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AWS案件のイマがわかる!知って見つかる最適案件
現在有力なクラウドプロバイダーといえば、AWS(Amazon Web Services)、Microsoft Azure、そしてGCP(Google Cloud Platform)です。 今回は、その中でも現在一番のシェアを誇るAWSを「求人案件」という側面で見てみます。 現在すでにAWSを仕事で使っている方、これから学習しようとしている方、ぜひご覧ください! 大変申し訳ありませんが、クラウドとは何かといった基本的な話は理解されているものとして解説を進めさせていただきます。ご容赦ください。[toc] そもそもAWSとは AWSとは、Amazonが設計・構築・運営するクラウドサービスです。 なぜ通販業者がクラウド? この問いに対する答えは、AWS長崎忠男社長が2015年に、某所の講演会で話した内容にあります。 Amazonがさまざまなビジネスを手がけていくうちに、セールスの要求にITインフラ側が応えきれなくなりました。つまり、セールス側の「あれがしたい、これがしたい」という要求を実現するにあたり、ITインフラ側の人手不足がネックとなり、対応できなくなったのです。 そこでAmazonがITエンジニアたちが何に時間を使っているのかを調査したところ、大半の時間をITインフラの構築、つまりサーバーのセッティングや運用・保守に費やしていることが分かりました。 そこでAmazonは、仕様変更に短時間で対応できるよう、ITインフラをAPI化しました。つまりクリック操作だけでサーバーの立ち上げやその他インフラの追加や変更を可能にしたのです。 その仕組みをAmazon社内とその周辺のエンジニアに公開したところ、とても評判が良かったので、外部に提供してそれをビジネスとして展開しました。 つまり、現在では巨大になったAWSも、元はといえばユーザーへ高い満足度を提供するために生まれたというのが起源なのです。 2006年の一般公開時はS3(データストレージ)とEC2(仮想コンピューティング)しかなかったのですが、今では40を超えるサービスがあります。その数の伸びからしても、AWSの急成長ぶりがよく分かります。 AWSの規模・利用ユーザー 現在、AWSのリージョン(データセンターと理解してください)は全世界に18箇所あります。 全世界で数百万、日本だけでも10万を超えるユーザーがAWSを利用しています。大規模ユーザーとしてはNetflix、NTT、ANA、クックパッド、スシローなどがあります。特にNetflixは一時期全米の通信量の1/3を占めたといわれる規模です。 2015年のAWS長崎忠男社長のコメントによると、アマゾンの年商が約7000億円だった2003~2004年頃のITインフラに等しい規模を、2015年には毎日追加しているとのこと。 他のクラウドプロバイダーを寄せ付けない規模で、拡大が続いていることを物語る表現ですね。 先発のサービスであるがゆえのメリット 若干余談になりますが、本記事を執筆する際に行った調査で明らかになったことがあります。 転職サイトやフリーランスへの案件紹介サイトで、AWSというキーワードで検索したところ、大半の案件がヒットしてしまい傾向がつかめませんでした。 これはAWSがそれだけ普及した結果といえます。インフラを検討する上で、AWSはもはや当たり前の選択なのです。 AWSエンジニアの仕事内容 以降では、AWSエンジニアを以下のように定義します。 AWSエンジニアとは、AWS基盤を利用してインフラの設計や実装、運用・保守を行うエンジニアをさす 「AWSを使う人」と一口にいっても、アプリのエンジニアでも最近はAWSを普通に使える人が多くなりました。よって、求人案件を調査するにあたり、上記のようにいったんインフラ系エンジニアと限定します。 ITインフラ設計 ITインフラ設計とは、要件に応じたネットワーク構成の設計や共有ストレージの選定・設計、インフラのキャパシティ管理やサーバー類の生存監視、障害監視、障害発生時にも耐えうる冗長構成などを設計することです。アプリチームのバッチ処理設計に参加することもあります。 案件の中には「セールスやアプリチームの要望に応じて、インフラ設計をする」と具体的に明示された案件もありました。 旧来のオンプレミス(自前のネットワーク、サーバー機器などを使って現場に敷設するような形態)での設計を、そのままクラウドに再現してもよいのですが、そこはAWSエンジニアの腕の見せどころ。AWSのメリットを最大限に活用する設計をします。 例えば、AWS CloudWatchを使ったリソースの死活監視、負荷ピーク時だけリソースが自動で追加され、負荷が下がれば自動で元に戻るオートスケーリングなどなど、オンプレミス時代には考えられなかったことが、AWSでは普通に実現できてしまいます。 ITインフラ実装、テスト 設計が終わり、オーナー(外部のお客様や社内の部門など)の承認を得られれば、次は実装です。AWSのマネジメントコンソールから、設計に基づき各種設定を行います。完了したら、設計どおりに動くかどうか、テストです。 過負荷テストやセキュリティテスト、バックアップ取得と復元などなど、通常運用では発生しないはずだけど発生してしまった場合のテストを実施します。すべて問題ないと確認できたら、ようやくオーナーへ引き渡しです。 運用、保守 すでに稼働が始まったITインフラを安定して動かすための作業です。 AWS CloudWatchなどなどでキャパシティ管理や障害管理などは自動化できるので、四六時中画面とにらめっこ・・・という必要はありません。 しかし、定期的に状態を確認し、常に監視のしきい値ギリギリを示している項目があればリソースの追加を検討したり、障害の発生状況やユーザーからの問い合わせ数を分析してインフラ設計を見直すインシデント管理をしたり、ということは必要です。 このあたり、ある程度の運用経験が必要となるところです。 AWS案件は今後減少する?増加する? 案件の調査の結果といい、AWSがリソース追加に投入する資本といい、今のところAWSが減速する兆しがまったく見えません。 今後、Azure(Microsoft)やSoftLayer(IBM)、GCP(Google)の台頭によりどうなるかわかりませんが、AWSの優位は当面揺るぎません。 ということは、AWS案件は当面増加するといえるでしょう。 AWSのフリーランス求人案件トレンド ここ最近の、AWSのフリーランス求人案件のトレンドを見てみました。 AWS自体が先進的なサービスを次々と発表しているので、それに追従する形で案件の内容も変化しています。 ストリーミング 大容量の動画配信です。代表的な例は、EdTech(教育とITを融合して、新しいイノベーションを起こす)で、授業を動画にしてサーバー側にアップして、それを配信するといったものです。これはオンデマンド配信といいます。 一方、撮影した映像をそのまま配信するライブ配信もあります。 いずれも従来のインフラ技術で実装するのは困難ですが、AWSのサービス「AWS CloudFront」を利用すれば可能です。 AI、大量データ分析 AI(人工知能)関連も盛んです。例えば、食品に含まれる栄養素と専門家の知見、利用者の健康状態を総合して適切な献立を提案したり、さまざまなデータソースから利用者の好みを分析し、最適な広告を表示させたり、といった感じです。 チャットボット チャットボットとは、チャット(会話)+ボット(ロボット)の合成語で、人間の代わりにAIがテキストや音声で会話します。Amazon AlexaやGoogle Homeを連想すると分かりやすいでしょうか。 その他、若干ながらFinTech(FinancialとTechnologyの合成語)関連の案件もありました。 AWS求人案件の単価相場は? AWSエンジニアの単価相場を調べて見ました。アプリケーションエンジニアやプログラマと異なり、若干相場が高いようです。しかし、それなりに求められるものも多いようです。順に解説していきます。 実務未経験 残念ながら、皆無でした。 ほぼすべての案件にアプリケーション開発経験○年以上、またはインフラ運用経験○年以上、クラウド運用経験○年以上という条件が付いていました。またAWSというよりネットワークやサーバー、インフラ周りの基礎知識が必要になることが多く、そんな意味でも実務未経験では厳しいといえるでしょう。 実務経験半年 400万円 ただし、1点注意が必要です。 前述の「実務未経験」で触れたように、AWS案件の多くはIT業界でエンジニアとして2〜3年の経験が求められます。IT業界で2〜3年のキャリアでいうとこの数字は決して高いとはいえないのです。 実務経験1年間 450万円 実務経験2年間 500万円 実務経験3年間以上 600万円 実務経験5年間以上 800万円 AWS案件は最高額がめざましく、まれに1000万円以上の案件があります。なぜでしょうか?次の「AWS案件で年収・収入を上げるポイント」で見てみましょう。 AWS案件で年収・収入を上げるポイント どうすればAWS案件で年収・収入を上げることができるのかを調査しました。 AWSの営業担当になってはいけない AWSの各種サービスについて熟知しているのは、むしろ最低限のことです。しかし、それだけではいけません。AWSエンジニアは、あくまでAWSの各種サービスを使って要件を満たすのが仕事です。AWSのサービス内容をふまえて、こう使えば良いですよ、と提案しなければなりません。 よって、AWSのサービスの一般的な内容を説明できるだけでなく、サービスをユーザーの要件にフィットさせるだけの深い理解と経験が欲しいところです。 最近のAWSの傾向をウォッチする AWSの新サービス追加はいまだに続いており、その勢いに限りがみられません。つい最近も、AWS Summit Tokyo 2018で「AWS SageMaker」が発表されました。これは機械学習を実装するサービスなのですが、なんとフレームワークを指定でき、最近注目されているChainerもサポートしています。 このように、AWSのサービスは順次追加されており、新しいサービスが今まで解決困難だったお客様の既存の悩みを解決できるかもしれません。 よって、今あるサービスだけに満足せず、新たに追加されるサービスをウォッチすることも大事です。 やっぱり基礎は、ITインフラ運用技術 クラウドといえども、やはり大事なのはITインフラ運用技術です。 ある程度知識があれば、ネットワーク構成やサーバーインスタンスを作ることは可能です。問題はむしろそのあとにあります。プロのエンジニアとそうでない人との差は、完成したあとどのように運用するかというイメージを抱けるかどうかです。 サーバーやトラフィックを監視して規模から適切なしきい値を決定し、それを超えた場合ユーザーにどのようなリソース追加の提案をするかはとても大事です。 またはユーザーからの問い合わせを逐一記録・分析し、問題のある箇所を特定して改善提案をしなくてはなりません。また稼働後の拡張性を考慮した構成にしなくてはなりません。そのような経験や能力を備えて、それに加えてAWSのサービスへの理解があれば、より現実的な提案ができるし、ユーザーの納得度も違います。 AWS案件で週2~3日常駐はあるの? 残念ながら、見当たりませんでした。 ほぼすべてが週5勤務の案件でした。ただし、大手SIerの定時出社・定時退社の週5勤務とは異なり、フレックスやスライド勤務(12〜21時)、家族会などの豊富な福利厚生が用意されている企業が多数ありました。 今後、政府主導の働き方改革を導入しやすい自社開発企業や若手企業が、多様な働き方を導入し始めて、AWSエンジニアにも好影響が出ることを期待しましょう。 AWS案件で在宅ってあるの? AWS案件で、リモート可という記載を数多く見ました。よって、AWSの案件で在宅勤務というのはアリです。 ただし無条件にリモート可というわけではなく、ある程度の条件付きという案件が多いのです。例えば、毎週水曜日はリモートデー、実務経験3年以上かつ会社が認めた場合のみ、という感じです。 まとめ 本記事では、AWSを「求人案件」という観点から解説しました。AWSは冒頭で述べたとおり、クラウドの中でもとても採用数の多いクラウドです。インフラエンジニア、エプリエンジニア問わず今から勉強する意義は十分あります。 また、現役のAWSエンジニアの方々は、この記事を参考にぜひ求人サイトを検索して収入アップを検討してみてくださいね!
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Django案件のイマがわかる!知って見つかる最適案件
システム開発において、開発言語だけですべてを開発すること、例えばPythonならPython言語だけで全機能を作るといったことはしません。DB(データベース)へのアクセスや画面描画といった「仕様に関係しない共通機能」は何らかのフレームワークを使うのが普通です。 フリーランスへの転身や転職を予定している方、将来に不安を感じている方には、フレームワークの人気はとても大きな問題ですよね。自分の使えるフレームワークの流行り度合いによって、選択できる案件の幅が変わるのですから! 本記事では「Django」をピックアップして、Djangoを「求人案件」という観点で調査してみました。 本記事の執筆にあたっては、大手のIT転職サイト2社と、ポテパンを含むフリーランス・副業向けサイト5社の計7社を徹底調査しています。 [toc] そもそもDjangoとは Djangoを語る上で、Pythonの歴史は外せません。Pythonについてもサラッと復習しておきましょう。 そもそもPythonとは 1991年にヴァンロッサムが初版を出しました。その後バージョンアップが続き、現在は3.7が最新です。最近になってクローズアップされた感がありますが、Pythonの歴史は意外に古いのです。Rubyが一般公開されたのが1995年なので、それよりも古いと考えると、ちょっと驚きですね。 Pythonは科学計算関連のライブラリが多いのが特徴です。またPythonをベースとしたフレームワークも豊富で、Googleの開発した機械学習フレームワーク、TensorFlowもその一例です。 Pythonの文法を基準として計算式を対話形式で入力できる科学計算ツール、Jupyter Notebookは、同じ機能を持つ「R」を置き換える勢いです。RからJupyter Notebookへ完全に乗り換えた人もいるほどです。 またAI関連ツールでも言語はPythonで記述することが多く、最近の時流に乗ってPythonはますますシェアを伸ばしています。ソフトバンクのショップの前で踊っているペッパー君も、実はPythonで動いています。 ちなみに、Pythonとはニシキヘビを意味します。青と黄色のPythonのロゴは、よく見れば蛇に見えますね。 そして、Djangoとは何か? Djangoとは、PythonをベースとしたWeb開発フレームワークです。2005年に初版が公開され、最新版は2.0.7です。 Djangoの読み方ですが、人によって異なりますので何ともいえませんが、ジャンゴと呼ぶ人の方が多いです。しかしディージャンゴと呼ぶ人もいます。どちらでも結構です。 日本では他のWeb開発フレームワークに押されてしまい、あまりメジャーではありません。しかし海外では一般的に用いられているフレームワークです。 Djangoは、他のWeb開発フレームワークができることは、だいたい可能です。 Djangoの特徴を列挙してみます。他のフレームワークを習得した方なら、フムフムと読めるのではないでしょうか? MVCフレームワーク データモデルとDBを仲介するO/Rマッパー 正規表現に基づくURLディスパッチャ ビューのテンプレートシステム モデルのインスタンスをJSONやXMLで入出力 ご覧のとおり、他のフレームワークでいうと、直接または外部ライブラリ(jarやgemなど)を使うと実装できることが大半です。Djangoではこれができる!という特筆すべき大きなものはあまり見当たりません。 Djangoを選択するメリット 前節では、Pythonは「他のフレームワークではできないコレができる!」といったものが少ないとお伝えしました。では、Djangoを選択するメリットとは何でしょうか? システム内で言語を統一 例えば「PythonならびにPythonのフレームワークで分析した結果をWeb上で公開する」という仕組みを考えてみます。 Pythonや関連フレームワークは、もちろんPythonですよね。そこでアウトプットされた結果を、今度はRailsやSpring(Java)で処理してDBに入れて、かつWebAPIを提供して、そしてフロントはAngular・・・ちょっと極端すぎますが、できなくはありません。 でも、そんなシステムがあったとしても、とても保守性が悪いですよね。何が悪いかというと、仕組みごとに言語やフレームワークが異なることです。 言語が異なれば、その言語ごとに技術者を雇うか、少数の技術者に複数の言語を習得させるしかありません。 しかしそれは複数の技術者を雇うためコストが高くついたり、または技術者一人当たりの負担が大きくなる、とさまざまな問題があります。もし、Web周りをPython、つまりDjangoを採用すればどうでしょうか? データ分析はPythonとそのフレームワーク、WebはサーバーもフロントもPythonとそのフレームワーク、と言語が統一できます。 言語が統一できると、技術者やコーディング規約、各種ライブラリなどなど、すべて統一ができます。全技術者はPythonを習得するだけで済んでしまいます。 Djangoを採用すると、データ分析やAI関連とWeb周りをすべてPythonで統一できる、というメリットがあるのです。 Djangoエンジニアの仕事内容 Django関連の案件を見てみましょう。どのような特徴があるでしょうか? ブロックチェーン技術と暗号通貨を使ったソーシャルメディアプラットフォームの開発・運用/音声情報処理のためのクラウドプラットフォーム/農業IoTクラウド事業/マーケティングオートメーションの構築/FinTech★業界最大投資コミュニティ&Eコマースサイト Djangoというより、Pythonならではの特徴が見えてきます。 Pythonの特徴(どちらかというとPythonを基礎としたフレームワーク)とは、科学計算やAI、IoT、ビッグデータに強いということです。その特徴がそのまま案件にも反映されています。 Djangoというキーワードで検索したのに、ヒットする案件は上記のようなもの、ということは何を意味するのでしょうか。 Djangoだけ出来てもアピールとしては弱い、ということになります。このあたり、後述の「Django案件で年収・収入を上げるポイント」もご参考ください。 Django案件は今後減少する?増加する? Googleの検索数の推移を見てみましょう。Django(青)とPyhon(赤)を比べてみました。 2014年からの推移は、Pythonは上がり調子なのに比べて、Djangoはこれまた地を這うという様相です。ちなみにこのデータは日本だけに限定しましたが、全世界でもこの傾向は変わりません。 ただ先ほど述べた理由から、DjangoはPythonやその他関連フレームワークで得たデータを一般公開するときには外すことができない選択肢です。Djangoは人気は低いながら、Pythonの人気の浮沈に影響を受けず一定ともいえるのです。 Djangoの案件は、というより、Python全体でざっくりと考えた方が良さそうです。となると、Djangoは一定の需要が今後も続きそうです。 Django求人案件の単価相場は? Djangoの求人案件における、単価相場を調査しました。 実務未経験 スクールにすら通っていないというような「完全未経験」では、残念ながらDjango案件を獲得するのは難しいです。調査した結果、完全未経験可という案件はほとんど見られませんでした。そんな中、完全未経験の方が案件獲得するのはほぼ不可能ということになります。 また案件によっては、Djangoの開発経験○年以上という制限がありました。ただでさえシェアのあまり大きくないDjangoなので、経験がある人の数自体は少ないのですから、未経験の方にとってはなおさらです。 実務経験半年 350万円(週5勤務) 実務経験1年間 400万円(週5勤務) 実務経験2年間 450万円(週5勤務) 実務経験3年間以上 600万円(週5勤務) 実務経験5年間以上 800万円(週5勤務) Django案件で年収・収入を上げるポイント 上記の単価では、上限が800万円程度としましたが、案件によってはそれ以上もあります。一体何がそれほど単価を左右させるのでしょうか? まずは、Djangoと併記されることの多いキーワードをあげてみましょう。 上流工程・AI/マーケティング/センサーデータ(いわゆるIoT)/画像処理/音声認識 前述の「Djangoエンジニアの仕事内容」で触れた仕事内容をもっとブレークダウンしたような内容ですね。 ここから何が導かれるでしょうか?それはDjango案件は、純粋なPython/Djangoの能力だけを求められるわけではないということです。具体的に見ていきましょう。 データ分析/機械学習の知見を持つ Djangoの知識に加えて、データ分析/機械学習の知識も習得しましょう。 Djangoというキーワードで検索して、案件で多く見られるその他のキーワードは「データ分析や機械学習」なのです。 データ分析とは、収集されたデータを整形(前処理)、そのデータを分析(学習)、そして結論を得る(評価)という一連の流れにデータを通して、欲しい結果を得ることをいいます。 案件によってデータ分析の対象はさまざまで、学術的なものからそれこそWebシステムのアクセス履歴、購買データからマーケティングのための基礎情報などなどです。 具体的に分析の分野を絞ってもよいのですが、どうせなら「データ分析とは何か」という基礎を押さえて、どんな要件にも柔軟に応えるようなスタンスが良いでしょう。 また、関連するフレームワーク、例えば冒頭で触れたTensorFlowなどの習得も、案件の幅を広げてくれること請け合いです。 AIやIoTの知見を持つ Djangoの知識に加えて、AIやIoTの知識も習得しましょう。 AIやIoTなどなど、各種デバイスへの組み込みや制御処理など、Pythonで記述するものが多数あります。PythonやDjangoが習得できたら、ぜひこのあたりの技術も習得しましょう。 総括:収入をあげるためには ただ単にWebシステムを構築するだけなら、Djangoを選択するというのはむしろあまり得策ではありません。開発言語間で見てもPHPやJava、Rubyと比べて技術者の数的に不利です。 であれば、Djangoを選択する経営者や上流エンジニアたちは何を求めているのでしょうか?それはとりもなおさず「Webシステム開発以外の何か」なのです。その何かは、もうお分かりですね?「Pythonでできる何か」なのです。 Djangoができます!そのひとことに、上記のような知見を加えてはいかがでしょうか? Django案件で年収・収入が「下がる」ポイント ただでさえPythonの周りは技術の移り変わりが激しいのです。Pythonの技術者は今のところまだ数が少ないものの、今後どうなるか分かりません。 書店ではPython関連の本が平積みになり、オンラインのプログラミングスクールではPythonを教えるところが増えてきました。今後Python技術者の数が増えてくることが予想されます。 そうなると、あっというまにPythonの技術者が増えていきます。その流れに乗って、自ずとDjangoの技術者の数も増えます。すると、Djangoができます、というのは売り文句として使えなくなります。 今Djangoができて案件にアサインされているから安心・・・というのでは、単価が下がるか最悪仕事を失う可能性があります。 Djangoの案件を狙っていたり、今後Python+Djangoを学習しようと予定している方、すでにDjangoのエンジニアの方は、PythonまたはDjangoだけを見ずに、一歩引いてPythonというくくりで広くモノを見て、新たな技術を貪欲に追求するようにしましょう。 Django案件で週2~3日常駐はあるの? 残念ながら、見当たりませんでした。 ほぼすべてが週5勤務の案件でした。ただし、大手SIerの定時出社・定時退社の週5勤務とは異なり、フレックスやスライド勤務(12〜21時)、家族会などの豊富な福利厚生が用意されている企業が多数ありました。 今後、政府主導の働き方改革を導入しやすい自社開発企業や若手企業が、多様な働き方を導入し始めて、Pythonエンジニアにも好影響が出ることを期待しましょう。 Django案件で在宅ってあるの? こちらも、ほぼ見当たりませんでした。 ただし、前述のようにフットワークの軽い若手企業が働きやすさを追求し、インターネット環境を活用(GitHubによるソースコード管理やSkypeやGoogleハングアウトを使ったオンラインの会議など)し、在宅での案件を公開するのは決して考えられないことではありません。 現在、このような案件を狙っている方は、こまめに求人をチェックするのがよいでしょう。 まとめ本記事では、Djangoを「求人案件」という観点から解説しました。 これからDjangoやプログラミングを学ぼうとする方は、ぜひ選択肢の一つに入れてください。また、現役のDjangoエンジニアの方々は、この記事を参考にぜひ求人サイトを検索してみてくださいね!
