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フリーランスに必要なスキルとスキルアップ方法のまとめ
フリーランスとして働くことになれば、自分個人の力でクライアントと契約し、仕事を獲得していくことになります。 企業に所属し働くわけではないので、誰かが自分のことを育成してくれるわけではありません。つまり仕事の獲得の仕方、クライアントとの付き合い方を含めて、フリーランスはノースキルの状態では務まらないということです。自分の何らかのスキルを切り売りして、報酬を獲得していくことになる訳です。 では「フリーランスとして生きていけるスキル」とは何なのでしょうか?多くのこれからフリーランスになりたいと考えている人、フリーランスに興味があるという人が疑問に感じる部分でしょう。 この記事では「フリーランスのスキルとは何なのか」「どんなスキルが必要なのか」という部分について解説していきます。 [toc] スキルとは フリーランスで生きていくのであれば、必ず何らかのスキルが必要になってきます。自分のスキルを切り売りして対価を得るのがフリーランス。それなりの対価を得たいのであれば、それなりのスキルを提供しなければならないのです。 一般的に、手に職をつけている人は比較的簡単にフリーランスとして仕事を獲得することができると言われています。例えば、ITエンジニアやWebデザイナーはフリーランスの中でもメジャーな職種ですよね。プログラミングやデザインの技術は比較的「スキル」としてクライアントに対して提供しやすいので、仕事を獲得しやすいのです。 また「スキル」単体ではなく「スキルセット」という考え方も仕事を獲得する上で重要になってきます。例えば、Webサイト制作であれば「ヒアリング→デザイン→コーディング→運用・保守」という一連の流れをセットで全てこなすことが出来れば、より重宝される人材になれるでしょう。「レア」な人材になればなるほど仕事も獲得しやすくなりますし、単価も上がります。 フリーランスに必要なスキル・能力 会社員とフリーランスの違いは、仕事の受注側と発注側を会社が媒介してくれるかどうかです。 フリーランスの場合、会社を介さずにクライアントと直接契約し、個人の責任で業務をこなしていくことになります。そこで問題になってくるのが「自己管理のスキル」と「仕事の契約に関わるスキル」です。 ここからは、フリーランスに必要なスキルをいくつかの項目に分けて解説していきます。 フリーランス全般 フリーランスに必要とされるスキルの中で、最も重要なのは自己管理能力です。自分の仕事を誰かが管理してくれるわけではないので、自分で仕事の量や質を管理しなければなりません。簡単に言えば会社員の場合は会社がやってくれることも、全部自分でやることになります。 具体的に言えば、「納期から逆算して1日の仕事量を計算し、こなすべきタスクを考え実行する」というスキルが要求されます。もちろんフリーランスに有給休暇はありません。業務がストップしないように体調にも気を配る必要があります。 フリーランス全般に必要とされるスキルをさらに細分化すると以下の3つが挙げられます。 ・決断力 ・行動力 ・コミュニケーション力 決断力 フリーランスになれば、あなたは1事業主です。目の前の仕事を獲るか、獲らないかの決断をしなくてはいけません。 他にも、「知り合った人と組むのか組まないのか」「価格交渉でクライアントにどう提案するか」など、様々な場面で決断力が要求されるようになります。個人で仕事をする以上、役割分担はなく全て自分でやることになるので決断力が重要になってきます。 行動力 次に、行動力です。これがなければ何も始まりません。 世の中に仕事というものは山のように転がっていますが、よほどのスキルがない限りは家の中でゴロゴロしていても仕事が舞い込んでくることはありません。ネットとリアル、賢く使い分けて積極的に行動し、自分の仕事の範囲を広げていくことが重要です。 コミュニケーション力 独立というとコミュニケーション力が最重要というイメージがあるかもしれないが、そこまで重要ではないのも事実です。 要求されるのは最低限のコミュケーション力。「社会人としてのマナー」と言い換えたほうが分かりやすいかもしれません。「レスポンスの速さ」や「言葉遣い」といったマナーは個人で仕事をする上でとても重要なポイントです。 エンジニア エンジニアに必要なのはもちろんプログラミングの技術です。 Web系のエンジニアであればHTML/CSS/JavaScriptの知識は必須ですし、Webサービスを構築したいのであればJavaやRubyといった言語の知識が必要です。他にもゲーム系であればC言語やC++の知識、組み込みや制御系のプログラムを組むのであれば、C言語・アセンブリ言語の知識が必要になってくるでしょう。またECサイトや顧客管理システムを構築していくのであればPHPといったサーバーサイドの言語の知識が必要です。 