏名、事業用の屋号と、事業の簡単な内容を記入します。
開業届の用紙は税務署の窓口でもらうかまたは、国税庁のホームページからダウンロードすることができます。
開業届は必ず提出しなければならない手続きではありませんが、出しておくことで得られるメリットもあります。

参考記事:フリーランスは開業届を出すべき!メリットと記入方法を教えます!

青色申告承認申請書の提出

可能であれば青色承認申請書も提出しておきましょう。
確定申告には青色申告と白色申告の2種類があります。そのうち青色申告は少々手間がかかる分、優遇措置があり、税金の納付額が少なくなることもあります。
開業から2ヶ月以内に提出しなければその年度内は青色申告ができなくなってしまうので注意しましょう。また、開業届を提出していない場合は青色申告をすることはできないので注意しましょう。
また、開業届の提出期限は、青色申告承認申請書より早く、原則として開業日から1ヶ月以内です。しっかりと確認しておきましょう。

参考記事:フリーランスの必須知識!青色申告の方法と簡単会計ソフトを教えます!

健康保険について検討する

会社員の場合は企業の健康保険に加入することになりますが、フリーランスの場合は企業の健康保険に加入し続けることはできません。
会社員を辞めてフリーランスとして独立する場合は、「国民健康保険に加入する」「これまでの健康保険の任意継続を申請する」「国民健康保険組合が運営する健康保険に加入する」のいずれかを選択することになります。
国民健康保険は最寄りの役所で加入の手続きを行うことができます。しかし、国民健康保険の場合、前年度の所得によっては保険料が高額になってしまう場合もあるので、その場合は他の選択肢を取りましょう。
任意継続は退職日の翌日から20日以内に各自治体の協会けんぽ支部または健康保険組合に行けば手続きが可能です。
国民健康保険組合は同じ業種同士のメンバーを組合員とする組織で、現在150以上もの組合が設立されています。自分の業種の組合があるか探してみて、保険料が安ければ加入するといいでしょう。
下記の記事では、フリーランスが選べる健康保険の種類、また高額になりがちな健康保険料を抑える方法などについて詳しく紹介しています。

参考記事:フリーランスは社会保険の対象ではない?加入できる保険の種類を解説します!

国民年金に入る

会社員でなくなると、年金の納入は厚生年金ではなく国民年金に切り替えることになります。最寄りの役所に行けば手続きができるので、会社を辞めて独立した場合はできるだけ早めに手続きを済ませましょう。
納入が難しい場合は減額や免除等の措置もあるので、年金課などの窓口で相談しましょう。

小規模企業共済制度に入る

小規模企業共済制度とは、簡単に言うと経営者版の退職金制度です。
多くの会社員の場合企業にある程度の期間勤めた後にや退職ということになると、退職時に退職金が支払われます。通常個人事業主のような小規模な事業主には退職や廃業しても退職金が出ることはありませんが、この小規模企業共済制度を利用すれば、最大で掛け金の120%を退職時に受け取ることができます。
小規模企業共済にはメリットもデメリットもあるので要項をよく確認して加入するかどうかを決めましょう。

小規模共済公式HP

フリーランスになるために必要な準備



フリーランスになれば働く場所も時間も自由です。自由な以上は自分のことは自分で管理しなければなりません。まずは個人で働くための準備を済ませましょう。
ここではフリーランスになるための準備について解説していきます。

仕事部屋やパソコン類の準備

まずは仕事をするスペースと仕事道具の準備です。仕事をする場所はもちろん自宅でも構いませんが、自宅では集中できないという方であれば、コワーキングスペースやシェアオフィスを利用しましょう。
また、仕事をするための道具も購入しておきましょう。PCを使用するWeb系のフリーランスであれば高性能なPCは必須です。道具は成果に直結するのでケチらずに投資しましょう。

名刺

次に事業用の自分の名刺を作成し、持っておきましょう。フリーランスとして独立して仕事をするようになると初対面の方と話すことが多くなります。
特にクライアントと打ち合わせする際など、名刺を持っておくと自分の事業の内容を伝えやすくなりますし、何より1個人として信用されやすくなります。必要な場面でいつでも出せるように準備しておきましょう。
下記の記事では、名刺で入れておきたい情報や、デザインのポイントなどをご紹介しています。

参考記事:フリーランスの名刺はどんなのがいいの?内容やポイントを解説!

事務用品

契約書の郵送などの際に、急に封筒やテープ、糊などの事務用品が必要なことがあります。誰かが用意してくれるわけではないので、いざ必要になった時に慌てないよう、最低限の事務用品は独立前に揃えておきましょう。

準備金はどれくらい必要?



さて気になるのは果たして独立の準備金はいくら準備しておくべきなのか、というところです。
独立に対する考え方は本当に人それぞれです。しっかりと地盤を固め、向こう一年は収入が全くなくてもいいぐらいに貯金を貯めてから独立すべきだという人もいます。その一方で、やりたいことがあるなら貯蓄なんて即行動して独立すべきだという方もいます。
一般的に、元々プログラミングやデザインといった即フリーランスとして仕事を獲得できるレベルのスキルを有している人の場合、案外苦労することなく独立することが多いです。
またあまり経験が無い方でもすぐに実績を積んでいって会社員時代より収入が増えたというパターンもあります。独立というと成功か失敗か、0か1かのようなイメージがありますが、仕事0収入0という状況は考えにくいです。
今日ではクラウドソーシングやフリーランス向けのエージェントなどのサービスが発達していますし、独立したからといって仕事が全くないという状況はあまりないと考えていいでしょう。
下記の記事では、フリーランスの「仕事の探し方」「仕事の受け方」を解説しています。

参考記事:フリーランスの仕事ってどこで募集してるの?仕事の探し方と受け方のポイント!

しかし案件の単価はあなたの営業能力にかかっているので、収入が大きく下がることは大いに考られます。不安な気持ちで仕事し続けるのは辛いものです。
やはり、仕事に仕方に慣れるまでの期間に全く収入がなくてもいいぐらいには貯蓄を用意しておくことをお勧めします。

おわりに

これからフリーランスになる、フリーランスを目指しているという方は、少なからずうまくやれるのかどうか不安を抱えていることでしょう。
しかし会社員時代に予めしっかりと準備をしておけば、案外すんなりフリーランスとして独立することができます。
何事も最初が肝心です。フリーランスとして働き始めてから様々なことで慌てないように、会社員時代にやっておくこと、フリーランスになったらすることをきちんとリスト化して、1つずつクリアしていきましょう。

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