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Angular案件のイマがわかる!知って見つかる最適案件
システム開発において、開発言語だけですべてを開発すること、例えばJavaならJava言語だけで全機能を作るといったことはしません。DB(データベース)へのアクセスや画面描画といった「仕様に関係しない共通機能」は何らかのフレームワークを使うのが普通です。 フリーランスへの転身や転職を予定している方、将来に不安を感じている方には、フレームワークの人気はとても大きな問題ですよね。自分の使えるフレームワークの流行り度合いによって、選択できる案件の幅が変わるのですから! 本記事では「Angular」をピックアップして、Angularを「求人案件」という観点で調査してみました。 本記事の執筆にあたっては、大手のIT転職サイト2社と、ポテパンを含むフリーランス・副業向けサイト5社の計7社を徹底調査しています。 [toc] そもそもAngularとは ここで、Angularとは何かを見てみましょう。 Angularとは何か Angularとは、Googleとコミュニティによって開発された、Webシステム開発のフレームワークです。初版は2009年に公開され、現在は6.0.7が最新版です。元々はAngularJSという名称だったのですが、2016年に出たバージョン2系で大幅に改善されており、その際に名称もJSが取れてAngularになりました。 Reactも、元々はReact.jsという名称でしたが、今ではjsが取れて無くなりました。それと同じ流れですね。 開発言語は、JavaScriptを使うことも可能ですが、TypeScriptを使うことも可能で、むしろTypeScriptが推奨されています。 TypeScriptとは何か TypeScriptとは何かを軽く触れておきましょう。 TypeScriptとは、Microsoftによって開発された、JavaScriptの拡張言語です。JavaScriptの欠点を補うのと同時に、さまざまな違いがあります。以下がその例です。 変数の型宣言 型推論 ジェネリック タプル型 乱暴な言い方をすれば、JavaScriptにもっと他の開発言語の特徴を取り入れて、大規模開発を可能にしたもの、ともいえます。 TypeScriptはJavaScriptの完全互換(スーパーセット)なので、TypeScript環境でJavaScriptを記述しても境目なしに動きます。これが、AngularはTypeScriptまたはJavaScriptで開発可能といわれるゆえんです。 フロント開発に強い Angularは、フロント開発に威力を発揮します。つまり、サーバーサイドはNode.jsやSpringなどの言語やフレームワークで作り、フロント(またはクライアントサイド)はAngularで作成する、というパターンが多く採用されています。 それもそのはず、WebAPIとしてURLとパラメータ、アクセスするHTTPメソッドが何かがはっきりしていれば、サーバーサイドは何を使って構築しても問題はないのです。サーバーサイドに強い言語やフレームワーク、クライアントサイドに強いAngular、と分担するのが自然な考えでしょう。 SPAの開発も得意 AngularはSPAの開発にも威力を発揮します。Angularの案件で、具体的にSPAというキーワードが出てくることがあります。 SPAとは「Single Page Application」の略で、細かな単位で逐一DBへアクセスするのではなく、大きなページを一度に読み込んでしまい、ページ遷移をしたと見せかけて、実は画面の位置遷移だけだった、という技術です。 SPAは画面遷移やDBへのアクセスがない分、高速な動作やリッチなUIが実現できます。 双方向バインディング 双方向バインディングも大きな特徴です。 JavaScriptやその他のフレームワークなどでは、画面中の値の取得や、言語側での演算結果を画面へ反映するのにとても苦労します。getElementBy...やsetElementBy...を散々書いてきた方もおられるでしょう。 ところが、Angularで開発した画面は、コンポーネント側の値の変更と同時に画面の値も自動的に変更されます。画面への値の反映や画面からの値の取得に気を使わなくて済む、これはとても大きいメリットですね。 Angularエンジニアの仕事内容 もちろん、Angular自体がWebシステム開発フレームワークなので、Webシステム開発がメインです。特にフロント周りが多くなります。 案件情報をもとに、Angularは具体的にどんな業種で使われているのかをピックアップしてみましょう。 翻訳アプリ/月額制ファッションレンタルサービス/大手Webサービス会社の決済サービス/大手鉄道会社のスマホアプ Angularの案件はSIer(エスアイアー)的な仕事、つまり大手の受託開発が多い中、自社開発案件も多いのです。これがAngularの大きな特徴です。 Angularエンジニアの働き方 Angularは、自社開発のプロダクトやサービスを開発する企業が多く採用しています。これはどういうことなのか考えてみましょう。 さほどUIにこだわらなければ、他の開発言語やJavaScript系フレームワークで十分開発できます。むしろAngularを採用すると、技術的ハードルが上がったり、Angularの開発ノウハウ不足に悩むことになります。 ところが、あえてAngularを採用するということは、それほどUIが複雑か、仕様上の要件が厳しいか、一般ユーザーへのUIに高いこだわりがあるかのいずれかです。つまり、社内システムや決まりきったUIのシステムでAngularが採用されることは少ないのです。 よって、自社プロダクトや自社サービス、かつ複雑なフロント周りの開発がメインとなります。 Angular案件は今後減少する?増加する? 初版公開から現在までの、Googleにおける検索数の推移を見てみましょう。 ご覧のとおり、一部低迷していた時期があるものの、年単位の推移で見ると一定して上がり調子です。 既存のJavaScript系フレームワークの人気や、Angularと似た、またはAngularより優れたまだ見ぬフレームワークの出現など、未知数の要素はたくさんあります。それらが今の時点で何ともいえないものの、過去の推移からして今後も人気が続くといえるでしょう。 その人気を受けて、今後も案件数も上昇してくることが予想されます。 Angularのフリーランス求人案件トレンド Angularの求人案件における、単価相場を調査しました。Webシステム開発の相場と大きく離れてはいないようです。 実務未経験 スクールにすら通っていないというような「完全未経験」では、残念ながら案件を獲得するのは難しいです。調査した結果、完全未経験可という案件はほとんど見られませんでした。そんな中、完全未経験の方が案件獲得するのはほぼ不可能ということになります。 特に、AngularはTypeScriptやRxJsといった複雑な概念を理解したり、テストコードを書くのがIT技術者の中でも困難と言われています。Angularは多機能なのですが、未経験だけでなく初心者にも厳しいフレームワークといえます。 実務経験半年 350万円(週5勤務) 実務経験1年間 400万円(週5勤務) 実務経験2年間 450万円(週5勤務) 実務経験3年間以上 600万円(週5勤務) 実務経験5年間以上 800万円(週5勤務) Angular案件で年収・収入を上げるポイント Angular技術者が収入をあげるには、どのようにすればよいか考えてみましょう。 サーバーサイドもたまには見る Angularの、というよりAngular案件の特徴は、フロントとサーバーサイドを切り分けている現場が多いことです。サーバーサイドは、要はWebAPIを作れれば何を使っても構いません。それこそ、JavaやSpringであろうと、PHPやLaravelであろうと、RubyやRailsであろうと・・・何だってよいのです。 ここで1つ、周りのAngular技術者と横並びにならずに、一歩前へ出ましょう。サーバーサイドも視野に入れるのです。 どんな言語やフレームワークでも構いません。何か簡単なWebAPIを作りAngularで呼び出すという仕組みを作り、ポートフォリをとするのです。特に、WebAPIのURL設計は大事です。 きっとあなたの評価が変わることでしょう。 テストコードを書く Angularの単体テストコードを書けるようになりましょう。 どの言語にも単体テストツールというものがあります。例えばJavaではJUnit、RubyではRspec、などなど。そしてAngularにもテストツールがあります。しかし・・・Angularのテストコードは書くのが難しい、という声をよく聞きます。そうです、Junitやその他のテストツールと比べて、実際にAngularのテストコードは難しいのです。しかし、開発現場ではテストコードを書かないわけにはいきません。 ここで、Angularで開発できるだけでなく、Angularのテストコードまで書けるようになり、他のAngularプログラマより一歩前へ出ましょう。 フロントを極める 最近、JavaScriptまわりが賑やかです。 Angularと同時に以下すべてを使うことはありえませんが、jQueryやReact、Vue.jsなどなど、JavaScript系のフレームワークがバラエティに富んでいます。Angularつながりで、この際フロント周りを極めるために、他のフレームワークに目を向けてみましょう。 使えるフレームワークのレパートリーが多いに越したことはないし、そこまでできれば、立派な「フロントエンジニア」です。案件の選択の幅が広がると同時に、年収も上がるのはまちがい無いでしょう。 TypeScriptを極める これを機会に、ぜひTypeScriptを極めましょう。 実は、TypeScriptは他言語出身者、特にJava技術者にとっては似たような概念、見たことのある書式が多く、何となく組めてしまうことがあります。要は、何となく組めてしまうがゆえに、仕様を深く理解して使いこなさないことがあるのです。 しかし、どうせAngularを学習するなら、表層だけで終わらずにTypeScriptを、欲を言えばECMAScriptの仕様まで深く見て、今までの流れとこれからを見通してみましょう。 TypeScriptは、JavaScriptより大規模開発に向いています。また徐々にAngularならびにTypeScriptのシェアが広がっていくので、今のうちにTypeScrptを極めておいて、決して損はしません。 Angular案件で週2~3日常駐はあるの? 残念ながら、見当たりませんでした。 ほぼすべてが週5勤務の案件でした。ただし、大手SIerの定時出社・定時退社の週5勤務とは異なり、フレックスやスライド勤務(12〜21時)、家族会などの豊富な福利厚生が用意されている企業が多数ありました。 今後、政府主導の働き方改革を導入しやすい自社開発企業や若手企業が、多様な働き方を導入し始めて、Angularエンジニアにも好影響が出ることを期待しましょう。 Angular案件で在宅ってあるの? こちらも、ほぼ見当たりませんでした。 ただし、前述のようにフットワークの軽い若手企業が働きやすさを追求し、インターネット環境を活用(GitHubによるソースコード管理やSkypeやGoogleハングアウトを使ったオンラインの会議など)し、在宅での案件を公開するのは決して考えられないことではありません。 現在、このような案件を狙っている方は、こまめに求人をチェックするのがよいでしょう。 まとめ 本記事では、Angularを「求人案件」という観点から解説しました。AngularはJavaScript、React、jQueryと並んで採用数の多いフレームワークです。今から勉強する意味は十分あります。 これからAngularやプログラミングを学ぼうとする方は、ぜひ選択肢の一つに入れてください。また、現役のAngularエンジニアの方々は、この記事を参考にぜひ求人サイトを検索してみてくださいね!
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Laravel案件のイマがわかる!知って見つかる最適案件
システム開発において、開発言語だけですべてを開発すること、例えばPHPならPHP言語だけで全機能を作るといったことはしません。DB(データベース)へのアクセスや画面描画といった「仕様に関係しない共通機能」は何らかのフレームワークを使うのが普通です。 言語ごとに複数のフレームワークがあります。PHPにおいても、時代とともに隆盛に乗るフレームワークがあれば、逆にピークを過ぎて廃れるものもあるのです。 フリーランスへの転身や転職を予定している方、将来に不安を感じている方には、フレームワークはとても大きな問題ですよね。自分の使えるフレームワークの流行り度合いによって、選択できる案件の幅が変わるのですから! 本記事ではPHPのフレームワーク「Laravel」をピックアップして、Laravelを「求人案件」という観点で調査してみました。 本記事の執筆にあたっては、大手のIT転職サイト2社と、ポテパンを含むフリーランス・副業向けサイト5社の計7社を徹底調査しています。 [toc] そもそもLaravelとは Laravelはどのようなフレームワークなのか、見てみましょう。 そもそもLaravelとは Laravelは、PHPで開発されたWeb開発フレームワークです。最近のフレームワークと同じく、MVCアーキテクチャを採用しています。 マイクロソフトの.NETの開発に関わっていたTaylor Otwellが開発、初版は2011年6月に公開されました。最新版であるLaravel5.6は2018年2月に公開されています。 Laravelは、同じくPHPフレームワークであるSymfonyのコンポーネントを土台に構築されました。 最近のLaravelに対する注目度は高く、Googleの検索数で比較してもその人気は分かります。 その人気を受けて、インターネットを使ったオンラインのプログラミングスクールにおいて、PHPのフレームワークは大半のスクールがLaravelを採用しています。 ただ、人気はありますが、求人数・案件数で他のフレームワークと比較したところ、正直なところシェアはまだまだといった感じです。PHPフレームワークの老舗たちをしのぐほどには至っていません。特に、副業紹介サイトでは、Laralvelはほとんど登場しません(2018年7月現在)。 今後このトレンドが続き情報や書籍が充実してくると、徐々にLaravelのシェアが上昇してくるでしょう。すると、おのずと案件数や求人数・副業サイトでの登場数などが増えてくるはずです。 今後のLaravelの動向から目が離せません。 Laravelの特徴 Laravelは、他のPHPフレームワークが備えているものはたいてい備わっています。例えば、Eloquent ORMというO/RマッパーとDB定義変更のマイグレーション、Composerによるパッケージ管理、artisanコマンドでの操作、テンプレートエンジンであるbladeを使ったビューのコーディングなどなど・・・ 変わったところでいうと、Laravelの動作環境一式をそろえたVagrantの仮想環境「Laravel Homestead」が提供されているところや、LaracastsというLaravelの学習用有名動画サイト(有料かつ英語)があることです。細かなところでは、他のフレームワークとのちがいは多数ありますが、基本的には大きな違いはありません。いいかえれば、他のPHPフレームワークを使っている技術者なら、Laravelの習得は容易といえます。 Laravelエンジニアの仕事内容 もちろん、Webシステムがメインです。案件情報をもとに、Laravelは具体的にどんな業種で使われているのかをピックアップしてみましょう。 大型受託案件の開発、保守運用(機能追加、速度改善など)/二次元コンテンツダウンロード販売サイト/注文建築の総合アプリ/医療システム事業/学校向けマーケティング事業/R&D事業/子供向けWebアプリ/ソーシャルゲーム開発 Laravelの案件はSIer(エスアイアー)的な仕事、つまり大手の受託開発が多い中、自社開発案件も多いのです。これがLaravelの大きな特徴です。 Laravelエンジニアの働き方 自社開発案件が多い 先ほどご紹介した「Laravel案件は自社開発が多い」これがLaravelエンジニアに大きく影響を及ぼします。 例えば、SIerが大手他社から仕事を受注する、または大手他社に常駐して指示に従うといった受託案件・常駐案件では、常に発注者側の都合に合わせて仕事をすることなります。 納期は絶対で、発注者側の都合ではない開発サイド都合の納期遅れなど許されるはずがありません。つまり、どれだけ働き方改革が叫ばれようと、発注者の都合が絶対なのです。 受託案件・常駐案件では仕事を現場の外に持ち出すことなど基本的に許されず、普通に常駐してガッツリと週5勤務が基本です。よってリモート勤務も厳しいのです。 ところが自社開発、つまり自社で運営するサービス等をささえるWebシステムの開発となるとどうでしょうか? 納期遅れが悪影響を与えるのはあくまで自社のサービスのユーザーのみであり、他社に迷惑をかけるわけではありません。社内の評価が悪ければ、修正して公開するということが許されます。 つまり、自社が開発の中心となるので、働き方が他社からの影響を受けず比較的自由になるのです。 現に、先に触れた業種の調査をしていても、残業時間は月間20時間以内、ワークライフバランスの重視、といった個人の働き方を優先する文言をよく見かけました。 若い企業が採用している 超大手や古くから継続しているビジネスを手がける企業は、早い段階でシステムをWeb化しました。その時代はJavaとJavaフレームワーク(Struts)しか選択肢がなかったのです。ところが比較的若い企業は、時代的に言語やフレームワークの選択肢が十分にありました。 若い企業は、どうしても重厚になりがちなJavaをあえて選択せず、軽量・変更が容易といった特徴を持つPHPやRubyを選択することができたのです。 Laravelもその流れの渦中にあり、比較的若い企業がLaravelを採用しています。そもそもLaravel自体が2011年に初版が出たので、当たり前といえば当たり前ですよね。 結局、先に触れた結論と同じことをもう一度お伝えします。Laravelは比較的若い企業が採用しています。若い企業はしがらみや年功序列が少なく、慣例に縛られない、いわゆる「個人」を重視した働き方が多いのです。 Laravel案件は今後減少する?増加する? 今後の案件数の推移は、正直なところ微妙です。 各サイトを調査した結果から見ると、PHPフレームワークの案件数ではCakePHPの案件数が一番多く、その次にFuelPHP、Symfonyと続きます。最近急速に伸びてきたLaravelの伸びは今一つです。どのサイトでも同じような傾向が出ました。 結局、どのフレームワークも大きく伸びたり衰退したり、といった要素がないのです。ということは、Laravelの需要は当面安定しているといえるでしょう。 Laravelのフリーランス求人案件トレンド Laravelの求人案件における、単価相場を調査しました。Webシステム開発の相場と大きく離れてはいないようです。 実務未経験 スクールにすら通っていないというような「完全未経験」では、残念ながら案件を獲得するのは難しいです。調査した結果、完全未経験可という案件はほとんど見られませんでした。そんな中、完全未経験の方が案件獲得するのはほぼ不可能ということになります。 実務経験半年 350万円(週5勤務) 実務経験1年間 400万円(週5勤務) 実務経験2年間 450万円(週5勤務) 実務経験3年間以上 600万円(週5勤務) 実務経験5年間以上 800万円(週5勤務) Laravel案件で年収・収入を上げるポイント フレームワークのマルチリンガルを目指す Laravelの案件は、Laravel以外のフレームワークが併記されていることが多いのです。例えば、LaravelとCakePHPや、LaravelとFuelPHPなどです。 つまり、Laravelをマスターしたのなら、別のPHPフレームワークにも目を向けてみましょう。何か特別なことをしなくてもよいのです。LaravelでPHPそのものの言語仕様とMVCフレームワークの考え方を押さえると、他のフレームワークとの相違点がよく分かります。 その気になれば複数のフレームワークを習得することだって比較的容易です。 DBの知識は必須 PHPという言語自体がそうなのですが、DB(データベース)、特にMySQLとの相性が良いのです。案件情報の多くにMySQLという単語が併記されていることが多くあるのも、それが理由です。 また1つのWebシステムがDBなしで成立することなどほぼありえません。フレームワークを習得した、イコールDBの知識も最低限はある、と見られることがよくあります。したがって「Laravelは分かりますけど、DBは分かりません」というのは残念な回答です。いくら直接関係がないとはいえDBをよく理解していないと、使えるLaravelエンジニアとはいえないのです。 よって、Laravelの習得とともにDBの学習もしましょう。 フロントエンジニア的な技術も習得 Laravelを使うということは、フロント周り(つまりユーザーが直接触れるUI部分)を開発することも多いということです。よって、リッチなUIを構築するために、JavaScriptだけでなく各種JavaScriptフレームワーク(jQueryやReact、Bootstrap)も習得するとよいでしょう。 フロント周りは技術の移り変わりも激しく、さまざまなツールやフレームワークが出てきます。常に最新状況をウォッチしておくことも大事ですよ! ビジネス、マネジメントスキルを養う Laravel案件は自社開発が多い、という特徴をもう一度思い出してください。 自社開発というくらいなので、自社がイニシアチブをとって開発を進めます。つまり開発だけやります、というわけにはいかないのです。案件の中には「自社ビジネスのマネージメントをお任せします」「マネージャー候補に」という、自社そのものへ貢献してください、といったものが多くあります。 エンジニアリング路線まっしぐらを目指したい、もちろんそれも一つです。しかし、自社開発にたずさわるのなら、ビジネス的ものの見方や、自社のビジネスをWebシステムに落とし込む要件定義や基本設計の力を持つと、仕事の幅がグッと広がり、収入増にも繋がります。 Laravel案件で週2~3日常駐はあるの? 残念ながら、見当たりませんでした。 ほぼすべてが週5勤務の案件でした。ただし、大手SIerの定時出社・定時退社の週5勤務とは異なり、フレックスやスライド勤務(12〜21時)、家族会などの豊富な福利厚生が用意されている企業が多数ありました。 今後、政府主導の働き方改革を導入しやすい自社開発企業や若手企業が、多様な働き方を導入し始めて、Laravelエンジニアにも好影響が出ることを期待しましょう。 Laravel案件で在宅ってあるの? こちらも、ほぼ見当たりませんでした。 ただし、前述のようにフットワークの軽い若手企業が働きやすさを追求し、インターネット環境を活用(GitHubによるソースコード管理やSkypeやGoogleハングアウトを使ったオンラインの会議など)し、在宅での案件を公開するのは決して考えられないことではありません。 現在、このような案件を狙っている方は、こまめに求人をチェックするのがよいでしょう。 まとめ 本記事では、Laravelを「求人案件」という観点から解説しました。Laravelは、FuelPHP、CakePHPと並んで採用数の多いフレームワークです。今から勉強する意味は十分あります。 これからPHPやプログラミングを学ぼうとする方は、ぜひ選択肢の一つに入れてください。また、現役のLaravelエンジニアの方々は、この記事を参考にぜひ求人サイトを検索してみてくださいね!