どれか一つの言語だけでなく、例えば「ECサイトを一から立ち上げて、その後の運用・保守もできます」といったような自分をパッケージ化できるようなスキルセットとして持っておくとフリーランスエンジニアとしては理想的でしょう。 フリーエンジニアの実体は、会社員にはよく見えてきませんよね。下記の記事では、フリーエンジニアになるメリットとデメリットについて紹介しているので参考にしてみてくださいね。 参考記事:フリーエンジニアになるメリットとデメリット ライター 特別なスキルがなくても、日本語が書ければ始めることができるのがライターのメリットです。しかし「ライター」として文章を書くわけですから、好き勝手に文章を書けるわけではありませんし、単価が上がるにつれライターとしてのスキルが求められるようになります。 未経験でも始めやすいのがライターの特徴ですが、単価を上げていくとなると、記事の執筆に必要な知識を素早く集める情報収集能力や文章の構築能力が必要になってきます。また単純な話ではありますが、キーの入力速度(タイピングスキル)といったPCスキルも単価を上げるカギになってくるでしょう。 デザイナー フリーデザイナーは、グラフィックデザイナーやWebデザイナーという形で独立するのが一般的です。 まず第一に必要なスキルがPhotoShopやIllustlatorといったAdobe製画像処理ソフトの扱いでしょう。バナー制作やWebデザインの仕事では、これらのソフトが扱えるかどうか、実務経験者かどうか募集要項に定められている場合が多いです。 デザインの目的は問題解決です。いかにユーザーにわかりやすく情報を届けられるかを考え、常に最新のトレンドを追っていく好奇心や模写を続ける探究心も必要になってくるでしょう。 下記の記事では、デザイナーの仕事の獲得方法や、必要なスキルをご紹介しています。 参考記事:フリーランスWebデザイナーになるには?その方法や必要なスキルをご紹介! スキルの高め方・身につけ方 これまでは「どんなスキルが必要なのか?」について解説してきました。 では、「フリーランスとしてのスキル」はどのように高めれば良いのでしょうか?フリーランスになると、自分の仕事に誰も文句をつけてくれないので、自分から進んでインプットしていくことが重要になってきます。 ここからは「フリーランスのスキルの身につけ方」をいくつか紹介していきます。 セミナーに参加する 社会人向けのセミナーは、それなりに大きな都市圏であれば検索すれば情報が出てきます。 コワーキングスペースやシェアオフィスといったフリーランスが集まる場所では、しばしば勉強会やセミナーが開かれているので積極的に参加してみると良いでしょう。知識のインプットだけではなく、意外な出会いがあるかもしれません。 スクールに通う 費用はある程度かかってしまいますが、スクールであれば実践的なスキルを教えてもらえます。 書籍などでの独学ではどうしても一般論しか学ぶことしかできないことも多いですが、もし実際の現役フリーランスに教えてもらえる機会があればより実践的なことを教えてもらえるので、直接自分の仕事につながるスキルを得ることができます。 また、卒業後のサポートで実際に顧客を紹介してもらえる可能性もあります。「何もツテがない」という状態であれば利用してみるのも手です。 とにかく仕事を請ける中で学ぶ 多くのフリーランスはとにかく仕事を請ける中で自分のスキルを高めています。クライアントの要求や要望は十人十色。様々なパターンに出くわすことで必然的に自分のスキルも高められていきます。 仕事を請ける時に、提示された時点で「こうすればいけるかな?」というビジョンが浮かんだのならその仕事は請けるべきです。スキルを高めたいのなら、簡単な仕事ばかり請けるのではなく、少し苦労しそうな案件に手を出してみるのも良いでしょう。 下記の記事では、フリーランスの「仕事の探し方」「仕事の受け方」を解説しているので参考にしてみてくださいね。 参考記事:フリーランスの仕事ってどこで募集してるの?仕事の探し方と受け方のポイント! 独学 もちろん書籍やブログといった資料から独学することも大切です。誰しも最初は先駆者の真似から始まります。 特に移り変わりの早いWeb業界であれば最新の情報をインプットしておくことは重要です。ちょっとした空き時間にも、自分の職種に関わる情報収集を積極的に行いましょう。 おわりに いざフリーランスになっても、一体どんなスキルを身につけていいのかよく分からなくなってしまうのはありがちなことです。 準備をしっかりと行うことは大切ですが、個人として信用されなければいけないフリーランスは、実務経験がそのままスキルとして信用されることが多いです。どんどんと仕事を請けて経験を積むのが一番のスキルアップの方法です。 ぜひこの記事を参考にしてもらって、自分のスキルについて見直してみてください。
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フリーランスが確定申告しない場合って?必要なケースを解説します!