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CodeIgniter案件のイマがわかる!知って見つかる最適案件
システム開発において、開発言語だけですべてを開発すること、例えばPHPならPHP言語だけで全機能を作るといったことはしません。DB(データベース)へのアクセスや画面描画といった「仕様に関係しない共通機能」は何らかのフレームワークを使うのが普通です。 言語ごとに複数のフレームワークがあります。PHPにおいても、時代とともに隆盛に乗るフレームワークがあれば、逆にピークを過ぎて廃れるものもあるのです。 フリーランスへの転身や転職を予定している方、将来に不安を感じている方には、フレームワークはとても大きな問題ですよね。自分の使えるフレームワークの流行り度合いによって、選択できる案件の幅が変わるのですから! 本記事ではPHPのフレームワーク「CodeIgniter」をピックアップして、CodeIgniterを「求人案件」という観点で調査してみました。 本記事の執筆にあたっては、大手のIT転職サイト2社と、ポテパンを含むフリーランス・副業向けサイト5社の計7社を徹底調査しています。 [toc] そもそもCodeIgniterとは CodeIgniterはどのようなフレームワークなのか、見てみましょう。 そもそもCodeIgniterとは CodeIgniterは、PHPで開発されたWeb開発フレームワークです。Ruby on Railsの影響を受けており、高速開発ができることが特徴です。また、最近のフレームワークと同じく、MVCアーキテクチャを採用しています。 初版は、2006年2月に公開されました。最新版であるCodeIgniter3.1.8は2018年3月に公開されています。 CodeIgniterの特徴 CodeIgniterは、導入がとにかく簡単!公式サイトからZipファイルをダウンロードして解凍して、わずかな設定をするだけで動きます。 CodeIgniterは、テンプレートエンジンを必要としません。もちろんオプションでテンプレートパーサーを導入できますが、必須ではありません。テンプレートエンジンが不要ということは、そのテンプレート独自の書式を覚える必要がないばかりか、いわゆる「素のPHP」であり、テンプレートを解釈するステップがないので高速です。 ライブラリも豊富で、Eメール送信や画像処理ライブラリ(一部ImageMagicもサポート)、エラーロギングやZip圧縮、ユニットテスト用ライブラリ、変わりダネではベンチマーククラスを使ってレスポンスの計測ができます。 その他、CodeIgniterはヘルパー(いわゆる関数)が充実しています。例えば、配列ヘルパーやCookieヘルパー、日付ヘルパーなどなど多数です。 また、他のPHPフレームワークと比較して、公式ホームページに日本語の情報が数多くあるのがとてもうれしいです。 基本の状態でも十分ですが、ライブラリやヘルパーを導入することにより、初心者から玄人までが納得できる、それがCodeIgniterなのです。 CodeIgniterエンジニアの仕事内容 もちろん、Webシステムがメインです。 案件情報をもとに、CodeIgniterは具体的にどんな業種で使われているのかをピックアップしてみましょう。 大型受託案件の開発、保守運用(機能追加、速度改善など)/二次元コンテンツダウンロード販売サイト/注文建築の総合アプリ/医療システム事業/学校向けマーケティング事業/R&D事業/子供向けWebアプリ/ソーシャルゲーム開発 CodeIgniterの案件はSIer(エスアイアー)的な仕事、つまり大手の受託開発が多い中、自社開発案件も多いのです。これがCodeIgniterの大きな特徴です。 CodeIgniterエンジニアの働き方 自社開発案件が多い 先ほどご紹介した「CodeIgniter案件は自社開発が多い」これがCodeIgniterエンジニアに大きく影響を及ぼします。 例えば、SIerが大手他社から仕事を受注する、または大手他社に常駐して指示に従うといった受託案件・常駐案件では、常に発注者側の都合に合わせて仕事をすることなります。 納期は絶対で、発注者側の都合ではない開発サイド都合の納期遅れなど許されるはずがありません。つまり、どれだけ働き方改革が叫ばれようと、発注者の都合が絶対なのです。 受託案件・常駐案件では仕事を現場の外に持ち出すことなど基本的に許されず、普通に常駐してガッツリと週5勤務が基本です。よってリモート勤務も厳しいのです。 ところが自社開発、つまり自社で運営するサービス等をささえるWebシステムの開発となるとどうでしょうか? 納期遅れが悪影響を与えるのはあくまで自社のサービスのユーザーのみであり、他社に迷惑をかけるわけではありません。社内の評価が悪ければ、修正して公開するということが許されます。 つまり、自社が開発の中心となるので、働き方が他社からの影響を受けず比較的自由になるのです。 現に、先に触れた業種の調査をしていても、残業時間は月間20時間以内、ワークライフバランスの重視、といった個人の働き方を優先する文言をよく見かけました。 若い企業が採用している 超大手や古くから継続しているビジネスを手がける企業は、早い段階でシステムをWeb化しました。その時代はJavaとJavaフレームワーク(Struts)しか選択肢がなかったのです。ところが比較的若い企業は、時代的に言語やフレームワークの選択肢が十分にありました。 若い企業は、どうしても重厚になりがちなJavaをあえて選択せず、軽量・変更が容易といった特徴を持つPHPやRubyを選択することができたのです。 CodeIgniterもその流れの渦中にあり、比較的若い企業がCodeIgniterを採用しています。そもそもCodeIgniter自体が2008年に初版が出たので、当たり前といえば当たり前ですよね。 結局、先に触れた結論と同じことをもう一度お伝えします。CodeIgniterは比較的若い企業が採用しています。若い企業はしがらみや年功序列が少なく、慣例に縛られない、いわゆる「個人」を重視した働き方が多いのです。 CodeIgniter案件は今後減少する?増加する? 今後の案件数の推移は、正直なところ微妙です。 各サイトを調査した結果から見ると、PHPフレームワークの案件数ではCakePHPの案件数が一番多く、その次にFuelPHP、Symfonyと続きます。最近急速に伸びてきたLaravelの伸びは今一つです。どのサイトでも同じような傾向が出ました。 結局、どのフレームワークも大きく伸びたり衰退したり、といった要素がないのです。ということは、CodeIgniterの需要は当面安定しているといえるでしょう。 CodeIgniterのフリーランス求人案件トレンド CodeIgniterの求人案件における、単価相場を調査しました。Webシステム開発の相場と大きく離れてはいないようです。 実務未経験 スクールにすら通っていないというような「完全未経験」では、残念ながら案件を獲得するのは難しいです。調査した結果、完全未経験可という案件はほとんど見られませんでした。そんな中、完全未経験の方が案件獲得するのはほぼ不可能ということになります。 実務経験半年 350万円(週5勤務) 実務経験1年間 400万円(週5勤務) 実務経験2年間 450万円(週5勤務) 実務経験3年間以上 600万円(週5勤務) 実務経験5年間以上 800万円(週5勤務) CodeIgniter案件で年収・収入を上げるポイント フレームワークのマルチリンガルを目指す CodeIgniterの案件は、CodeIgniter以外のフレームワークが併記されていることが多いのです。例えば、CodeIgniterとCakePHPや、CodeIgniterとFuelPHPなどです。 つまり、CodeIgniterをマスターしたのなら、別のPHPフレームワークにも目を向けてみましょう。何か特別なことをしなくてもよいのです。CodeIgniterでPHPそのものの言語仕様とMVCフレームワークの考え方を押さえると、他のフレームワークとの相違点がよく分かります。 その気になれば複数のフレームワークを習得することだって比較的容易です。 DBの知識は必須 PHPという言語自体がそうなのですが、DB(データベース)、特にMySQLとの相性が良いのです。案件情報の多くにMySQLという単語が併記されていることが多くあるのも、それが理由です。 また1つのWebシステムがDBなしで成立することなどほぼありえません。フレームワークを習得した、イコールDBの知識も最低限はある、と見られることがよくあります。したがって「CodeIgniterは分かりますけど、DBは分かりません」というのは残念な回答です。いくら直接関係がないとはいえDBをよく理解していないと、使えるCodeIgniterエンジニアとはいえないのです。 よって、CodeIgniterの習得とともにDBの学習もしましょう。 フロントエンジニア的な技術も習得 CodeIgniterを使うということは、フロント周り(つまりユーザーが直接触れるUI部分)を開発することも多いということです。よって、リッチなUIを構築するために、JavaScriptだけでなく各種JavaScriptフレームワーク(jQueryやReact、Bootstrap)も習得するとよいでしょう。 フロント周りは技術の移り変わりも激しく、さまざまなツールやフレームワークが出てきます。常に最新状況をウォッチしておくことも大事ですよ! ビジネス、マネジメントスキルを養う CodeIgniter案件は自社開発が多い、という特徴をもう一度思い出してください。 自社開発というくらいなので、自社がイニシアチブをとって開発を進めます。つまり開発だけやります、というわけにはいかないのです。案件の中には「自社ビジネスのマネージメントをお任せします」「マネージャー候補に」という、自社そのものへ貢献してください、といったものが多くあります。 エンジニアリング路線まっしぐらを目指したい、もちろんそれも一つです。しかし、自社開発にたずさわるのなら、ビジネス的ものの見方や、自社のビジネスをWebシステムに落とし込む要件定義や基本設計の力を持つと、仕事の幅がグッと広がり、収入増にも繋がります。 CodeIgniter案件で週2~3日常駐はあるの? 残念ながら、見当たりませんでした。 ほぼすべてが週5勤務の案件でした。ただし、大手SIerの定時出社・定時退社の週5勤務とは異なり、フレックスやスライド勤務(12〜21時)、家族会などの豊富な福利厚生が用意されている企業が多数ありました。今後、政府主導の働き方改革を導入しやすい自社開発企業が、多様な働き方を導入し始めて、CodeIgniterエンジニアにも好影響が出ることを期待しましょう。 CodeIgniter案件で在宅ってあるの? こちらも、ほぼ見当たりませんでした。 ただ救いなのは、FuelPHPやCakePHPには及ばないものの、CodeIgniterは副業案件でヒットします。副業案件だけで生計を立てるのは厳しいとしても、副業案件を獲得するのは容易なようです。特に副業案件で多かったのは、既存システムの一部改修といった案件です。 副業案件の概要をピックアップしてみましょう。 既存システムの修正/飲食店サイトのスクレイピング/大手企業SNSアプリ改修/サロンの予約システム 一瞬、難しそうと感じてしまいます。しかし実は、これらの多くは既存システムの修正で、かつ時給2000〜3000円前後または固定で10,000円〜20,000円です。 このような軽めの副業案件をゲットして、ついでにソースを丸ごと入手して勉強し、スキルアップを図るのも一つかもしれません。 まとめ 本記事では、CodeIgniterを「求人案件」という観点から解説しました。CodeIgniterは、FuelPHP、CakePHPと並んで採用数の多いフレームワークです。今から勉強する意味は十分あります。 これからPHPやプログラミングを学ぼうとする方は、ぜひ選択肢の一つに入れてください。また、現役のCodeIgniterエンジニアの方々は、この記事を参考にぜひ求人サイトを検索してみてくださいね!
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Symfony案件のイマがわかる!知って見つかる最適案件
システム開発において、開発言語だけですべてを開発すること、例えばPHPならPHP言語だけで全機能を作るといったことはしません。DB(データベース)へのアクセスや画面描画といった「仕様に関係しない共通機能」は何らかのフレームワークを使うのが普通です。 言語ごとに複数のフレームワークがあります。PHPにおいても、時代とともに隆盛に乗るフレームワークがあれば、逆にピークを過ぎて廃れるものもあるのです。 フリーランスへの転身や転職を予定している方、将来に不安を感じている方には、フレームワークはとても大きな問題ですよね。自分の使えるフレームワークの流行り度合いによって、選択できる案件の幅が変わるのですから! 本記事ではPHPのフレームワーク「Symfony」をピックアップして、Symfonyを「求人案件」という観点で調査してみました。 本記事の執筆にあたっては、大手のIT転職サイト2社と、ポテパンを含むフリーランス・副業向けサイト5社の計7社を徹底調査しています。 [toc] そもそもSymfonyとは Symfonyはどのようなフレームワークなのか、見てみましょう。ちなみに、私たちが一般的に口にする言葉であるシンフォニーは、英語ではSymphonyとつづります。 そもそもSymfonyとは Symfonyとは、SensioLabsが開発する、PHP5ベースのWebシステム開発フレームワークです。 SensioLabsとは、フランスに本社を置く企業です。SymfonyはもともとSensioFrameworkという名称で開発が進んでいましたが、SensioLabsが途中でOSS化することを決定しました。 SensioFrameworkの略称としてsf、そしてSymfonyも略称としてsf、ということで大きな問題にならないということから、Symfonyと名称が改められました。現に、多くのクラスや定数の接頭辞は「sf」です。 2018年度のSymfonyオフィシャルカンファレンスは、ロンドン、ベルリン、リスボン、アメリカで開催されます。やはりというか、どちらかというとヨーロッパが中心です。 公式ホームページによると、社名であるSensioという単語は、スペイン語でシンプル(simple)という意味を持つ「sencillo」が語源とのことです。 Symfonyの初版バージョンである1.0が発表されたのが2007年です。2018年時点の最新バージョンは4.1です。 Symfonyフレームワークの特徴 Symfonyは、他のPHPフレームワークと同様にMVCをベースとしたフレームワークです。Symfonyは、豊富なコンポーネントをもつのが特徴です。例えば、以下のようなものです。 The Config Component アプリケーションの設定を管理するコンポーネントです。Symfonyはほとんどすべての設定を開発者にゆだねており、開発者は自由に環境を構築できます。設定はXMLやYAMLといった物理ファイルだけでなく、DBから設定を呼び出すことも可能です。 The Debug ComponentPHPでの一般的なデバッガとは別に、Symfonyが独自にデバッガを用意しています。Symfony内のコンポーネントとして提供されるので、一括管理がしやすいですね。 The DomCrawler Component なんとWebクローラーをコンポーネントとして提供されています!外部のコンポーネントを使わずクローリングできるとは素晴らしいですね。The Ldap Component LDAP認証用のコンポーネントです。どのアプリでも必ず悩むのが認証です。メジャーなLDAP認証がコンポーネントとして提供されています。 上記以外、ワークフローやファイルシステム管理などなど、多数のコンポーネントが提供されています。それらがcomposerの管理下で導入できるので、導入や管理がとても手軽にできます。 開発のIDEは、PHPStormやIntelliJといったJetBrains社製のツールが多く使われています。JetBrainsからSymfony用のプラグインも公開されていることから、JetBrains社のツールを使うと、何かとメリットがあるかもしれません。 Symfonyエンジニアの仕事内容 もちろん、Webシステムがメインです。 案件情報をもとに、Symfonyは具体的にどんな業種で使われているのかをピックアップしてみましょう。 大型受託案件の開発、保守運用(機能追加、速度改善など)/二次元コンテンツダウンロード販売サイト/注文建築の総合アプリ/医療システム事業/学校向けマーケティング事業/R&D事業/子供向けWebアプリ/ソーシャルゲーム開発 Symfonyの案件はSIer(エスアイアー)的な仕事、つまり大手の受託開発が多い中、自社開発案件も多いのです。これがSymfonyの大きな特徴です。 Symfonyエンジニアの働き方 自社開発案件が多い 先ほどご紹介した「Symfony案件は自社開発が多い」これがSymfonyエンジニアに大きく影響を及ぼします。 例えば、SIerが大手他社から仕事を受注する、または大手他社に常駐して指示に従うといった受託案件・常駐案件では、常に発注者側の都合に合わせて仕事をすることなります。 納期は絶対で、発注者側の都合ではない開発サイド都合の納期遅れなど許されるはずがありません。つまり、どれだけ働き方改革が叫ばれようと、発注者の都合が絶対なのです。 受託案件・常駐案件では仕事を現場の外に持ち出すことなど基本的に許されず、普通に常駐してガッツリと週5勤務が基本です。よってリモート勤務も厳しいのです。 ところが自社開発、つまり自社で運営するサービス等をささえるWebシステムの開発となるとどうでしょうか? 納期遅れが悪影響を与えるのはあくまで自社のサービスのユーザーのみであり、他社に迷惑をかけるわけではありません。社内の評価が悪ければ、修正して公開するということが許されます。 つまり、自社が開発の中心となるので、働き方が他社からの影響を受けず比較的自由になるのです。 現に、先に触れた業種の調査をしていても、残業時間は月間20時間以内、ワークライフバランスの重視、といった個人の働き方を優先する文言をよく見かけました。 若い企業が採用している 超大手や古くから継続しているビジネスを手がける企業は、早い段階でシステムをWeb化しました。その時代はJavaとJavaフレームワーク(Struts)しか選択肢がなかったのです。ところが比較的若い企業は、時代的に言語やフレームワークの選択肢が十分にありました。 若い企業は、どうしても重厚になりがちなJavaをあえて選択せず、軽量・変更が容易といった特徴を持つPHPやRubyを選択することができたのです。 Symfonyもその流れの渦中にあり、比較的若い企業がSymfonyを採用しています。そもそもSymfony自体が2007年に初版が出たので、当たり前といえば当たり前ですよね。 結局、先に触れた結論と同じことをもう一度お伝えします。Symfonyは比較的若い企業が採用しています。若い企業はしがらみや年功序列が少なく、慣例に縛られない、いわゆる「個人」を重視した働き方が多いのです。 Symfony案件は今後減少する?増加する? 今後の案件数の推移は、正直なところ微妙です。 各サイトを調査した結果から見ると、PHPフレームワークの案件数ではCakePHPの案件数が一番多く、その次にFuelPHP、Symfonyと続きます。最近急速に伸びてきたLaravelの伸びは今一つです。どのサイトでも同じような傾向が出ました。 結局、どのフレームワークも大きく伸びたり衰退したり、といった要素がないのです。ということは、Symfonyの需要は当面安定しているといえるでしょう。 Symfonyのフリーランス求人案件トレンド Symfonyの求人案件における、単価相場を調査しました。Webシステム開発の相場と大きく離れてはいないようです。 実務未経験 スクールにすら通っていないというような「完全未経験」では、残念ながら案件を獲得するのは難しいです。調査した結果、完全未経験可という案件はほとんど見られませんでした。そんな中、完全未経験の方が案件獲得するのはほぼ不可能ということになります。 実務経験半年 350万円(週5勤務) 実務経験1年間 400万円(週5勤務) 実務経験2年間 450万円(週5勤務) 実務経験3年間以上 600万円(週5勤務) 実務経験5年間以上 800万円(週5勤務) Symfony案件で年収・収入を上げるポイント フレームワークのマルチリンガルを目指す Symfonyの案件は、Symfony以外のフレームワークが併記されていることが多いのです。例えば、SymfonyとCodeIgniterや、SymfonyとFuelPHPなどです。 つまり、Symfonyをマスターしたのなら、別のPHPフレームワークにも目を向けてみましょう。何か特別なことをしなくてもよいのです。SymfonyでPHPそのものの言語仕様とMVCフレームワークの考え方を押さえると、他のフレームワークとの相違点がよく分かります。 その気になれば複数のフレームワークを習得することだって比較的容易です。 DBの知識は必須 PHPという言語自体がそうなのですが、DB(データベース)、特にMySQLとの相性が良いのです。案件情報の多くにMySQLという単語が併記されていることが多くあるのも、それが理由です。 また1つのWebシステムがDBなしで成立することなどほぼありえません。フレームワークを習得した、イコールDBの知識も最低限はある、と見られることがよくあります。したがって「Symfonyは分かりますけど、DBは分かりません」というのは残念な回答です。いくら直接関係がないとはいえDBをよく理解していないと、使えるSymfonyエンジニアとはいえないのです。 よって、Symfonyの習得とともにDBの学習もしましょう。 フロントエンジニア的な技術も習得 Symfonyを使うということは、フロント周り(つまりユーザーが直接触れるUI部分)を開発することも多いということです。よって、リッチなUIを構築するために、JavaScriptだけでなく各種JavaScriptフレームワーク(jQueryやReact、Bootstrap)も習得するとよいでしょう。 フロント周りは技術の移り変わりも激しく、さまざまなツールやフレームワークが出てきます。常に最新状況をウォッチしておくことも大事ですよ! ビジネス、マネジメントスキルを養う Symfony案件は自社開発が多い、という特徴をもう一度思い出してください。 自社開発というくらいなので、自社がイニシアチブをとって開発を進めます。つまり開発だけやります、というわけにはいかないのです。案件の中には「自社ビジネスのマネージメントをお任せします」「マネージャー候補に」という、自社そのものへ貢献してください、といったものが多くあります。 エンジニアリング路線まっしぐらを目指したい、もちろんそれも一つです。しかし、自社開発にたずさわるのなら、ビジネス的ものの見方や、自社のビジネスをWebシステムに落とし込む要件定義や基本設計の力を持つと、仕事の幅がグッと広がり、収入増にも繋がります。 Symfony案件で週2~3日常駐はあるの? 残念ながら、見当たりませんでした。 ほぼすべてが週5勤務の案件でした。ただし、大手SIerの定時出社・定時退社の週5勤務とは異なり、フレックスやスライド勤務(12〜21時)、家族会などの豊富な福利厚生が用意されている企業が多数ありました。 今後、政府主導の働き方改革を導入しやすい自社開発企業が、多様な働き方を導入し始めて、Symfonyエンジニアにも好影響が出ることを期待しましょう。 Symfony案件で在宅ってあるの? こちらも、ほぼ見当たりませんでした。 ただ救いなのは、Symfonyは副業案件で多くヒットします。副業案件だけで生計を立てるのは厳しいとしても、副業案件を獲得するのは容易なようです。特に副業案件で多かったのは、既存システムの一部改修といった案件です。 副業案件の概要をピックアップしてみましょう。 既存システムの修正/キャンピングカー専門検索サイトの改修/大手企業SNSアプリ改修/インテリアECのサーバーサイド 一瞬、難しそうと感じてしまいます。しかし実は、これらの多くは既存システムの修正で、かつ時給2000〜3000円前後または固定で10,000円〜20,000円です。 このような軽めの副業案件をゲットして、ついでにソースを丸ごと入手して勉強し、スキルアップを図るのも一つかもしれません。 まとめ 本記事では、Symfonyを「求人案件」という観点から解説しました。Symfonyは、FuelPHP、CakePHPと並んで採用数の多いフレームワークです。今から勉強する意味は十分あります。 これからPHPやプログラミングを学ぼうとする方は、ぜひ選択肢の一つに入れてください。また、現役のSymfonyエンジニアの方々は、この記事を参考にぜひ求人サイトを検索してみてくださいね!
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CakePHP案件のイマがわかる!知って見つかる最適案件
システム開発において、開発言語だけですべてを開発すること、例えばPHPならPHP言語だけで全機能を作るといったことはしません。DB(データベース)へのアクセスや画面描画といった「仕様に関係しない共通機能」は何らかのフレームワークを使うのが普通です。 言語ごとに複数のフレームワークがあります。PHPにおいても、時代とともに隆盛に乗るフレームワークがあれば、逆にピークを過ぎて廃れるものもあるのです。 フリーランスへの転身や転職を予定している方、将来に不安を感じている方には、フレームワークはとても大きな問題ですよね。自分の使えるフレームワークの流行り度合いによって、選択できる案件の幅が変わるのですから! 本記事ではPHPのフレームワーク「CakePHP」をピックアップして、CakePHPを「求人案件」という観点で調査してみました。 本記事の執筆にあたっては、大手のIT転職サイト2社と、ポテパンを含むフリーランス・副業向けサイト5社の計7社を徹底調査しています。 [toc] そもそもCakePHPとは CakePHPはどのようなフレームワークなのか、見てみましょう。 そもそもCakePHPとは CakePHPは、PHPで開発されたWeb開発フレームワークです。Ruby on Railsの影響を受けており、高速開発ができることが特徴です。 初版であるCakePHP1.2は、2008年12月に公開されました。最新版であるCakePHP3.6は2018年4月に公開されています。他のPHPフレームワークと比較して、若干歴史の長いフレームワークです。 CakePHPと書いてはいますが「ケーキPHP」とは呼ばず「ケイクPHP」と呼ぶのが一般的です。 CakePHPの特徴 他のフレームワークと同様、MVCアーキテクチャを採用しています。 「設定より規約」というRailsで聞いたようなフレーズが、CakePHPでもその考えが踏襲されています。複雑な設定ファイルを作成するより、命名規則を厳密に守ることにより設定の手軽さを実現しています。 CakePHPには、ORマッパーが内臓されています。このマッパーを使ってシンプルなデータ操作はもちろんのこと、エンティティクラスの自動作成や入力値に対するバリデーション機能、SQLをすべて手で書く必要のないクエリビルダ、SQLインジェクション対策、とさまざまな機能を外部ツールを使わずに実装できます。 CakePHPの特徴はまだまだあります。 bakeというコマンドラインインターフェースがあります。プロジェクトの作成からモデルの作成まで、コマンドラインベースで操作できます。これがもし手作業なら、ファイルを新規追加して、決まったコードを入力して保存して・・・というのでは、手間もかかるし間違いも起こります。コマンドライン操作で大枠が可能というのは魅力的ですね。 その他、外部ツールを導入しなくとも、メール送信やデバッグ機能などがフレームワークのコンポーネントを追加するだけで実装可能です。ご紹介しきれなかった機能やツールはまだまだあります。CakePHPがよく使われる理由が分かりますね。 CakePHP自体がフロント周りまでを対応できるのですが、REST、つまりWebAPIの構築も可能です。使えば使うほど、その良さが分かるのがCakePHPなのです。 CakePHPエンジニアの仕事内容 もちろん、Webシステムがメインです。 案件情報をもとに、CakePHPは具体的にどんな業種で使われているのかをピックアップしてみましょう。 大型受託案件の開発、保守運用(機能追加、速度改善など)/二次元コンテンツダウンロード販売サイト/注文建築の総合アプリ/医療システム事業/学校向けマーケティング事業/R&D事業/子供向けWebアプリ/ソーシャルゲーム開発 CakePHPの案件はSIer(エスアイアー)的な仕事、つまり大手の受託開発が多い中、自社開発案件も多いのです。これがCakePHPの大きな特徴です。 CakePHPエンジニアの働き方 自社開発案件が多い 先ほどご紹介した「CakePHP案件は自社開発が多い」これがCakePHPエンジニアに大きく影響を及ぼします。 例えば、SIerが大手他社から仕事を受注する、または大手他社に常駐して指示に従うといった受託案件・常駐案件では、常に発注者側の都合に合わせて仕事をすることなります。 納期は絶対で、発注者側の都合ではない開発サイド都合の納期遅れなど許されるはずがありません。つまり、どれだけ働き方改革が叫ばれようと、発注者の都合が絶対なのです。 受託案件・常駐案件では仕事を現場の外に持ち出すことなど基本的に許されず、普通に常駐してガッツリと週5勤務が基本です。よってリモート勤務も厳しいのです。 ところが自社開発、つまり自社で運営するサービス等をささえるWebシステムの開発となるとどうでしょうか?納期遅れが悪影響を与えるのはあくまで自社のサービスのユーザーのみであり、他社に迷惑をかけるわけではありません。社内の評価が悪ければ、修正して公開するということが許されます。 つまり、自社が開発の中心となるので、働き方が他社からの影響を受けず比較的自由になるのです。 現に、先に触れた業種の調査をしていても、残業時間は月間20時間以内、ワークライフバランスの重視、といった個人の働き方を優先する文言をよく見かけました。 若い企業が採用している 超大手や古くから継続しているビジネスを手がける企業は、早い段階でシステムをWeb化しました。その時代はJavaとJavaフレームワーク(Struts)しか選択肢がなかったのです。ところが比較的若い企業は、時代的に言語やフレームワークの選択肢が十分にありました。 若い企業は、どうしても重厚になりがちなJavaをあえて選択せず、軽量・変更が容易といった特徴を持つPHPやRubyを選択することができたのです。 CakePHPもその流れの渦中にあり、比較的若い企業がCakePHPを採用しています。そもそもCakePHP自体が2008年に初版が出たので、当たり前といえば当たり前ですよね。結局、先に触れた結論と同じことをもう一度お伝えします。CakePHPは比較的若い企業が採用しています。若い企業はしがらみや年功序列が少なく、慣例に縛られない、いわゆる「個人」を重視した働き方が多いのです。 CakePHP案件は今後減少する?増加する? 今後の案件数の推移は、正直なところ微妙です。 各サイトを調査した結果から見ると、PHPフレームワークの案件数ではCakePHPの案件数が一番多く、その次にFuelPHP、Symfonyと続きます。最近急速に伸びてきたLaravelの伸びは今一つです。どのサイトでも同じような傾向が出ました。 結局、どのフレームワークも大きく伸びたり衰退したり、といった要素がないのです。ということは、CakePHPの需要は当面安定しているといえるでしょう。 CakePHPのフリーランス求人案件トレンド CakePHPの求人案件における、単価相場を調査しました。Webシステム開発の相場と大きく離れてはいないようです。 実務未経験 スクールにすら通っていないというような「完全未経験」では、残念ながら案件を獲得するのは難しいです。調査した結果、完全未経験可という案件はほとんど見られませんでした。そんな中、完全未経験の方が案件獲得するのはほぼ不可能ということになります。 実務経験半年 350万円(週5勤務) 実務経験1年間 400万円(週5勤務) 実務経験2年間 450万円(週5勤務) 実務経験3年間以上 600万円(週5勤務) 実務経験5年間以上 800万円(週5勤務) CakePHP案件で年収・収入を上げるポイント フレームワークのマルチリンガルを目指す CakePHPの案件は、CakePHP以外のフレームワークが併記されていることが多いのです。例えば、CakePHPとCodeIgniterや、CakePHPとFuelPHPなどです。 つまり、CakePHPをマスターしたのなら、別のPHPフレームワークにも目を向けてみましょう。何か特別なことをしなくてもよいのです。CakePHPでPHPそのものの言語仕様とMVCフレームワークの考え方を押さえると、他のフレームワークとの相違点がよく分かります。 その気になれば複数のフレームワークを習得することだって比較的容易です。 DBの知識は必須 PHPという言語自体がそうなのですが、DB(データベース)、特にMySQLとの相性が良いのです。案件情報の多くにMySQLという単語が併記されていることが多くあるのも、それが理由です。 また1つのWebシステムがDBなしで成立することなどほぼありえません。フレームワークを習得した、イコールDBの知識も最低限はある、と見られることがよくあります。したがって「CakePHPは分かりますけど、DBは分かりません」というのは残念な回答です。いくら直接関係がないとはいえDBをよく理解していないと、使えるCakePHPエンジニアとはいえないのです。 よって、CakePHPの習得とともにDBの学習もしましょう。 フロントエンジニア的な技術も習得 CakePHPを使うということは、フロント周り(つまりユーザーが直接触れるUI部分)を開発することも多いということです。よって、リッチなUIを構築するために、JavaScriptだけでなく各種JavaScriptフレームワーク(jQueryやReact、Bootstrap)も習得するとよいでしょう。 フロント周りは技術の移り変わりも激しく、さまざまなツールやフレームワークが出てきます。常に最新状況をウォッチしておくことも大事ですよ! ビジネス、マネジメントスキルを養う CakePHP案件は自社開発が多い、という特徴をもう一度思い出してください。 自社開発というくらいなので、自社がイニシアチブをとって開発を進めます。つまり開発だけやります、というわけにはいかないのです。案件の中には「自社ビジネスのマネージメントをお任せします」「マネージャー候補に」という、自社そのものへ貢献してください、といったものが多くあります。 エンジニアリング路線まっしぐらを目指したい、もちろんそれも一つです。しかし、自社開発にたずさわるのなら、ビジネス的ものの見方や、自社のビジネスをWebシステムに落とし込む要件定義や基本設計の力を持つと、仕事の幅がグッと広がり、収入増にも繋がります。 CakePHP案件で週2~3日常駐はあるの? 残念ながら、見当たりませんでした。ほぼすべてが週5勤務の案件でした。ただし、大手SIerの定時出社・定時退社の週5勤務とは異なり、フレックスやスライド勤務(12〜21時)、家族会などの豊富な福利厚生が用意されている企業が多数ありました。今後、政府主導の働き方改革を導入しやすい自社開発企業が、多様な働き方を導入し始めて、CakePHPエンジニアにも好影響が出ることを期待しましょう。 CakePHP案件で在宅ってあるの? こちらも、ほぼ見当たりませんでした。 ただ救いなのは、CakePHPは副業案件で多くヒットします。副業案件だけで生計を立てるのは厳しいとしても、副業案件を獲得するのは容易なようです。特に副業案件で多かったのは、既存システムの一部改修といった案件です。副業案件の概要をピックアップしてみましょう。 既存システムの修正/キャンピングカー専門検索サイトの改修/大手企業SNSアプリ改修/インテリアECのサーバーサイド 一瞬、難しそうと感じてしまいます。しかし実は、これらの多くは既存システムの修正で、かつ時給2000〜3000円前後または固定で10,000円〜20,000円です。 このような軽めの副業案件をゲットして、ついでにソースを丸ごと入手して勉強し、スキルアップを図るのも一つかもしれません。 まとめ 本記事では、CakePHPを「求人案件」という観点から解説しました。CakePHPは、FuelPHP、CodeIgniterと並んで採用数の多いフレームワークです。今から勉強する意味は十分あります。 これからPHPやプログラミングを学ぼうとする方は、ぜひ選択肢の一つに入れてください。また、現役のCakePHPエンジニアの方々は、この記事を参考にぜひ求人サイトを検索してみてくださいね!
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FuelPHP案件のイマがわかる!知って見つかる最適案件
システム開発において、開発言語だけですべてを開発すること、例えばPHPならPHP言語だけで全機能を作るといったことはしません。DB(データベース)へのアクセスや画面描画といった「仕様に関係しない共通機能」は何らかのフレームワークを使うのが普通です。 言語ごとに複数のフレームワークがあります。PHPにおいても、時代とともに隆盛に乗るフレームワークがあれば、逆にピークを過ぎて廃れるものもあるのです。 フリーランスへの転身や転職を予定している方、将来に不安を感じている方には、フレームワークはとても大きな問題ですよね。自分の使えるフレームワークの流行り度合いによって、選択できる案件の幅が変わるのですから! 本記事ではPHPのフレームワーク「FuelPHP」をピックアップして、FuelPHPを「求人案件」という観点で調査してみました。 本記事の執筆にあたっては、大手のIT転職サイト2社と、ポテパンを含むフリーランス・副業向けサイト5社の計7社を徹底調査しています。 そもそもFuelPHPとは FuelPHPとは、先発のPHPフレームワークであるCodeIgniterの開発者が中心になって開発された、PHP5ベースのフレームワークです。他のフレームワークのオイシイどころ取りしたフレームワークで、軽量であることが特徴です。 他のフレームワークと同じMVCフレームワークです。 FuelPHP開発プロジェクトは、2010年に始まりました。メジャーリリースの初版が2011年8月という、比較的若いフレームワークなのです。 FuelPHPの「哲学」 FuelPHPの開発姿勢というか、哲学についてホームページに掲載されています。少しだけのぞいて見ましょう。 FuelPHPフレームワークは、他のフレームワークと異なるアプローチ「コミュニティドリブン」という方式をとっています。つまりFuelPHP開発者サイドと利用者、という関係ではなく、FuelPHPを使う人それぞれが、開発に参加したり不具合を指摘してGitHubにてプルリクエストを投げたりしてよいのです。 こういった姿勢から、FuelPHPは、すでに300にものぼる開発者がソースコードをコミットしています。 FuelPHPの特徴 まずは導入の手軽さがあげられます。 導入するには3つの方法があります。1つめはクイックインストーラを使う方法。これはFuelPHP全体をOilパッケージというのですが、導入用に一部を抜粋したものです。 2つめはcomposerで導入する方法、3つめはGitHubからクローンする方法、4つめは(これが一番簡単かもしれませんが)公式ホームページからZipファイルをプロジェクト分丸ごとダウンロードする方法です。いずれにしても非常に簡単に導入できます。 次に他のフレームワークと際立った特徴としては、MVCだけでなくHMVCフレームワークの準拠、強力なOilコマンドインターフェース、MustacheやMarkdown、Hamlといった著名なテンプレートエンジンへの対応が挙げられます。 導入も簡単、軽量、それでいて玄人にも使いごたえのある、それがFuelPHPの特徴なのです。 FuelPHPエンジニアの仕事内容 もちろん、Webシステムがメインです。 そもそもPHPがWebシステム開発をメインとした言語なので、当然といえば当然ですが。案件情報をもとに、FuelPHPは具体的にどんな業種で使われているのかをピックアップしてみましょう。 大型受託案件の開発、保守運用(機能追加、速度改善など)/二次元コンテンツダウンロード販売サイト/注文建築の総合アプリ/医療システム事業/学校向けマーケティング事業/R&D事業/子供向けWebアプリ/ソーシャルゲーム開発 FuelPHPの案件はSIer(エスアイアー)的な仕事、つまり大手の受託開発が多い中、自社開発案件も多いのです。これがFuelPHPの大きな特徴です。 FuelPHPエンジニアの働き方 自社開発案件が多い 先ほどご紹介した「FuelPHP案件は自社開発が多い」これがFuelPHPエンジニアに大きく影響を及ぼします。 例えば、SIerが大手他社から仕事を受注する、または大手他社に常駐して指示に従うといった受託案件・常駐案件では、常に発注者側の都合に合わせて仕事をすることなります。 納期は絶対で、発注者側の都合ではない開発サイド都合の納期遅れなど許されるはずがありません。つまり、どれだけ働き方改革が叫ばれようと、発注者の都合が絶対なのです。 受託案件・常駐案件では仕事を現場の外に持ち出すことなど基本的に許されず、普通に常駐してガッツリと週5勤務が基本です。よってリモート勤務も厳しいのです。 ところが自社開発、つまり自社で運営するサービス等をささえるWebシステムの開発となるとどうでしょうか? 納期遅れが悪影響を与えるのはあくまで自社のサービスのユーザーのみであり、他社に迷惑をかけるわけではありません。社内の評価が悪ければ、修正して公開するということが許されます。 つまり、自社が開発の中心となるので、働き方が他社からの影響を受けず比較的自由になるのです。現に、先に触れた業種の調査をしていても、残業時間は月間20時間以内、ワークライフバランスの重視、といった個人の働き方を優先する文言をよく見かけました。 若い企業が採用している 超大手や古くから継続しているビジネスを手がける企業は、早い段階でシステムをWeb化しました。その時代はJavaとJavaフレームワーク(Struts)しか選択肢がなかったのです。ところが比較的若い企業は、時代的に言語やフレームワークの選択肢が十分にありました。若い企業は、どうしても重厚になりがちなJavaをあえて選択せず、軽量・変更が容易といった特徴を持つPHPやRubyを選択することができたのです。 FuelPHPもその流れの渦中にあり、比較的若い企業がFuelPHPを採用しています。そもそもFuelPHP自体が2011年に初版が出たので、当たり前といえば当たり前ですよね。 結局、先に触れた結論と同じことをもう一度お伝えします。FuelPHPは比較的若い企業が採用しています。若い企業はしがらみや年功序列が少なく、慣例に縛られない、いわゆる「個人」を重視した働き方が多いのです。 FuelPHP案件は今後減少する?増加する? 今後の案件数の推移は、正直なところ微妙です。 各サイトを調査した結果から見ると、PHPフレームワークの案件数ではCakePHPの案件数が一番多く、その次にFuelPHPが続きます。最近急速に伸びてきたLaravelの伸びは今一つです。どのサイトでも同じような傾向が出ました。 結局、どのフレームワークも大きく伸びたり衰退したり、といった要素がないのです。ということは、FuelPHPの需要は当面安定しているといえるでしょう。 FuelPHPのフリーランス求人案件トレンド FuelPHPの求人案件における、単価相場を調査しました。Webシステム開発の相場と大きく離れてはいないようです。 実務未経験 スクールにすら通っていないというような「完全未経験」では、残念ながら案件を獲得するのは難しいです。調査した結果、完全未経験可という案件はほとんど見られませんでした。そんな中、完全未経験の方が案件獲得するのはほぼ不可能ということになります。 実務経験半年 350万円(週5勤務) 実務経験1年間 400万円(週5勤務) 実務経験2年間 450万円(週5勤務) 実務経験3年間以上 600万円(週5勤務) 実務経験5年間以上 800万円(週5勤務) FuelPHP案件で年収・収入を上げるポイント フレームワークのマルチリンガルを目指す FuelPHPの案件は、FuelPHP以外のフレームワークが併記されていることが多いのです。例えば、FuelPHPとCodeIgniterや、FuelPHPとCakePHPなどです。 つまり、FuelPHPをマスターしたのなら、別のPHPフレームワークにも目を向けてみましょう。何か特別なことをしなくてもよいのです。FuelPHPでPHPそのものの言語仕様とMVCフレームワークの考え方を押さえると、他のフレームワークとの相違点がよく分かります。 その気になれば複数のフレームワークを習得することだって比較的容易です。 DBの知識は必須 PHPという言語自体がそうなのですが、DB(データベース)、特にMySQLとの相性が良いのです。案件情報の多くにMySQLという単語が併記されていることが多くあるのも、それが理由です。 また1つのWebシステムがDBなしで成立することなどほぼありえません。フレームワークを習得した、イコールDBの知識も最低限はある、と見られることがよくあります。したがって「FuelPHPは分かりますけど、DBは分かりません」というのは残念な回答です。いくら直接関係がないとはいえDBをよく理解していないと、使えるFuelPHPエンジニアとはいえないのです。 よって、FuelPHPの習得とともにDBの学習もしましょう。 フロントエンジニア的な技術も習得 FuelPHPを使うということは、フロント周り(つまりユーザーが直接触れるUI部分)を開発することも多いということです。よって、リッチなUIを構築するために、JavaScriptだけでなく各種JavaScriptフレームワーク(jQueryやReact、Bootstrap)も習得するとよいでしょう。 フロント周りは技術の移り変わりも激しく、さまざまなツールやフレームワークが出てきます。常に最新状況をウォッチしておくことも大事ですよ! ビジネス、マネジメントスキルを養う FuelPHP案件は自社開発が多い、という特徴をもう一度思い出してください。 自社開発というくらいなので、自社がイニシアチブをとって開発を進めます。つまり開発だけやります、というわけにはいかないのです。案件の中には「自社ビジネスのマネージメントをお任せします」「マネージャー候補に」という、自社そのものへ貢献してください、といったものが多くあります。 エンジニアリング路線まっしぐらを目指したい、もちろんそれも一つです。しかし、自社開発にたずさわるのなら、ビジネス的ものの見方や、自社のビジネスをWebシステムに落とし込む要件定義や基本設計の力を持つと、仕事の幅がグッと広がり、収入増にも繋がります。 FuelPHP案件で週2~3日常駐はあるの? 残念ながら、見当たりませんでした。 ほぼすべてが週5勤務の案件でした。ただし、大手SIerの定時出社・定時退社の週5勤務とは異なり、フレックスやスライド勤務(12〜21時)、家族会などの豊富な福利厚生が用意されている企業が多数ありました。 今後、政府主導の働き方改革を導入しやすい自社開発企業が、多様な働き方を導入し始めて、FuelPHPエンジニアにも好影響が出ることを期待しましょう。 FuelPHP案件で在宅ってあるの? こちらも、ほぼ見当たりませんでした。 ただ救いなのは、FuelPHPは副業案件で多くヒットします。副業案件だけで生計を立てるのは厳しいとしても、副業案件を獲得するのは容易なようです。特に副業案件で多かったのは、既存システムの一部改修といった案件です。副業案件の概要をピックアップしてみましょう。 既存システムの修正/キャンピングカー専門検索サイトの改修/大手企業SNSアプリ改修/インテリアECのサーバーサイド 一瞬、難しそうと感じてしまいます。しかし実は、これらの多くは既存システムの修正で、かつ時給2000〜3000円前後または固定で10,000円〜20,000円です。 このような軽めの副業案件をゲットして、ついでにソースを丸ごと入手して勉強し、スキルアップを図るのも一つかもしれません。 まとめ 本記事では、FuelPHPを「求人」という観点から解説しました。FuelPHPは、CakePHPと並んで採用数の多いフレームワークです。今から勉強する意味は十分あります。 これからPHPやプログラミングを学ぼうとする方は、ぜひ選択肢の一つに入れてください。また、現役のFuelPHPエンジニアの方々は、この記事を参考にぜひ求人サイトを検索してみてくださいね!
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Spring Framework案件のイマがわかる!知って見つかる最適案件
システム開発において、開発言語だけですべてを開発すること、例えばJavaならJava言語だけで全機能を作るといったことはしません。DBアクセスや画面描画といった「仕様に関係しない共通機能」は何らかのフレームワークを使うのが普通です。 言語ごとに複数のフレームワークがあります。Javaにおいても、その中でも時代とともに隆盛に乗るフレームワークがあれば、逆にピークを迎えて廃れるものもあるのです。 フリーランスへの転身や転職を予定している方、将来に不安を感じている方には、フレームワークはとても大きな問題ですよね。自分の使えるフレームワークの流行り度合いによって案件の幅が変わるのですから! よって、本記事ではJavaのフレームワーク「Spring Framework」をピックアップして、Spring Frameworkを「求人案件」という観点で調査してみました。 本記事の執筆にあたっては、大手のIT転職サイト2社と、ポテパンを含むフリーランス・副業向けサイト5社の計7社を徹底調査しています。[toc] そもそもSpring Frameworkとは Spring Frameworkとは、冒頭で解説した通りJavaのフレームワークです。Webシステム開発を目的に・・・だけでなく、それだけにとどまっていません。試しに、Spring Frameworkのページを見てみましょう。トップページから「Project」のリンクをクリックすると、Springの名を冠した各プロジェクト(簡単に言えばSpring Frameworkに含まれる仲間たち)が一覧で見えます。 SPRING BOOT SPRING FRAMEWORK SPRING DATA SPRING CLOUD SPRING MOBILE SPRING ANDROID SPRING SECURITY・・・計22のプロジェクトと、 SPRING ROO SPRING SCALA・・・計2つのコミュニティから構成されています。 ご覧いただいたとおり、Webシステム開発からクラウド、ビッグデータ、モバイル等々、さらにScalaでの開発も可能のようです。 種類が多すぎてよく分からないですが、名前を見る限りでは、イマドキの開発はほとんどがSpringでまかなえそうな気がしてきましたね。 Spring Frameworkの生い立ち Spring Frameworkは初版(つまりVer.1.0)が発表されたのが2004年という、Javaでは老舗のフレームワークです。2018年2月に最新版の5.0.4がリリースされました。 Spring Frameworkの開発環境 Spring Frameworkには専用の開発スイートであるSTS(Spring Tool Suite)があります。STSは、Spring Frameworkの開発に必要なものが最初から同梱されているEclipseです。PCにJava8以上がセットアップされていれば、STSをダウンロード・解凍してすぐに使えます。 他にはないSpring Frameworkの特徴 Spring FrameworkはMVCがベースです。それは他のフレームワークとは変わりませんが、アスペクト指向(AOP)、DIといった概念の導入が特徴です。開発の具体的な特徴としては、フロント周りは従来のJSPではなくThymeleafの使用が推奨されます。 先ほど述べたSpring Frameworkの複数のプロジェクトの成果物を使い、トランザクション管理や認証認可、ビッグデータの解析からモバイル対応までを駆使すると、Spring Frameworkだけでほとんど網羅できてしまいます。 またSpring Frameworkで必ずフロントまで含めたWebシステムを構築しなくとも、WebAPIのサーバーサイドだけを開発することも可能です。 開発者としてのSpring Frameworkのメリット Spring FrameworkはAOPやDIといった、他のフレームワークでも利用する概念が採用されています。またMVCがベースです。Spring Frameworkの開発ができれば「JavaによるMVCベースのフレームワークの開発ができます」と胸を張って言っても問題ないでしょう。 先ほどの「Spring Framework内のライブラリが多い」ということは、Springがあれば大抵のことはできる、ということです。自分自身で何らかのサービスを立ち上げて公開したい方にとって、一通りのことはできてしまうSpring Frameworkは必見です。 Spring Frameworkエンジニアの仕事内容 各種サイトで「Spring Framework」というキーワードで求人を検索し、ヒットした内容からいえることを見てみましょう。 「Spring Framework」というキーワードで調査 上記の調査で、併記されることの多いキーワードをピックアップします。 AWS、クラウド Java8 4系 Struts サーバーサイド、インフラ、API ここから何が分かるのでしょうか?以降解説します。 クラウドベースの環境構築 これはSpring Frameworkに限ったことではありませんが、クラウドが併記されていることが多いので取り上げました。Spring Frameworkで開発するということは、単にプログラミングスキルだけでなく、クラウドやインフラ全般の知識も求められることが多いということです。 JavaやSpringのバージョン Spring Frameworkは、現在のバージョンは5系です。5系は2017年7月にリリースされました。5系になったと同時に、それまでサポートされていたJava6や7のサポートが終了しました。つまり最新のSpring Frameworkを使うイコールJava8による開発が主となります。 Java8でJava6や7のプログラムが動くのと同様に、5系でJava6や7の記法で書いても動きます。しかし多くの企業ではSpring5系への移行と同時にJava8への移行もしています。つまり、Java8の新機能であるラムダ式やストリームAPIが導入されています。 案件の多くはSpring4系または5系というバージョンが書いてあります。案件を選ぶ時は注意してください。 相変わらず散見される「Strutsからの載せ替え」 StrutsやSeasarからの移行で、まず選択肢に出てくるのがPlay Frameworkと今回取り上げたSpring Frameworkなのです。 Strutsはバージョン2系はまだ開発が続いていますが、Struts自体がたびたびセキュリティホールが発見されており、実害も出ています。1系の開発はすでに終了しています。Seasarも開発が終了しています。 ということは、これら2つのフレームワークを移行しなくてはなりません。その移行先の1つがSpring Frameworkなのです。 暫定的にStrutsとSpringを併用、徐々にSpringの1本化へ移行、という段階を踏むところもあります。いずれにしても、旧時代のフレームワークからの移行案件もある、というのはSpring Frameworkの案件の特徴といえます。 Spring Frameworkエンジニアの働き方 Spring Framework自体がWebシステム開発フレームワークであることは何度も述べました。ということは、普通のWebシステムエンジニアと、働き方は大きく変わりません。 週5勤務で正社員雇用の案件もありますし、フリーランス向け案件も多数あります。ということは、Spring Frameworkが習得できたときは、正社員、フリーランスのいずれでも案件獲得可能ともいえますね。 Spring Framework案件は今後減少する?増加する? 今のところ案件が急増する要素はありませんが、急減する要素もありません。堅調な案件数の推移を維持するでしょう。 そもそも、Javaのフレームワークとは? Javaのフレームワークで、現在も開発中、今後も安定して使われるであろうフレームワークは?といえば、実際問題としてPlay FrameworkとSpring Frameworkしかないのです。 JavaのフレームワークとしてJavaEEも名前に挙がります。しかしJavaEEの所有権を持つOracle社、仕様の策定をするJavaEEコミュニティの関係が良好でなく、結局はOracleが手放しました。JavaEEはOracleの手を離れてEclipseファンデーションへの移管が決まっており、名前もJakartaEEへと変わります。 そもそも、JavaEEは「仕様」であり、具体的なツールではありません。同時によく語られるJSFも一般的に使われるには至りませんでした。サーブレットとJSPだけでWebシステムを構築するのも現実的ではありません。 SeasarやStrut1系は開発が終了しましたし、Struts2系も今までのセキュリティホールの問題で心象がよくなく、技術的にも今以上伸びる要素は見当たりません。案件情報を見ていても、JavaのWeb系案件のほとんどがPlay FrameworkとSpring Frameworkで占めています。対抗馬がいないのです。 よほどJavaで有力なフレームワークが出てこない限り、Spring Frameworkは今後も順調といえるでしょう。 Spring Frameworkのフリーランス求人案件トレンド もう一度、併記されることの多いキーワードを見て見ましょう。 AWS、クラウド Java8 4系 Struts サーバーサイド、インフラ、API ご覧のとおり、インフラに関係した案件が意外と多いのです。よって、フルスタックエンジニアとはいえなくても、せめて自分の作ったプロジェクトをクラウドにデプロイくらいは経験しておくと良いでしょう。 「プログラマですから」と言ってしまえばそれで話が終わりです。「個人レベルでHerokuやAWSへデプロイしたことがあります」といえば、面談先のあなたに対する心象が変わること請け合いです。 あと、WebAPIは押さえておきましょう。WebAPIとは、提供者がURLとパラメータを公開し、利用者はそのURLに対してパラメータを渡し、欲しいデータを得るためのものです。例えばYahooや楽天、アマゾンがWebAPIを公開しています。 Spring FrameworkもこのようなWebAPIを作るのはお手の物で、それが理由でインフラ系でもSpring Frameworkの求人があるのです。 Spring Framework求人案件の単価相場は? Spring Frameworkの求人案件における、単価相場を調査しました。 規模の小さいスタートアップ企業は、PHPやRubyを採用する傾向があります。ところがSpring Frameworkを使って生産性の高い開発をしようと考えるような企業は、そこそこの規模の企業です。現に本記事を執筆するときの調査では、IT業界では誰でもが知っているような有名企業の案件も見つかりました。 さて、そんなSpring Frameworkの単価相場とはどんな感じでしょうか? 実務未経験 スクールに通っていないというような「完全未経験」では、残念ながら案件を獲得するのは難しいです。 調査した結果、ほとんどの案件がSpring Framework以外のインフラ系の知識を必要としています。つまり、普通のJavaエンジニアですら敷居が高いのです。そんな中、完全未経験の方が案件獲得するのはほぼ不可能ということになります。 実務経験半年 350万円(週5勤務) 実務経験1年間 400万円(週5勤務) 実務経験2年間 450万円(週5勤務) 実務経験3年間以上 600万円(週5勤務) 実務経験5年間以上 800万円(週5勤務) Spring Framework案件で年収・収入を上げるポイント フルスタックエンジニアを目指すことです。 「Spring FrameworkはWebシステムを開発するためのフレームワーク、コーディングさえできればよい」そう思っていては視野も広がらないし、数あるSpring案件に応募しても案件を得ることは難しいでしょう。 Webシステムをインフラからユーザーまで含めた集合体と考えて、そこでのSpring Frameworkのできることはどこまでか、と捉えるのです。実際、Spring Frameworkができることは広範囲に及びます。広範囲に捉えられてこそ、Spring Frameworkを活かせるというものです。 Spring Framework案件で週2~3日常駐はあるの? ほぼ無いと考えた方がよいでしょう。 Spring Frameworkでヒットする案件は、ほぼすべて週5勤務かつ常駐でした。SpringがというよりJavaの開発そのものに、規模が大きく複雑なものが多く、週に2〜3日でできるものがないのです。その影響を受けているのでしょう。 Spring Framework案件で在宅ってあるの? これも、調査した限りでは見当たりませんでした。 Javaの開発そのものが複雑なので、仕事を切り出して在宅で、という案件はありませんでした。フリーランスや正社員案件に限らず、副業案件ですら在宅でのSpring Framework案件はありませんでした。 よって本当に在宅を重視するのなら、Spring Frameworkを使っている、かつ会社として在宅を勧めている企業に入社するしかなさそうです。 まとめ Spring Frameworkとはそもそも何なのか、また求人という観点で見たときどうなのかを解説しました。求人や案件をお探しの方、本記事をぜひ参考にしてください。
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Struts案件のイマがわかる!知って見つかる最適案件
システム開発において、開発言語だけですべてを開発すること、例えばJavaならJava言語だけで全機能を作るといったことはしません。DBアクセスや画面描画といった「仕様に関係しない共通機能」は何らかのフレームワークを使うのが普通です。 言語ごとに複数のフレームワークがあります。Javaにおいても、時代とともに隆盛に乗るフレームワークがあれば、逆にピークを過ぎて廃れるものもあるのです。 フリーランスへの転身や転職を予定している方、将来に不安を感じている方には、フレームワークはとても大きな問題ですよね。自分の使えるフレームワークの流行り度合いによって、選択できる案件の幅が変わるのですから! 本記事ではJavaのフレームワーク「Struts」をピックアップして、Strutsを「求人案件」という観点で調査してみました。本記事の執筆にあたっては、大手のIT転職サイト2社と、ポテパンを含むフリーランス・副業向けサイト5社の計7社を徹底調査しています。 [toc] そもそもStrutsとは Javaの黎明期に一世風靡したJavaのWeb開発フレームワーク、それがStrutsです。 開発ツールが○十万円する時代に、めずらしくOSSで提供されていました。無償かつ他に有力な選択肢がなかったこともあり、 Strutsはまたたく間に広まりました。Strutsさえできれば仕事にありつける時代があったのです。 Strutsは元々クレイグ・マクラナハンという「個人」が開発していたものでしたが、2000年にApacheソフトウェア財団に寄付されました。そして2005年にはApacheのトップレベルプロジェクトに昇格しました。 当時、各企業がこぞってStrutsを導入しました。力と財力のある大企業は、Strutsをベースとして各企業の業務に特化した独自フレームワークを構築することがありました。これらが現在まだなお解決されない問題の原因となるとは、当時は誰も思わなかったのです・・・。 当時はStrutsの情報や書籍が豊富ではなく、情報入手に苦労したものです。その頃開発していた方々にとっては、業界で大ベストセラーとなった黄色い表紙のStruts イン アクションを覚えている方も多いのではないでしょうか。 Strutsのセキュリティ問題 Strutsは、今までたびたびセキュリティ問題で世間をにぎわしてきました。実際に情報流出事件が発生したことがあります。しかし開発元の対応が後手に回ることも多く、パッチが出る頃にはすでに手遅れであったり、パッチの内容が付け焼き刃であったりという批判もありました。 頻繁に致命的な問題が発覚し、それを批判する論調も「またもやStrutsに...」といったものが多くなりました。結果、今となっては「乗り換え必至のフレームワーク」というイメージがつきまとうようになったのです。 IPAが運営するJVN(脆弱性対策情報データベース)にて、Strutsの問題を検索してみると、2017年1月〜現在までで検索してみると、11件ヒットします。 一方、JVNでSpring Frameworkの問題を検索してみると5件、Play Frameworkで1件がヒットします。これらより、残念ながらStrutsのセキュリティ上の問題は実際に多い、と言わざるを得ません。 Strutsというキーワードでググってみると、大半が技術的解説よりも脆弱性による問題です。「至急別のフレームワークへ乗り換えを」といった記事が多く、もはやStrutsは使ってはいけないフレームワークといった扱いです。 Struts1系がいまだに使われ続ける問題 Strutsは、バージョンが1系と2系があります。バージョン1系はすでにサポートが終了しており、セキュリティ問題が発覚してもパッチが公開されることはありません。ところが、大企業の中には先に触れたように、Struts1系をベースとして独自に作り込んだフレームワークが多数稼働しています。 システムの規模が大きすぎるとフレームワークの移行は簡単ではなく、年単位かつ数千万円に及ぼことも予想されます。そうなると、ただでさえ利益を産まないフレームワークの乗せ替えなど、2の次3の次になるのです。 企業内の閉じたLAN環境で使うから大丈夫、という企業担当者の声もあるのですが、そういった担当者の方々はセキュリティ事件は内部の犯行が多いのを忘れているようです。 Strutsは求職者にはオイシイ 論点が変われば「悪い」と「良い」が反転するのは珍しくありません。 Strutsが悪くいわれるのは、すでにサポートが終了したStruts1系を今後も使い続けることと、新規に開発する場合にStrutsを選択することに対してです。しかし、求職者という観点でStrutsを見てみるとどうでしょうか? 新たに学習する方がStrutsを選択するのはおススメできませんが、現役Strutsプログラマの方はStrtutsの技術をアピール材料として使えるのです。 Strutsで稼働しているシステムがいまだに多いので、Strutsエンジニアの需要は当面安定しています。またStrutsといえども立派なMVCフレームワークです。現存のフレームワークの多くはMVCベースですし、求人要件の中には「何らかのMVCフレームワークの開発経験」というのも多いのです。 つまりStrutsエンジニアであれば、別フレームワークで開発をやっていけるだけの技術的下地は十分にあるのです。 このあたり、のちほど「Strutsのフリーランス求人案件トレンド」で詳しく解説します。 Strutsエンジニアの仕事内容 StrutsそのものがWebシステムを構築するためのものであり、自ずとStrutsエンジニアの仕事内容はWebシステム開発がメインとなります。案件を調査したところ、他のフレームワークと比較してインフラやハード的な要件と併記されていることが少ないのが特徴です。業種を見てみましょう。 アパレル企業社内向け開発/Webシステムバージョンアップ・テスト/金融系システム開発案件/会計システム/放送局向けシステムバージョンアップ/公共系システム やはりというか、お堅い業種や、頻繁なバージョンアップがないシステムが多いですね。 見方を変えてStrutsをみると、テクノロジー的なことより業務スペシャリストを目指す方にはStrutsを使った業務システムは狙い目かもしれません。 Strutsエンジニアの働き方 前述のように、Struts案件は先進技術よりもむしろコアな業務システムといった特徴があります。よって、在宅や副業、リモート案件は少ないのです。むしろ週5フルタイムに勤務して、じっくりと取り組む案件が多いです。 Struts案件は今後減少する?増加する? 結局、Struts案件は増加するのでしょうか?減少するのでしょうか? 増加する要素がない 「Struts案件が増加する」ということはどういうことでしょうか?それは、新規システム開発やリプレース案件で再びStrutsが採用されることに他なりません。 ところが、先で触れたようにStrutsには頻繁にセキュリティの脆弱性が発見されています。ネット上を見ていると、自分の環境下にStruts環境を構築し、脆弱性を突いた攻撃に成功したと発信している人もいます。 つまり、大変厳しい言い方になりますが、新しいバージョンのStrutsを採用したとしても脆弱性に怯えながら運用していくことになります。これでは今以上にStrutsのシェアが伸びるとは考えにくいです。 またStrutsの現バージョンですら、他のJavaフレームワークと比較して目立った特徴がないのが正直なところです。つまり、あえてStrutsを採用するメリットは少ないのです。 この状況では、残念ながらStrutsは今後案件が増加するとは考えにくいです。 Strutsのフリーランス求人案件トレンド 各求人サイトでの調査から分かった、Strtusの求人案件トレンドを解説します。 逆に、今なら他へ乗り換えやすい 特に今後もバリバリのITエンジニアとしてやっていきたい人向けです。 現在を「Strutsから他のフレームワークへの移行の過渡期」と考えてみてください。Strutsと他のフレームワーク、例えばPlayやSpringと併用している現場に「Strutsの経験はありますが、その他はこれから勉強します」とアピールするのです。 Strutsを使用している企業からすれば、いつかは他のフレームワークへ移行しなければいけません。しかし現環境の調査や移行作業時にStrutsのソースが読めないといけません。そんな環境なら、Strutsを理解している技術者は需要があるでしょう。 現に、案件を調査していると、Strutsと現在トレンドのフレームワークが併記されている案件が多数ありました。案件獲得を狙うStrutsエンジニアには、こういった案件は要注目です。 業務系スペシャリストを目指す 先に触れたように、過去に作られた超大規模システムの中にはStrutsで開発されたものが少なくありません。もしITに興味が薄く、むしろ仕事の安定や業務系で尖りたい方にとっては、Struts案件はむしろ狙い目といえるでしょう。 Strutsスキルを武器にして、とにかく大規模またはコア業務のシステムに参画するのです。そこでノウハウを蓄積しつつ業務SEへ移行してください。うまくいけばStrutsからの移行が本格化するときには、すでに開発部隊から抜けることができているかもしれません。 Struts求人案件の単価相場は? Strutsの求人案件における、単価相場を調査しました。StrutsというよりWebシステム開発の相場と大きく離れてはいないようです。 実務未経験 スクールに通っていないというような「完全未経験」では、残念ながら案件を獲得するのは難しいです。 調査した結果、完全未経験可という案件はほとんど見られませんでした。また、未経験の方が今からStrutsを学習することはもはや難しくなっています。書店のIT系書籍の売り場を見ても、イマドキの開発言語やフレームワークの本ばかりが所せましと並べられており、すでにStrutsの参考書は見当たらなくなっています。 そんな中、完全未経験の方が案件獲得するのはほぼ不可能ということになります。 実務経験半年 350万円(週5勤務) 実務経験1年間 400万円(週5勤務) 実務経験2年間 450万円(週5勤務) 実務経験3年間以上 600万円(週5勤務) 実務経験5年間以上 800万円(週5勤務) Struts案件で年収・収入を上げるポイント フレームワークのスキルチェンジを目指すことです。 Strutsはこれからシェアが広がる可能性が低いフレームワークとはいえ、立派なMVCフレームワークの仲間なのです。案件を見ていても「何らかのMVCフレームワークを使った開発を経験した方」という募集が多いのです。このような案件であれば、Strutsエンジニアは遠慮せず「MVCフレームワークの経験があります」と言ってよいのです。 Strutsの開発も、JavaやHTMLの基礎がわかっていないと開発できません。つまり既存のStrutsエンジニアは、プログラミング能力は問題ないのです。ということは、意欲さえあれば他の言語やフレームワークへ軸足を移すことも十分できます。 業務知識を高めるのもよいでしょう。 Strutsを使ったシステムは、頻繁に変わらない業務が多く(例えば会計システムや保険系など)、最新技術より業務知識を重視する現場が多いのです。こういった現場では、業務知識の蓄積は年収をあげる有効な手段でしょう。 Struts案件で週2~3日常駐はあるの? ほぼ無いと考えた方がよいでしょう。 Strutsでヒットする案件は、ほぼすべて週5勤務かつ常駐でした。Strutsがというより、Javaの開発は一般的に規模が大きく複雑なものが多く、週に2〜3日でできるものがないのです。その影響を受けているのでしょう。 Struts案件で在宅ってあるの? これも、調査した限りでは見当たりませんでした。 前述のようにJavaの開発そのものが複雑なので、仕事を切り出して在宅で、という案件はありませんでした。フリーランスや正社員案件に限らず、副業案件ですら在宅でのStruts案件はありませんでした。 よって本当に在宅を重視するのなら、Strutsを使っている、かつ会社として在宅を勧めている企業に入社するしかなさそうです。 まとめStrutsとはそもそも何なのか、また求人という観点で見たときどうなのかを解説しました。求人や案件をお探しの方、本記事をぜひ参考にしてください。
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Play Framework案件のイマがわかる!知って見つかる最適案件
システム開発において、開発言語だけですべてを開発すること、例えばJavaならJavaで全機能を作るといったことはしません。DBアクセスや画面描画といった「仕様に関係しない共通機能」は何らかのフレームワークを使うのが普通です。 そして、言語ごとに複数のフレームワークがあります。その中でも時代とともに隆盛に乗るフレームワークがあれば、逆にピークを迎えて廃れるものもあるのです。 フリーランスへの転身や転職を予定している方、将来に不安を感じている方には、フレームワークはとても大きな問題ですよね。自分の使えるフレームワークの流行り度合いによって案件の幅が変わるのですから! よって、本記事ではJavaのフレームワーク「Play Framework」をピックアップして、Play frameworkを「求人案件」という観点で調査してみました。本記事の執筆にあたっては、大手のIT転職サイト2社と、ポテパンを含むフリーランス・副業向けサイト5社の計7社を徹底調査しました! [toc] そもそもSpring Frameworkとは Play Frameworkとは、JavaをベースとしたWebアプリケーション開発フレームワークです。Java系フレームワークといえば他にSpringやStrutsがありますが、それらと何がちがうのか、際立った特徴を解説します。 Play Frameworkの生い立ち Playは初版(つまりVer.1.0)が発表されたのが2007年という、比較的新しいフレームワークです。2018年5月に最新版の2.6.15がリリースされました。 Play Frameworkの開発環境 フレームワークそのものはOSSで、GitHub上で公開されています。 公式にサポートしているIDE(統合開発環境)は、Eclipse、IntelliJ、NetBeans、ENSIME(Scalaのコーディングでよく使われるエディタ)です。 他にはないPlay Frameworkの特徴 Play FrameworkはJavaのWeb開発フレームワークというのが一般的な認識です。Javaの完全互換なのですが、実はScalaも対応しています。むしろPlay Frameworkを使うならScalaを使った方がよいでしょう。 Play Frameworkは内部的にはScalaで実装されており、もしこれから学習に取り組むという方は、これを機会にScalaでのコーディングにチャレンジしてはいかがでしょうか? Play Frameworkをほんの少し見てみる 開発者の方を対象に、ほんの少しだけPlay Frameworkに触れてみましょう。 技術解説というより雰囲気をつかむことを目標とするので、手っ取り早く公式サイトのダウンロードページから、サンプルプロジェクトをダウンロードしたものをそのまま使いましょう。ダウンロードしたファイルを解凍して、できあがったフォルダごと適当な場所に移動し、以下のコマンドを実行します。 $ ./sbin runしばらく放置するとコマンドラインのスクロールが止まるので、ブラウザで「http://localhost:9000/」へアクセスすると・・・ もう画面が出ました。 あとは、特に他のMVCモデル型フレームワークの経験のある方は察しがつくのではないでしょうか。 上のページのソースは/app/controllerディレクトリにあります。その他、/app/viewsにはページのソース、さらに/appと同階層に/testのディレクトリ・・・そう、いつものあのパターンです。 それもそのはず、Play FrameworkはRuby on railsやDjangoの影響を受けたフレームワークなのです。よってこの2つのフレームワーク、さらに何らかのMVCフレームワークを学習したことのある方なら、感覚的に扱いやすいといえるでしょう。 基本的にJava8以上のバージョンがセットアップされていれば、Play Frameworkを動かすことは簡単なのです。また、公式サイトには特定用途向け、例えばチャットルームやファイルのアップロード、RestAPIといったサンプルプロジェクトが用意されています。 Play Frameworkを使ったことのない方でも、ある程度のサンプルは入手可能なので便利ですね! Play Frameworkエンジニアの仕事内容 各種サイトで「Play Framework」というキーワードで求人を検索し、ヒットした内容からいえることを見てみましょう。 「Play Framework」というキーワードで調査 Play FrameworkそのものがWebシステム開発を主目的とした開発フレームワークなので、やはりおのずとWeb周りやフロント開発の案件が目立ちます。ただし、併記されているものをみれば、より傾向が分かります。 HTMLやCSS、JavaScript以外で、よく併記されているキーワードは以下です。 Seasar Struts Scala Seasarはすでに開発が終了したフレームワークです。Struts1系も開発が終了しています。SeasarとStrutsで構築されたフレームワークは相当数あります。それらシステムはいまだに現役で稼働しているものが多く、フレームワークが開発終了となったら移行先を選定しなければいけません。 移行先として名前が挙がるものの中に、常にPlay Frameworkがいるのです。理由は簡単で、培ったJavaの経験を活かしたい、イマドキのJavaのWeb開発フレームワークは何か?となったときに名前が挙がるのがPlay Frameworkなのです。 Play FrameworkはJavaでも開発が可能です。また前述のように今なおアップデートされている最新のフレームワークです。となると、移行先として名前が出ても不思議じゃないですよね。 Play FrameworkとSeasarやStrutsが併記されることが多いのは、このような理由からです。 では、Scalaはどうでしょうか? Scalaというキーワードが併記されていることが多いのは、前述のとおりPlay FrameworkはScalaでも開発可能だからです。現在のところScalaで開発できるフレームワークはそう多くなく、Scalaを使いたい!となったときにはほぼ間違いなくScalaに決まるのです。 Play Frameworkエンジニアの仕事内容 結論 以上をまとめると、Play Frameworkエンジニアの仕事内容の主たるものはWebシステム開発となります。他の言語やフレームワークにない特徴は、StrutsやSeasarで構築されたシステムのリニューアルと、ScalaによるWebシステム開発となるでしょう。 Play Frameworkエンジニアの働き方 Play Framework自体がWebシステム開発フレームワークであることは何度も述べました。ということは、普通のWebシステムエンジニアと、働き方は大きく変わりません。 週5勤務で正社員雇用の案件もありますし、フリーランス向け案件も多数あります。ということは、Play Frameworkが習得できたときは、正社員、フリーランスのいずれでも案件獲得可能ともいえますね。 Play Framework案件は今後減少する?増加する? 今のところ案件が急増する要素はありませんが、急減する要素もありません。堅調な案件数の推移を維持するでしょう。 Scalaが使えるフレームワークが少ない JavaにはないけどScalaにある機能は、以前多数ありました。しかしJavaのバージョンが8になったとき、新機能が多数投入されて、Scalaでできることがある程度Java8でもできるようになりました。とはいえ、いまだにScalaでできてJavaでできないことは多数あります。 ということは、生産効率の向上を目指すとすれば、やはり学習コストを考えてもScalaを選択する意味はあります。 そうなったとき、Scalaが使えるフレームワークはあるにはあるものの、依然としてマイナーな存在です。 Scalaが使えるフレームワークとして、Scalatra、Skinny Framework、Lift、Slickなどがありますが、いずれか一つでもみなさんが聞いたことがあるものはありますか? そう考えたとき、Scalaを導入するとなるとどうしてもPlay Frameworkに軍配が上がるのです。 いまだに稼働し続ける旧時代のフレームワーク 旧時代に一世風靡したフレームワークたち、StrutsやSeasarがあります。 Struts1系は2013年4月に開発が終了しています。Struts2系はまだ現役でバージョンアップされています。Seasar2は2016年9月で開発が終了しています。これらのフレームワークには今まで多数の脆弱性が発見されており、実被害も出ています。 開発が終了している、セキュリティ的な問題があるかもしれない、そうなるとフレームワークの移行が急務です。 ところが、企業内LANで使用するから安全、規模が大きすぎるから移行は無理、といった理由から、いまだにStrutsやSeasarで稼働しているシステムは多数あります。 さすがにこれ以上継続して使用するのは無理、ということで、フレームワークの移行が徐々に進んでいます。いきなり刷新は無理、という場合は当面はサブシステムごとに移行して、最終的には全て移行、という形をとることもあるでしょう。 そうなると、古いフレームワークが完全になくなるまでは、移行候補としてPlay Frameworkの需要は当面あるといえるのです。 結論:需要はまだ伸びる可能性がある 以上より、旧時代のフレームワークの乗せ替え候補として上がる、Scalaの使えるフレームワークである、などを考えるとPlay Frameworkの需要はまだ伸びる可能性があるといえます。 Play Frameworkのフリーランス求人案件トレンド やはり何といっても、Play FrameworkのメインはWebシステム構築です。案件はほぼすべてWebシステム構築でした。公式サイトではBigDataに対応していると書いてはいましたが、「BigDataの解析をPlay Frameworkでやっています」と明言している案件はありませんでした。 海外の情報を確認しても、Play FrameworkでBigDataの解析をしたという情報は少なく、公式サイトが語るようにBigData解析ならPlay!とはならないようです。 Play Framework求人案件の単価相場は? Play Frameworkの求人案件における、単価相場を調査しました。 規模の小さいスタートアップ企業は、PHPやRubyを採用する傾向があります。ところがPlay Framework、さらにはScalaを使って生産性の高い開発をしようと考えるような企業は、そこそこの規模の企業です。現に本記事を執筆するときの調査では、IT業界では誰でもが知っているような有名企業の案件も見つかりました。 Play Frameworkの公式サイトでは、Linkedinやサムスンも採用しているということです。 さて、そんなPlay Frameworkの単価相場とはどんな感じでしょうか? 実務未経験 独学もしておらずスクールにも通っていないというような「完全未経験」では、残念ながら案件を獲得するのは不可能です。 調査した結果、Play Frameworkを使うということは、ほとんどの案件が開発言語としてScalaを採用しています。つまり、普通のJavaエンジニアですら敷居が高いのです。そんな中、完全未経験の方が案件獲得するのはほぼ不可能ということになります。 実務経験半年 350万円(週5勤務) 実務経験1年間 400万円(週5勤務) 実務経験2年間 450万円(週5勤務) 実務経験3年間以上 600万円(週5勤務) 実務経験5年間以上 800万円(週5勤務) Play Framework案件で年収・収入を上げるポイント Play Frameworkと必ず併記されるといっても過言ではないキーワードが「Scala」です。つまり、Play Frameworkが使える=Scalaが使えるという等式が成り立つほどなのです。よって、単価を上げるにはまずScalaの習得は必須だと思った方がよいでしょう。 また、Play FrameworkはWebシステム開発に多く使われるという特性から、コーディングからインフラ周りまで理解しているフルスタックエンジニアが求められる傾向にあります。つまりPlay Frameworkができる、というだけでは物足りないのです。 一例として「Playで作ったプロジェクトを、HerokuやAWSにアップして動かせます」といった、Play Frameworkプラスアルファの何かを身に付けるようにがんばってください。 Play Framework案件で週2~3日常駐はあるの? ほぼ無いと考えた方がよいでしょう。 Play Frameworkでヒットする案件は、ほぼすべて週5勤務かつ常駐でした。PlayがというよりJavaの開発そのものに、規模が大きく複雑なものが多く、週に2〜3日でできるものがないのです。その影響を受けているのでしょう。 Play Framework案件で在宅ってあるの? 調査した限りでは見当たりませんでした。 Javaの開発そのものが複雑なので、仕事を切り出して在宅で、という案件はありませんでした。フリーランスや正社員案件に限らず、副業案件ですら在宅でのPlay Framework案件はありませんでした。 よって本当に在宅を重視するのなら、Play Frameworkを使っている、かつ会社として在宅を勧めている企業に入社するしかなさそうです。 まとめ Play Frameworkとはそもそも何なのか、また求人という観点で見たときどうなのかを解説しました。求人や案件をお探しの方、本記事をぜひ参考にしてみてください。
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PHP案件のイマがわかる!知って見つかる最適案件
この記事を書いた人 宮崎大地 Daichi Miyazaki 株式会社ポテパンCEO。ベンチャー企業にてエンジニア専門のキャリアコンサルタントと採用担当を経験した後、フリーランスとなりプログラミングスクールと連携したキャリア支援を始める。自身でもプログラミングを学習しポテパンサービスの開発を現在でも担当。エンジニアキャリア、独立、起業、税関連に精通しており、将来を見据えたキャリアプランを提案することが可能。 フリーランス案件の中でも、非常に案件数の多いPHP。歴史のあるプログラミングではありますが、現在でもPHPを採用する企業は後を絶ちません。今回は、根強い人気を誇るPHPのフリーランス案件について紹介します。なお、本記事はフリーランスのエンジニアに案件を紹介するサービス「ポテパンフリーランス」がお届けしています。いますぐにPHPのフリーランス案件を探したい!今後、PHPのフリーランス案件に参画することを考えている!という方はお気軽に下記からお気軽に登録してください。すぐに、ポテパンフリーランスの担当エージェントからメールにてご連絡します。 無料登録はこちら [toc] PHPの求人案件トレンド PHPで構築されたWebサイトは、2億4400万に到達したそうです。これは、全世界のうち約40%のシェアを占めることになります。近年は、ソーシャル系アプリやWordpressのようなCMSの需要が高まり、Webに特化しクライアント側の環境にも左右されにくく、スピード感を持って開発が進められるPHPのニーズは今後も増えていきます。 また、データベースと情報をやり取りする関数がPHPには標準で用意されているため効率良く、簡単にデータ管理ができます。大量のデータを扱う会社にとっては、とても重要とされ今後も求人案件は拡大していくでしょう。 実際に、特にここ最近はPHPエンジニアの採用ニーズは年々高まってます。 PHPはVer.4.x以降では、パフォーマンスの改善や大規模システムに耐えうる機能拡張などを行うことで、ソーシャルメディアに代表される大規模なWebサイトやECサイトでも重要な役割を担うようになりました。 2011年以降のソーシャルメディアやスマートフォンが普及によりメディアやWebサービスが多く開発され、PHPをベースとしたWebサイトが増えています。 そうしたアプリの台頭を裏側では、サーバーが支えており、そのサーバーサイドを担えるPHPエンジニアには、今後も多くの求人案件が生まれてきます。 普段クライアント側のシステムを中心に開発している場合でも、インターネットが今のように普及している時代においては、必ずサーバ側との何らかの通信処理がシステムに組み込まれます。 そうした場合にサーバサイド言語をひとつ押さえておくだけで、システム構築の効率を高めることができるようになります。また、リーマンショック危機以降に採用を控えていた企業の業績も最近は回復の兆しが見え始めたため、IT投資の復調を見込んだSIerでも採用ニーズが高まっています。 このように、開発需要が伸びる中、企業による開発者の採用は難航しているため、企業は業務委託としてフリーランスを活用するケースも増えてきているのです。 管理システム案件も豊富 2014年度前後ではゲームにも多く使われていた言語ですが、「勤怠労務管理システム」「農業向けWeb管理システム」など、PHPは管理システムにも良く使われています。業務系の案件を携わってきた方にとっては、 管理システム系プロジェクトの方が雰囲気的に居心地がいい、という方もおります。もちろんトレンドを追うのがキャリアアップにはいいのですが、特に40代/50代のPHP使いにとってはこのような管理システムの方が受注しやすい傾向にあります。 PHP案件でよく使われているフレームワーク PHPほどフレームワークが多い言語はありません。 トレンドで使われるフレームワークが異なり、単価も変わってきます。 Cake.Zend.Fuel...と他にもまだまだたくさんあります。 その中でよく使われているフレームワークというのは、CakeとLaravelです。 この2つが2016年度の案件の中で、多かったフレームワークです。 使い慣れているフレームワークもあるかと思いますが、是非使うように意識すると単価アップに繋がるかと思います。 PHP案件の単価相場 それでは、PHPのフリーランス求人案件の単価相場はどれぐらいになるのでしょうか。数々のPHPのフリーランス案件への参画をサポート実績のあるポテパンフリーランスがお答えします。まず、やはり単価を決める一番の要素はスキルになります。また、そのスキルを測る基準として、実務経験年数を見る企業の採用担当者が採用担当者が多いというのが実情となります。具体的には、実務経験年数ごとの単価相場は下記のようになります。金額は、週5日常駐案件に参画した場合を想定しています。もちろん、実務経験だけでエンジニアのみなさまのスキルや能力が測れるわけではないので、あくまでも目安となります。 PHPでの実務未経験(プログラミングスクール卒業したて) 20万円~25万円/月(週5日常駐勤務の場合) PHPでの実務経験半年 25万円~30万円/月(週5日常駐勤務の場合) PHPでの実務経験1年間 30万円~40万円/月(週5日常駐勤務の場合) PHPでの実務経験2年間 40万円~50万円/月(週5日常駐勤務の場合) PHPでの実務経験3年間以上 50万円~60万円/月(週5日常駐勤務の場合) PHPでの実務経験5年間以上 60万円以上/月(週5日常駐勤務の場合) 以上が、PHPのフリーランス案件の単価相場でした。実務経験年数が5年以上のエンジニアであれば、年収1000万円を超えることも夢ではありません。実際に、ポテパンフリーランスでPHP案件に参画したエンジニアの方は年収1,000万円を超えています。 PHPの週2~3日常駐案件はあるの? 週5日常駐ではなく、週2~3日のみのPHP常駐案件も増えてきています。我々もエンジニアの方からの週2~3日常駐案件のニーズの高まりはヒシヒシと感じています。ただ、全てのエンジニアの方に週2~4日常駐案件を獲得できるわけではありません。企業側も週2~3日常駐案件では、採用基準を高める傾向があるためです。目安としては、実務経験3年以上のエンジニアの方から、週2~3日常駐案件を獲得できる可能性が出てきます。 PHPの在宅案件てあるの? PHPはECサイトなどのWebサービスによく使われている言語です。スタートアップのプロジェクトではRubyやPHPが人気で、モック段階の小規模なサービスなどで、在宅でできる可能性があります。 ホームページやキュレーションメディアなど、Wordpressで作れるようなシステムなどは受託して在宅で開発している人も少なくありません。 実際のPHPのフリーランス案件をいくつか紹介 それでは、実際にPHPのフリーランス案件がどのようなものか、具体的な案件事例をもとに見ていきましょう。これからPHPのフリーランス案件を探される方は、ぜひ参考にしてみてください。 -------------------------------------------- ■案件名 某印刷系社内Webサイト開発、機能追加の案件 ■案件内容 ・外部マーケティングツールの連携 ・部品部数追加、価格更新 ・新規、既存商品の仕様変更、追加 ■単価~650,000円/月(週5日常駐の場合) ■参画のための必須スキル ・PHPフレームワークでの開発経験 (symfony、Codeigniter、CakePHPなど) ・githubの使用経験 ■作業場所 東京都内 -------------------------------------------- -------------------------------------------- ■案件名 制作会社内での、WEBシステム開発の案件 ■案件内容 WEBの制作会社内にて、LAMP環境でのWEBシステム開発を実施いただきます。 ■単価 ~800,000円/月(週5日常駐の場合) ■参画のための必須スキル ・LAMPでの開発経験3年以上 ・上流から一貫して対応が可能 ■参画のための尚可スキル ・AWSの経験 ■作業場所 東京都内 -------------------------------------------- 以上が、PHPのフリーランス案件のイメージ事例となります。また、最新のPHPのフリーランス案件を探してみたい方は、下記にて探してみてください。その中でもしご興味あるPHPのフリーランス案件があれば、お申し込みください。 他の案件のトレンドはこちら ポテパンフリーランスでは開発言語ごとのフリーランス案件トレンドもまとめていますので、こちらもぜひご覧ください。自分の得意な言語における年収相場やトレンド、またはこれから習得したい言語選択にも役に立つと思います。 ●Ruby案件のトレンド ●Swift案件のトレンド ●Java案件のトレンド ●iOS案件のトレンド ●Android案件のトレンド ●JavaScript案件のトレンド ●HTML/CSS案件のトレンド ●C#案件のトレンド ●Unity案件のトレンド ●Python案件のトレンド ●Go言語案件のトレンド ●Scala案件のトレンド ●C++案件のトレンド ●COBOL案件のトレンド ●C言語案件のトレンド ●Perl案件のトレンド ●Webディレクター案件のトレンド ポテパンフリーランスでPHPフリーランス案件に参画したエンジニア事例 ポテパンフリーランスでは、いままでも多くのフリーエンジニアの方々にPHPのフリーランス案件を紹介してきました。下記がひとつのモデルケースとなります。 -------------------------------------------- ■名前(イニシャル) M.M様 ■年齢 20代 ■PHP実務経験 2年間 ■フリーランス経験 ゼロ。会社退職後、ポテパンフリーランスを利用することで初めてのフリーランス案件を獲得。 ■参画したフリーランス案件 某大手口コミサイトの開発案件 ■単価 500,000円/月(週5日常駐) ■参画期間 約1年間 ■M.M様の声 会社を退職をすることを決め、フリーランスとしてPHPの開発案件を探していました。そして、そこでたまたま見つけたポテパンフリーランスに登録しました。 コンサルタントさんにキャリア相談をして頂いた後、タイミング良く1週間もかからずにPHPのフリーランス案件が見つかりました。 女性が多い現場で、とても仕事しやすい環境で満足しています。初めてのフリーランス案件でしたが、保険や税など詳しく教えて頂けたのでとても安心しました。 -------------------------------------------- 以上が、実際にポテパンフリーランスを通してPHPのフリーランス案件に参画したフリーエンジニアの事例となります。 初めてのフリーランス案件ということで不安を感じていらっしゃったので、我々としてもいかに安心感をもっていただくかを考え、案件探しをサポートさせていただきました。 実際に、参画した案件内容にもご満足いただき、期間もまったく途切れることなく安定収入も実現されていたので、我々としても非常に嬉しく思っております。 PHP案件に強いポテパンフリーランスの紹介 さて、いままでPHPのフリーランス案件についてお伝えしてきましたが、最後にポテパンフリーランスの紹介をさせてください。 ポテパンフリーランスは、フリーランスエンジニアに案件のご紹介をする、エージェントサービスです。常駐型案件を多く揃えて、安定した収入を得るお手伝いをすると共に、さまざまな特徴で多くのフリーエンジニアから利用されています。 エンジニアの独立を支える万全なサポート体制 一般的なエージェントでは、サービス利用者1人1人にプロのキャリアコンサルタントがつきます。ポテパンフリーランスではキャリアコンサルタントはもちろん、フリーランス初心者が陥りやすい税・保険関連の悩みまで徹底的にサポートします。 フリーランス案件を多数保有 ポテパンフリーランスでは業界屈指のネットワークを活かし、業界で最大規模のフリーランス案件情報を抱えています。その中から、あなたに最適なフリーランス案件を紹介します。 関東だけでなく大阪、名古屋案件もサポート フリーエンジニア案件は関東に集まりがちではございますが、大阪、名古屋と案件数が徐々に増えてきております。現在大阪や名古屋にお住いの方でも案件サポートができるよう案件の幅を広くしてお待ちしております。 案件参画後も続く継続的サポート ポテパンフリーランスの大きな魅力の1つが継続したサポート体制。通常のエージェントであれば仕事が決まるまでをサポートし、別の仕事を探すのであればまた1から探し直すことになります。 その点、ポテパンフリーランスでは案件参画中からキャリアコンサルタントが定期的に連絡を取り合い、現状をしっかり把握。悩みがあれば改善に努めながら、次の案件探しをサポート。案件と案件の間のブランクを取り除けるよう努めています。 技術に明るいエージェント担当が案件探しをサポート ポテパンフリーランスのエージェント担当は、自身がエンジニアです。そのため、技術に対して明るく、フリーランスエンジニアがお持ちのスキルや経験、それから今後のエンジニアとしてのキャリアまで、表面的な話ではなく、より深いところまで相談することができます。 「エージェントがまったく技術について明るくなくて、検討違いな案件を紹介される。。。」というのは、よく聞く悩みです。ポテパンフリーランスのエージェント担当には、そんな心配はご無用です。 ■キャリアコーディネーターの紹介 宮崎大地 株式会社ポテパン代表取締役社長 過去5年間にわたり、数百名のフリーエンジニア様に案件紹介をしています。自身もエンジニアなので、技術についてもしっかり理解した上で、机上の空論にならないキャリアサポートをモットーとしています。 ちなみに、このポテパンフリーランスというサービスも、宮崎がひとりで開発しています! まとめ PHPは、現在Webアプリケーションを中心に多くのプロジェクトで採用され、同時に多くのプログラマが活用している言語です。 その後の他の言語への汎用性も高く、ソーシャルメディアに代表される大規模なWebサイトやECサイトまで幅広く案件があることも特徴の1つです。 なお、本サイトを運営しているポテパンフリーランスは、フリーエンジニアを対象にした案件紹介サービスです。PHPのフリーランス案件のサポート実績も豊富です。業界のプロに案件探しを手伝ってもらいたい方は下記からぜひお申し込みくださいませ。 無料登録はこちら
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フリーランスエンジニア案件のイマがわかる!知って見つかる最適案件
この記事を書いた人 宮崎大地 Daichi Miyazaki 株式会社ポテパンCEO。ベンチャー企業にてエンジニア専門のキャリアコンサルタントと採用担当を経験した後、フリーランスとなりプログラミングスクールと連携したキャリア支援を始める。自身でもプログラミングを学習しポテパンサービスの開発を現在でも担当。エンジニアキャリア、独立、起業、税関連に精通しており、将来を見据えたキャリアプランを提案することが可能。 当記事では、ポテパンを運営している宮崎大地が過去4,000名程のエンジニアキャリアサポート経験から得たノウハウを提供します。私自身もエンジニアとして活動しながら、フリーランス、法人化を経験しており、またファイナンシャルプランナーの資格も持っているため、フリーランスエンジニアのイロハについて幅広く相談にお応えすることが可能です。 今回はフリーランスエンジニアとして活動するために、意識した方がいいポイントから、具体的な案件の取り方までまとめてみました。 [toc] フリーランスエンジニアになるメリット はじめにフリーランスエンジニアが得られるメリット4つについて詳しく紹介します。 仕事を、単価や内容で選べる しっかりエンジニアとして実績を積んでいれば、自分にとってその時々の状況に合わせて適した仕事を選ぶことができます。高い報酬を得たい時は今までの経験を活かして活躍できる案件を選べばいいですし、これから習得したいスキルがある場合は少し報酬面を落としてでも経験を積むことのできる案件を選ぶことで長期的に自分のエンジニアキャリアにプラスにしていくこともできます。 また、子育てや介護などで週5日働けない場合は、リモートでできる仕事や週2,3日の仕事を選び私生活と仕事をうまく調整しながら稼ぐことも可能です。会社員の場合は自分の都合が通る場合もあると思いますが、やはり会社の意向を優先しなければならないことも多いです。 自分の人生のそれぞれのステージで最適な仕事を獲得していきキャリアアップしていくには、会社員よりもフリーランスエンジニアの方が向いているのはまちがいないでしょう。フリーランスは自分の力で仕事を獲得する必要もあり、会社員のように有給やボーナスもない、とフリーランスになるのをためらっている人が多くいるのは事実です。 関連記事:フリーランスの手取りは会社員より少ない?実際のところを徹底解説します! 働く時間・場所が自由 時短勤務、またリモートワークができるのもフリーランスエンジニアの大きな魅力です。 さきほどお伝えした通り、子育てや介護によって週5日勤務が難しい場合などは時短勤務やリモートワークの恩恵を受けると思いますし、それらの事情がなくともやはり満員電車に何時間も揺られて毎日出社したり大雨や台風の日に通勤するのはなかなか心労があります。 しかしフリーランスエンジニアであれば在宅ワークを選ぶことができ、毎日自分の好きな場所で働くことができますし、週5日勤務ではなく週2,3日勤務の時短案件を選ぶこともできるので、自分のライフスタイルに合わせることができます。 海外に住みながら日本から仕事を受注しているリモートエンジニアも増えていますが、みなさんストレスなく自分の人生を楽しんでいるように見えます。 確定申告・経営などさまざまな知識が身につく 会社員とフリーランスの大きな違いの一つに自分で確定申告しなければいけない点があります。 フリーランスになると自分で確定申告の手続きを行う必要があり、なるべく節税をしたいのであれば青色申告を申請してしっかりと事業経費を上げて所得をできるだけ上げる努力が必要になります。 どのように売上を上げて、どれぐらい投資して(スキルアップなども含め)、いくら貯蓄していくかなど、自分を会社に見立ててキャッシュフローや投資対効果を踏まえながら活動していくので、フリーランスになると経営感覚が養われていきます。これは会社員ではなかなか養われにくく、やはり自分のお金を賭けて仕事をするフリーランスだからこそ得られると言えるでしょう。 また、継続的に仕事を受注するためにもフリーランスエンジニアとしての戦略を常に立てておくことも欠かせません。目の前の仕事を受注していくだけでなく、今後伸びるマーケットや技術の動向について情報収集を欠かさず自分の今後のキャリア戦略を考えたり、SNSなどを使って自分自身をブランディングしていくなどの営業努力も必要になります。よってフリーランスエンジニアになるとプログラミング以外の、仮説思考や営業力などの能力も鍛えられます。 職場の人間関係で悩まなくなる 仕事上での悩みの大半は人間関係です。毎日会う同僚や上司と気が合わずに働き続けるのは非常にストレスがかかりますよね。 もちろん、フリーランスエンジニアになればそのストレスから解放されるとまでは言いませんが、一緒に働く人を自分で選ぶことができたり、もし気が合わないメンバーがいたら別の案件に切り替えたりできるので、会社員に比べるとストレスは大幅に軽減されます。 会社員のほうがいいところ つづいてフリーランスではなく、エンジニアが会社員として働くメリットを紹介します。 すぐに相談できる同僚・上司がいる 信頼できてすぐに相談できる同僚や上司がいることは、大きめなメリットです。特に尊敬できる上司の存在は大きいですね。フリーランスになると自分に上司はいません。何か悩みを抱えた時は自分自身で解決していかなければなりません。 また、苦楽を共にした同僚がいると仕事で大変な時も励ましあいながら支え合うことができますよね。金曜日の夜にたわいもない会話をしながらビールを飲むのも楽しいですよね。フリーランスになると同僚もいなくなるので孤独感を感じることも多いです。 このように、フリーランスになると会社員時代には当たり前だった上司や同僚の存在を改めて実感するものです。 安定した収入がある 会社員の場合は、突然会社が倒産しない限りいきなり収入がなくなることはないですが、フリーランスエンジニアは自分で営業をして仕事を受注しなければ収入が止まってしまうので、その点フリーランスより会社員の方が比べるまでもなく安定した収入があります。また会社員だと与信があるのでローンを組んだりできますが、フリーランスになった瞬間与信がなくなるのでクレジットカードすら作れなくなってしまいます。 関連記事:フリーランスは住宅ローンが組めない?審査に通るコツを徹底解説! 収入が安定していることのメリットは生活レベルが安定することだけではなく、精神面の安定もあります。また、結婚して養う家族がいる場合、収入が安定している会社員を選ぶ人も多いでしょう。 税金などの手続きを会社に任せられる 会社員の場合、事業経費の請求や確定申告の手続きなどはその会社の担当部署が行なってくれます。そのため自分で確定申告の手続きを行う必要がありません。年金や保険も会社が自分の給料から天引きして支払ってくれています。 しかしフリーランスの場合、国民年金の支払いや確定申告の手続きなどは全て自分で行う必要があります。こまごまとした手続きが苦手な人はフリーランスエンジニアにデメリットを感じるかもしれません。 フリーランスエンジニアになるには つづいてフリーランスエンジニアとして働きはじめる方法を詳しく紹介します。 フリーランスエンジニアになるための手続き 会社を辞めてフリーランスエンジニアになる時、いくつかしておく手続きがあります。 まず会社員の時に加入していた厚生年金を国民年金に切り替えましょう。そして会社の健康保険も国民健康保険に切り替えてください。この2つの切り替えの手続きは退職してから14日以内にする必要があります。 そして個人事業主になったことを報告するために税務署に「開業届」を提出しましょう。開業届の提出期限は、原則として開業日から1ヶ月以内です。 関連記事:フリーランスは開業届を出すべき!メリットと記入方法を教えます! また、できれば開業届と一緒に「青色申告承認申請署」も提出することをおすすめします。 青色申告承認申請署を提出することによって、確定申告が青色申告でできるようになります。最大65万円の節税が可能なので、確定申告はなるべく白色申告ではなく青色申告にすることをおすすめします。 関連記事:フリーランスの必須知識!青色申告の方法と簡単会計ソフトを教えます! 何歳までが適した独立時期なのか 適切な独立の時期というのはその人によってそれぞれですが、すでに会社員としてエンジニアのキャリアの構築している人は、一度独立を検討してみてもいいかもしれません。まずはフリーランスエンジニア専門のエージェントに話を聞いてみましょう。あなたのスキルや経験をもとにどれぐらいの単価で案件が取れるか教えてくれます。 ただ、できるだけ早いタイミングで一度フリーランスエンジニアを経験しておくのを私はおすすめします。会社員だと自分の市場価値と真正面から向き合う機会はなかなかないので、フリーランスになると嫌でも自分の市場価値と向き合わなければならないので、それがその後のキャリアにおいてもプラスに作用するでしょう。 もしフリーランスエンジニアという働き方が合わなくてもまた会社員として転職することもできます。企業の人事担当は、フリーランスエンジニアが会社員に戻るタイミングを狙って採用活動していることも多い事実もあります。フリーランスエンジニアとして培った経験は、転職活動にもプラスに働くということです。 もし悩んでいる方は、一度エージェントに相談することをおすすめします。 関連記事:【40歳限界説は本当なのか】フリーエンジニアの年齢問題とその対処法 未経験でもフリーランスエンジニアにはなれるの? つづいて未経験からフリーランスエンジニアになる方法を紹介します。 正直、実務未経験ではフリーランスエンジニアにはなれない 実務未経験の状態でポテパンフリーランスにご登録される方も多いのですが、正直お伝えすると、実務未経験ではフリーランスエンジニアとして案件を獲得するのは、かなり難しいです。企業側もフリーランスエンジニアには即戦力として働いてもらうことを期待していることが多いので、実務未経験のフリーランスエンジニアを採用することはまずありません。 キッティングや営業事務(エクセルやワード処理)のような仕事は未経験者でも獲得できることはありますが、単価も低くあまりスキルが身につくわけではないので長期的にみた時にあまりおすすめできません。現在実務未経験で、将来的にフリーランスエンジニアを目指す方は、やはりまずは企業に就職してしっかりとプログラミングスキルやエンジニアとしての仕事の進め方を学ぶ必要があります。 社会人からでもプログラミングを学べるスクールも充実してきています。 ちなみに、弊社も「ポテパンキャンプ」という3ヶ月でRubyを学べるプログラミングスクールを運営しています。実際にプログラミング未経験からRubyエンジニアとして転職された方も多数いますので興味ある方はお問い合わせください。 案件探しを任せるエージェントは慎重に選ぶ 最近は20歳前後の方からフリーランスになる相談を受けることがよくあります。それくらいエンジニアのフリーランス化は身近になってきました。確かにフリーランス化するメリットはかなりあります。しかし、知識や今後の考えなくフリーランスになるのは得策ではございません。 今の状況の方が良いケースもありますので、しっかりと考えて判断することが大事となってきます。ポテパンではフリーランス経験のあるベテランエージェントが相談にのりますので、今後より良い生活が送れるような最適なキャリアプランを提案することが可能です。 中には、フリーランスやエンジニアのキャリアもよく知らずに運営しているエージェントも多くありますので、できる限り経験のあるエージェントに登録しましょう。 スキルに全く見合っていない金額で案件を紹介しているエージェントも良くあるので、1社だけでなく2,3社登録することもお勧めします。 案件選びで不利なキャリアになるケースも エンジニアはスキルがあれば仕事を選べるようになりますが、ニーズのないスキルばかりあっては仕事は選べるようにはなりません。よくあるケースとしては、古い技術環境のみの経験をひたすらに積んでいたり、運用作業などの比較的テクニカルではない作業のみをしていたりというケースがあります。 ニーズのないスキルだけだと、単純に年齢勝負になってきてしまいます。20代では取れていた仕事が30代で既に仕事が取れにくくなったりというケースもあります。 同じ環境だと安心はできますが、エンジニアとして今後も仕事を選べるようにするのであればトレンド技術を積極的に積んでいくことが大事となってきます。 折角フリーランスで案件を選べるのですから、自分が優位になれる案件をどんどん取っていきたいですね。年齢が同じ50代で案件が選べる人もいれば、案件が取れなくて既にリタイアしている人もいます。同じ経験年数でも月単価が30万円の人もいれば、80万円以上もらっている方もいます。 それは案件の進め方で変わってきますので、案件選びはしっかりと考えることが必要と言えます。 このような探し方はもったいない! ・単価に納得がいかないまま探してもらっている・やりたいスキルがあるのに無理だからと諦めている ・勤務地や働き方の希望があるのに伝えられていない たまに上記のような方がいます。 ずるずると希望でない案件を受けるのは無駄なので希望は伝えておきましょう。エージェントもマッチした案件を紹介できた時は嬉しいものです。 単価を上げるためにやるべきこと 単価を上げるためにやることは現在のキャリア状況によって変わってきます。 経験が1年程の方 すでに案件が取れる可能性はありますが、まだ不安定な状況ではあります。 別のスキルもやるのではなく、まずは今までやってきているスキルを伸ばすことに専念すると最短で単価を上げることが可能です。 経験がJava1年,PHP1年のエンジニアの方と、Java2年の方では単価も仕事の取りやすさも変わってきます。 経験が3年以上の方 3年以上の方に関しては、ポジションやトレンドスキルがあるかどうかが単価アップのキモになってきます。 開発はもちろん上流工程やPM経験等あれば単価は上がります。またゲーム系の経験や、高負荷向け言語や機械学習などのトレンド経験があれば単価が上がります。 しっかりと意識して案件を選べんで行けば単価はどんどん上がっていきます。 単価別で必要となる大体のスキルキーワード 月単価40~50万円レベル 実務経験1年以上のプログラマ(Ruby,PHP,JAVA,Python,C#,Swift,Scala,JavaScript)*FW経験あり 実務経験3年以上のコーダー、インフラ運用・監視、ヘルプデスク、社内SE、プログラマ(VBA VB.net COBOL)、テストリーダーなど年齢や細かい環境により変化あり。 月単価60万円以上レベル 実務経験3年以上のSE(Ruby,PHP,JAVA,Python,Scala,C#,Swift,JavaScript)*FW経験ありで設計経験も求められる。 インフラ設計構築、ネットワーク設計構築、プロジェクト管理などの上流SEなど年齢や細かい環境により変化あり。 月単価80万円以上レベル 実務経験5年以上のSE(Ruby,Python,Swift,Scala,Javaなど)*要件定義や設計経験もあり、PM/PL経験も求められる。 ゲーム業界経験、機械学習、大規模なインフラ環境構築、大規模プロジェクトのマネジメントなど年齢や細かい環境により変化あり。 月単価100万円以上レベル 各種コンサルレベルのスペシャリスト。 AWSコンサル、機械学習コンサル、SAPコンサル、外資系ITコンサルなど年齢や細かい環境により変化あり。 リモートできる可能性のあるスキルキーワード 現状ですとリモート案件はかなり少なく、ほとんどが常駐案件となっております。 リモートを希望される方も多いですが、可能性としてはかなり低いです。ただその中でも可能性のある分野はありますので、そこについてお教えしたいと思います。 傾向として、小さい規模のプロジェクトはリモートでタスクを投げるケースがあります。一部だったり、全てを丸投げすることもあります。 ホームページやLP、アプリを丸々発注したり、小中規模の受託会社が受けたプロジェクトの一部をリモートで募集したり、コンサルレベルの方にリモートや週一で発注するというケースもあります。 キーワードでいうと、Ruby,PHP,Swift,Python,デザイン系が出てきます。逆にJavaなどの大規模プロジェクトで使われていそうなスキルだとリモートできる可能性は低いですね。 50代以上でも活躍できるフリーランスエンジニアになるために フリーランスエンジニアとして仕事をいつまでも続けられるのかというのは大きな不安要素ですね。今の時代ですと、正社員だとしても続けられる確証はないのですが、やはり気になるところではあるかと思います。 実際に相談を受けることが多くあります。50代になるとスキルは高くても仕事が取れなくなってきてしまいます。年齢制限をかけるプロジェクトが多く、49歳までというプロジェクトは山ほどあります。 そうならないためにも、事前に対策を取っておくことが重要となるでしょう。 一般的に30代が仕事を取れる年齢のピークですので、その時のうちに、いつか発注をしてくれそうな人脈を作って置いたり、自分で副収入を得られるように活動しておくことが大事になってきます。 最近はスキルシェアリングサービスなど、個人でも副収入を得やすくなってきていますので、それらを利用するのもいいと思います。 50代になる前に、いかに自分で稼げるようになるかが重要な要素と言えますね。 言語ごとのフリーランスエンジニア案件トレンド 言語ごとに案件トレンドは異なります。あなたが得意とする言語のトレンドはきちんと押さえておきましょう。下記記事を参考にしてくださいね。 ●PHP案件のトレンド ●Ruby案件のトレンド ●Swift案件のトレンド ●Java案件のトレンド ●iOS案件のトレンド ●Android案件のトレンド ●JavaScript案件のトレンド ●HTML/CSS案件のトレンド ●C#案件のトレンド ●Unity案件のトレンド ●Python案件のトレンド ●Go言語案件のトレンド ●Scala案件のトレンド ●C++案件のトレンド ●COBOL案件のトレンド ●C言語案件のトレンド ●Perl案件のトレンド ●Webディレクター案件のトレンド まとめ 以上、フリーランスエンジニア案件を効率よく取りに行くための情報をお送りいたしました。随時必要な情報が出次第、更新していきますので今後もぜひご覧くださいませ。 当サイト(ポテパンフリーランス)には他にも便利な情報が満載ですのでそちらもぜひご覧くださいませ。 最後になりましたが、本サイトを運営しているポテパンフリーランスは、フリーランスのみなさんに案件を紹介するサービスとなります。業界のプロに案件探しを手伝ってもらったり、お金の面ふくめ、独立の相談をされたい方は、ぜひ下記からお申し込みくださいませ。 無料登録はこちら 初めてのフリーランスエンジニア案件に強いポテパンフリーランスの紹介 さて、フリーランスエンジニア案件についてお伝えしてきましたが、最後にポテパンフリーランスの紹介をさせてくださいませ。 ポテパンフリーランスは、フリーランスエンジニアに案件のご紹介をする、エージェントサービスです。常駐型案件を多く揃えて、安定した収入を得るお手伝いをすると共に、さまざまな特徴で多くのフリーエンジニアから利用されています。 エンジニアの独立を支える万全なサポート体制 一般的なエージェントでは、サービス利用者1人1人にプロのキャリアコンサルタントがつきます。ポテパンフリーランスではキャリアコンサルタントはもちろん、フリーランス初心者が陥りやすい税・保険関連の悩みまで徹底的にサポートします。 フリーランス案件を多数保有 ポテパンフリーランスでは業界屈指のネットワークを活かし、業界で最大規模のフリーランス案件情報を抱えています。その中から、あなたに最適なフリーランス案件を紹介します。 関東だけでなく大阪、名古屋案件もサポート フリーエンジニア案件は関東に集まりがちではございますが、大阪、名古屋と案件数が徐々に増えてきております。現在大阪や名古屋にお住いの方でも案件サポートができるよう案件の幅を広くしてお待ちしております。 案件参画後も続く継続的サポート ポテパンフリーランスの大きな魅力の1つが継続したサポート体制。通常のエージェントであれば仕事が決まるまでをサポートし、別の仕事を探すのであればまた1から探し直すことになります。 その点、ポテパンフリーランスでは案件参画中からキャリアコンサルタントが定期的に連絡を取り合い、現状をしっかり把握。悩みがあれば改善に努めながら、次の案件探しをサポート。案件と案件の間のブランクを取り除けるよう努めています。 技術に明るいエージェント担当が案件探しをサポート ポテパンフリーランスのエージェント担当は、自身がエンジニアです。そのため、技術に対して明るく、フリーランスエンジニアがお持ちのスキルや経験、それから今後のエンジニアとしてのキャリアまで、表面的な話ではなく、より深いところまで相談することができます。 「エージェントがまったく技術について明るくなくて、検討違いな案件を紹介される。。。」というのは、よく聞く悩みです。ポテパンフリーランスのエージェント担当には、そんな心配はご無用です。 ■キャリアコーディネーターの紹介 宮崎大地 株式会社ポテパン代表取締役社長 過去5年間にわたり、数百名のフリーエンジニア様に案件紹介をしています。自身もエンジニアなので、技術についてもしっかり理解した上で、机上の空論にならないキャリアサポートをモットーとしています。
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【大阪フリーランス事情】大阪での案件の傾向と探し方を解説します!
最近話題の働き方革命。その流れに代表されるフリーランスエンジニアの働き方を魅力的だと思っている方も多いでしょう。 しかし大阪ではフリーランスエンジニアになるには敷居が高いと言われています。実際のところ大阪でフリーランスエンジニアになるのは、難しいのでしょうか 本サイトを運営するポテパンフリーランスは、フリーランスエンジニアに対して案件やお仕事をご紹介するエージェントサービスを行っており、いままでも多くのエンジニアの独立に携わってきました。 今回は数多くのエンジニアの独立をサポートしてきた筆者が、実際にエンジニアが大阪でフリーランスなるための方法、案件の傾向や探し方についてご紹介します。 [toc] フリーランスエンジニアになるメリット まず始めにフリーランスエンジニアが得られるメリットについて3つご紹介します。 仕事の単価が上がる フリーランスエンジニアは自分で単価を設定することができます。もちろんそこにはお客様との交渉がありますが、お客様の信頼さえ勝ち取ることができれば希望通りの単価を設定していきやすくなります。つまりフリーランスエンジニアになれば自分の能力に見合った収入を得られるようになります。 スキルには自信があるのに会社が決めた給料に納得がいってない、そのような不満を持たれている方も多いかと思います。そのように現状の給料に不満を持っている人はフリーランスエンジニアになるメリットは大きいでしょう。 単価や内容で仕事が選べる エンジニアとしてしっかりと実績を積んでいれば、自分の希望に応じた案件を選ぶことができます。高い報酬を得たい人は経験を活かす仕事を選び、スキルを習得したい人は報酬を落としても経験を積むことで自分のエンジニアキャリアを長期的に積んでいくことができます。 また家庭の都合でフルタイムで働けない人や自宅勤務で働きたい人などは、リモートでできる仕事や週2,3日の仕事を選び、プライベートと仕事をうまく調整しながらお金を得ることもできます。 人間関係に困らない 会社員で働いているとどうしてもつきまとう人間関係。しかし、フリーランスエンジニアになるとそのような人間関係も自ずと必要なくなっていきます。会社の人として接するのではなくお客様として接するようになるため、自然と心持ちも変わっていきあなた自身の人間性も広がって行くことになるでしょう。 無料案件サポートはこちら 大阪のフリーランスエンジニア案件の特徴 大阪のフリーランスエンジニア案件の特徴について詳しくお伝えしていきます。 大阪では東京に比べ、案件が少ない やはり東京に比べると案件の種類や数は少ない傾向にあります。フリーランスエンジニアになるには東京で案件探しをするほうが仕事に困らずに活動を続けられるでしょう。また単価も東京より10%〜15%ほど安いのが現状です。 大阪ではエンジニアの数が圧倒的に少ない 案件が少ないと言っても大阪のエンジニア不足は東京よりも進んでいる状況です。案件によっては東京よりもエンジニアが足りてないこともあります。そのため大阪での仕事探しも実務経験2,3年程度のスキルを持っていれば仕事探しには困らないでしょう。特にWeb,オープン系であるJavaやVB.NET,PHP,組込,制御系のCやC++,C#などと言った言語は常に案件があり、そのような経験があればフリーランスになっても案件には困らないでしょう。 経験年数1〜2年でもフリーランスエンジニアになれる 大阪ではエンジニアが不足していることから実務経験1,2年でも応募できる案件が増えてきています。実際に実務経験1,2年のエンジニアがフリーランスになっている実績もたくさんあり、フリーランスエンジニアになるには大変良い市況と言えます。ただしどうしても経験が浅いと最初は限られた案件にしか応募ができないため、まずはたくさんの案件をこなしてみることから始めてみましょう。 参考ページ:大阪エリア案件一覧 大阪の各開発言語における傾向 大阪での各開発言語の傾向についてお伝えしていきます。 大阪におけるJava案件Java案件は大阪でも最も足りていない言語の一つと言えます。案件とエンジニアの比率で言うと東京よりも足りないと言われているくらいです。大阪でJavaの経験を付けてしまえば、しばらくは案件には困らないでしょう。また、Javaの案件は大阪の中心地である梅田周辺に多く固まっています。交通の便などを考えてもJavaエンジニアは大阪でフリーランスになりやすいと言えます。 参考記事:Java案件のイマがわかる!知って見つかる最適案件 大阪におけるVB.NET案件 VB.NET案件はまだ大阪でも多くの企業で使われています。Javaに続いてVB.NETの案件が多く、大阪で案件が多いのはJavaかVB.NETかと言われているほどです。また、VB.NETもJava同様に大阪市内や近郊に多く現場があります。 参考記事:VB.NET案件のイマがわかる!知って見つかる最適案件 大阪におけるRuby案件 Rubyなどの東京で流行っている言語はまだ大阪にはあまり浸透してきていません。Rubyができるからと行って大阪では案件が少ないため、Rubyで案件を探したいという人は東京で活動したほうが良いでしょう。しかし少ないからと言って全くないというわけではありませんので、大阪で案件を探したい場合は、まずエージェントに登録をして、大阪で活動してみることをオススメします。 参考記事:Ruby on Rails案件のイマがわかる!知って見つかる最適案件 大阪におけるC言語、C++、C#案件 まだまだ、汎用機系や組込・制御系の需要はたくさんあり、C言語、C++、C#は大阪では特に足りていない言語の一つです。C言語、C++、C#のスキルを持っていれば、大阪では基本的にフリーランスエンジニアとして活動していけます。大阪市内にも案件は多くありますが、兵庫や京都、大阪市外にも多くの現場があるため、交通の便が気になる方はまずは大阪市内で探すと良いでしょう。 参考記事:C言語案件のイマがわかる!知って見つかる最適案件 参考記事:C++案件のイマがわかる!知って見つかる最適案件 参考記事:C#案件のイマがわかる!知って見つかる最適案件 大阪におけるiOS、Android案件 iOS、Androidのスマートフォンアプリ系の言語は東京に比べ少ない傾向にあります。スマートフォンアプリの仕事は東京の会社に多く発注されるため、大阪まで案件が回ってきません。しかし少ないとは言えスマートフォンアプリを専門で開発している会社もあるくらい大阪でも案件はあります。大阪での案件探しを希望している方は、まずは大阪で仕事を探してみるのも良いでしょう。 参考記事:Swiftの仕事ならフリーランス案件がおすすめ<最新案件情報付き> 参考記事:Android案件のイマがわかる!知って見つかる最適案件 大阪におけるCOBOL案件 大阪では老舗の企業も大変多くCOBOLの人材が足りないという企業はまだまだあります。COBOL自体古い言語であることから若い人はあまりCOBOLを好んでやりません。そのため40代〜60代でも受け入れてくれる案件なども豊富にございます。大阪で案件探しを希望している方は、まずはエージェントに登録してみることをおすすめします。 参考記事:COBOL案件のイマがわかる!知って見つかる最適案件 大阪におけるPHP案件 大阪で作られているECサイトやWebアプリケーションなどはPHPやJavaなどで開発されているケースが多くあります。まだまだJavaに比べPHPの案件は少ないですが、PHPの現場など大阪でもかなり多くあります。そのためPHPを2,3年ほど経験していれば全く問題なくフリーランスエンジニアとして活動ができるでしょう。 参考記事:PHP案件のイマがわかる!知って見つかる最適案件 大阪におけるPython案件 人工知能やフィンテックなどの最先端の技術は東京に比べ大阪では主流ではありません。しかし徐々に機械学習や人工知能を扱う会社も増えてきておりPythonのニーズは増えつつあります。今Pythonのフリーランスエンジニアになっておけば、これから大阪で活動するにはかなり優位に立てる可能性が高いため、Pythonができるようになることをおすすめします。しかしまだまだ大阪ではPythonの案件が少ないため、まずは大阪ではなく東京で案件を探した方が無難だと言えます。 参考記事:Python案件のイマがわかる!知って見つかる最適案件 大阪案件に詳しいプロがサポート 大阪でのフリーランスエンジニア案件の探し方 続いて案件の探し方についてご紹介します。案件の探し方がわからない方や案件が獲得できるか不安な方もいるかと思います。しかしフリーランスに案件を紹介するエージェントに登録すればすぐに案件のご紹介を行ってくれるので、まずはエージェントに登録しましょう。 エージェントサービスに登録する エージェントサービスとはフリーランスエンジニア案件の紹介を受けられるサービスです。 営業活動を行わなくてもスキルや希望に応じた案件の提案を受けることができるため、効率的に案件を獲得できます。またエージェントサービスでは有名企業や大企業からの案件の依頼も豊富で、高単価案件の獲得のチャンスも広がります。 エージェントサービスを利用すれば案件の紹介だけでなく、カウンセリングや面倒な契約処理の代行、フリーランスの手続きの相談といったサービスまで受けられるため、営業活動に不安のある方は是非利用してみましょう。 まとめ フリーランスエンジニアになると考えると何かと不安に思われる方も多いでしょう。案件を確実に取っていけるのかや給料が上がるのかなど最初は悩み事も多いです。本サイトを運営しているポテパンフリーランスもフリーランスエンジニアを専門としているエージェントサービスです。大阪での案件探しにお困りの場合、まずは無料カウンセリングにお気軽にお越しくださいませ。 また案件探しだけでなく、独立にまつわることであれば何でも無料で相談にのっていますので、下記フォームからお気軽にお問い合わせいただければと思います。 大阪案件ならお任せください
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フリーランスは開業届を出すべき!メリットと記入方法を教えます!
会社員からフリーランスになった場合、なるべく提出しておきたいのが「開業届」です。フリーランスになった時、開業届は必ず提出しなければならない手続きではありませんが、出しておくことで得られるメリットもあります。 こちらの記事ではフリーランスの人が開業届を出すメリット、またデメリットについて詳しく紹介します。これからフリーランスになる予定の人はこちらの記事を参考にしてください。 [toc] そもそも開業届とは? 「開業届」とは、個人事業を開業したことを税務署に申告するための書類です。そして開業届の正式名称は「個人事業の開廃業届出書」になります。 個人事業主でもあるフリーランスになると、仕事である事業から得た利益に対して所得税を払う必要がでてきます。そして所得税などは国税として税務署に納める必要があります。 そしてそれぞれ支払う義務のある税金を税務当局に納めるため、個人事業主として開業したことを報告する必要があります。そのためフリーランスは開業届を提出する必要があるのです。 しかしフリーランスが開業届を提出することは義務ではありません。なので開業届を提出しないまま仕事を始めているフリーランスの人も多いです。 開業届を出すメリット 開業届を税務署に提出する最大のメリットは、確定申告を青色申告にできることです。 フリーランスが確定申告をする場合、白色申告と青色申告の2種類があります。そして青色申告は開業届を出し、かつ青色申告承認申請書を提出しないと利用することができません。 しかし青色申告は白色申告よりも節税効果が高いです。青色申告であれば最大65万円所得から控除することが可能です。帳簿づけなどは青色申告の方が複雑ですが、支払う税金の金額を抑えることが可能です。 また開業届を提出すると屋号を持つことができます。屋号があれば本名ではなく屋号を領収書に書くことができますし、屋号名で銀行口座をつくることができます。フリーランスであっても必ずしも屋号をつくる必要はありませんが、屋号は持っていると何かと便利です。 さらに開業届を提出すると、その年の事業所得が赤字になってしまったとしても確定申告の手続きを行うことで、赤字を最大3年間繰り越すことができる「損失申告」ができるのです。 開業届を出しておくことで得られるメリットは多いので、なるべく早い段階で提出することをおすすめします。 開業届を出すデメリット 開業届を出すことであるデメリットは、失業保険が貰えなくなってしまう可能性があるということです。 失業保険は正式には雇用保険の「基本手当」といいます。そしてこの基本手当があるのは、失業中も生活の心配をせず、新しい仕事を探すために私たちの生活費を支援してくれるものです。 なので開業届が税務署に提出されている場合、その人は個人事業主としてすでに活動を始めていることになります。なので再就職活動中ではない証明となり、雇用保険の基本手当の対象外になりやすいです。 また開業届を提出したあとに確定申告の手続きをしないでいると、税務署に無申告とみなされ追微課税を課せられる可能性があります。通常よりも多く税金を納めなくてはいけないので、開業届の提出するしないに関わらず、必ずフリーランスになったら確定申告の手続きをしましょう。 開業届の記入方法 つづいて開業届の記入方法を詳しく紹介します。 開業届の書類は国税庁のホームページからダウンロードすることができます。また青色申告で確定申告ができるようにするために、開業届と同時に「青色申告承認申請書」も提出することをおすすめします。 そして以下が開業届を記入する時に気を付けてほしい点になります。 ①:書類の一番上に「個人事業の開業・廃業等届出書」とありますが、「開業」の部分に丸をつけましょう。 ②:必要になる記入事項は「自宅、もしくは事務所の住所」、「マイナンバー」、「所轄の税務署名」、「電話番号」になります。これらの情報は事前に調べておきましょう。 ③:「届け出の区分」には「開業」と書かれている部分に丸を付けるだけで大丈夫です ④:「開業・廃業等日」の欄には事業を開業した日程を記入してください ⑤:「事業の概要」という欄には具体的に行っている事業内容を記入してください ⑥:青色事業専従者の人や、従業員に給与を支払っている人は「給与等の支払いの状況」という項目を記入する必要があります。 また「開業freee」といったソフトを利用すれば簡単な質問に答えていくだけで開業届を作成することができます。自分で記入するのが難しく感じたら、こちらのソフトを使用するのをおすすめします。 開業届の提出方法 開業届の記入が終わったら、次は税務署に提出をしましょう。そして開業届を提出する税務署は、事業を運営する所在地が管轄している税務署になります。なので自分が事業を行う場所を管轄している税務署に開業届を提出しましょう。 またフリーランスの人の場合、自宅を事務所として使用し仕事をする人が多いと思います。そしてどこの税務署に開業届を出していいのか分からない人は国税庁のホームページ内にある「国税庁-税務署の所在地などを知りたい方」で確認することができます。 そして開業届は税務署に置いてあります。なので事前に記入をしていなくても、税務署に行ってその場で記入をして提出をすることが可能です。しかしマイナンバーや住所などの情報が必要になるので、情報が分かる書類を用意しておきましょう。 開業届の提出は特に手数料などはかかりません。しかし提出したあとにもらう控えをクリアファイルなどに入れてしっかり保管しましょう。開業届の控えは屋号で新しく口座を開設する時や、積み立ての掛金に応じた共済金を受け取ることができる、「小規模企業共済」に加入する時に必要になります。 万が一開業届の控えを失くしてしまっても、再発行は可能です。しかし手続きが必要になるので、なるべく失くさない場所に保管しておきましょう。 開業届はいつまでに出さなきゃいけないの? 最後に開業届の提出期限について詳しく紹介します。 開業届の提出期限は、原則として開業日から1ヶ月以内です。そして開業届を出すタイミングで青色申告で確定申告ができるようになる「青色申告承認申請書」も提出することをおすすめします。 青色申告承認申請書はもともと事業を始めていたかそうでないかで提出期限が変わります。 新しく個人事業を始め、開業届を1月1日から1月15日までに開業した場合、その年の3月15日までに提出する必要があります。また1月16日以降に開業届を提出した場合、開業日から2ヶ月以内が提出期限となります。 そしてもともと事業を始めており、白色申告から青色申告に変える人の場合、変更する年の3月15日までが提出期限となります。青色申告承認申請書を一度出せばそれ以降ずっと青色申告で確定申告ができるようになります。 フリーランス1年目の人にとって、確定申告は大変な作業のようなイメージを受けると思いますが、会計ソフトなどを活用すれば青色申告もそこまで難しい手続きではありません。 関連記事:フリーランスの必須知識!青色申告の方法と簡単会計ソフトを教えます! まとめ フリーランスになった時、意外と開業届を提出しないまま仕事を始めてしまう人は多いです。しかし最大65万円所得の控除が受けられる青色申告で確定申告の手続きができたりと、開業届を提出するメリットはたくさんあります。 開業届をまだ提出していないフリーランスの人は、まず国税庁のホームページから書類をダウンロードしてみてはいかがでしょうか。
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