会社員の時とは違い、個人事業主のフリーランスになると自分で確定申告の手続きを行う必要があります。ただし確定申告が必要になるのは一定額の収入を超えた時になります。 こちらの記事ではフリーランスとして働いている時の確定申告の手続きが必要になる時、またしない時の違いについて詳しく紹介します。 [toc] 個人事業主として確定申告が必要な所得とは はじめに個人事業主として確定申告の手続きが必要になるケース、また必要ないケースについて詳しく紹介します。 確定申告が必要な所得・ケース フリーランスの人が確定申告が必要になるのは、1年間の事業所得が38万円を超えた時です。なので副業ではなく本業としてフリーランスで働いている人であれば、ほとんどの人が確定申告の手続きを行う必要があります。 この38万円という金額は所得税の基礎控除額です。基礎控除とは、所得税や住民税などの計算をする時に、一律で差し引かれる控除のことです。条件などが特に設定されておらず、どの人も受けることができる控除です。 そして確定申告をする時、事業所得がおおよそいくらなのか自分で確認しておきましょう。なぜなら事業所得とは必要経費を差し引いた金額になるからです。 必要経費として計上できる金額はいくらか、また領収書などがしっかり残っているか確認して、確定申告を行いましょう。 下記の記事では、少し複雑な青色申告の手続きの方法について詳しく紹介しています。確定申告の手続きに困っているフリーランスの人はぜひこちらの記事を参考にしてくださいね。 参考記事:フリーランスの必須知識!青色申告の方法と簡単会計ソフトを教えます! 確定申告が必要ないケースとは フリーランスとして働いていても、確定申告の手続きが必要ないケースもあります。 必要のないケースは大きく分けて以下2つになります。 ①:事業所得が38万円以下の時 ②:事業所得が赤字の時 ②のようにそもそも事業所得が赤字だった場合、青色申告で帳簿付けを行っていれば赤字を出した年の差額分を来年以降に繰り越すことができます。 個人事業主であるフリーランスの場合、赤字は最大3年間繰り越すことができます。なので赤字を出してしまった年もしっかり青色申告で帳簿付けを行い確定申告しておくことで、黒字になった年に繰り越し控除ができます。 事業所得が赤字になった時も、しっかりと帳簿付けを行い確定申告をしましょう。 申告しない場合も伝票は保存しておこう 副業でフリーランスとして働いている人などは事業所得が38万円を超えず、確定申告の手続きが必要にならないケースも多いです。しかし確定申告をしない場合も、領収書など伝票を保存しておくことをおすすめします。 青色申告よりも簡単な単式簿記で確定申告の手続きができる白色申告であっても、必要経費の証拠となる領収書など、伝票類を保管しておく義務があります。 また事業所得が赤字で確定申告の義務がない場合も、青色申告で申告をしておけば最大3年間繰り越して控除することが可能です。なので所得が赤字だった年も、しっかと領収書など経費の証拠となるものは保管しておき、また申告もしましょう。 確定申告の義務が発生しない時も帳簿付けと伝票の保管をしておくことでのちのち自分が得になるケースは多いです。日々の習慣にしましょう。 確定申告しなかったらどうなるの? つづいて必要な確定申告を行わなかった場合、どのようなことが起こるか詳しく紹介します。 確定申告が必要な事業所得があるのに行わなかった場合、税務署から連絡がこない場合もありますが、最悪の場合税務署から追微課税を徴収されます。つまり本来支払わなければいけない金額以上の税負担が課されるのです。 何年も確定申告をしていない、つまり無申告がつづくと「無申告加算税」が課せられる時があります。この無申告加算税が課せられた場合、支払わなければいけない税額が50万円までの場合は15%、50万円を超えるとその超えた金額に対して20%分税金を支払わなければいけません。 そして所得税が特になく、税務署に申告をしない場合も、住んでいる市区町村に対して個人住民税の申告をする必要があります。所得税がかからない場合であっても個人住民税がかかるということがあります。なので注意してください。 また個人住民税も特にかからない場合があります。しかしそういった時でも国民健康保険などの計算などに必要になるため、しっかり所得の確定申告をしておきましょう。 収入がなく住民税の申告をしない人もいますが、なるべく申告をすることをおすすめします。なぜなら申告をしないと「非課税証明書」という書類を発行することができなくなってしまうからです。 非課税証明書とは無職であったり、収入がなかったりする時でも以下のような申請を行いたい時に必要な証明書です。 ・健康保険の扶養認定を受けたい時 ・児童手当を申請したい時 ・公営住宅の入居を申請したい時 ・保育園の入園を申請したい時 生活をしている上で上記のような認定・申請が必要になる時がくる可能性があります。なので必ず個人住民税がかからない場合も申告しておきましょう。 住民税の申告に必要な持ち物は「住民税申告書」、「印鑑(認印)」、「マイナンバーが確認できる書類」、「免許証、パスポートなどの身分証明書」です。そんなに難しい手続きではないので、必ず申告をするようにしましょう。 確定申告の手続きをついつい怠けてしまうだけで必要以上の多くの税金を支払わなくてはなりません。なので普段から帳簿付けする習慣を付け、必ず手続きを行うようにしましょう。 確定申告していないのがバレる瞬間とは 最後にフリーランスの人が確定申告をしていなかったことが税務署の人に気付かれてしまう時について詳しく紹介します。 確定申告しないでいることに気付かれるきっかけは大きく分けて以下の3つがあります。 ①:法定調書 「法定調書」とは会社がどの人にどれくらい給料を支払ったかなど、支払った手当や給与が記載されている書類です。フリーランスの人の中にも、この法定調書の添付が必要な人はいます。 法定調書によって自分が貰った報酬などが税務署の人に分かり、確定申告をしていないことが気付かれてしまう可能性があります。 ②:税務調査 「税務調査」も確定申告を行なっていないことに気付かれるきっかけとなります。 もし仕事の発注先である会社などに税務調査が入った場合、税務署はその会社が報酬や給与、手当をどの人に、またいくら支払っているかが分かります。なので税務署が調査に入ったタイミングで、確定申告をしていないことが気付かれてしまう可能性があります。 そして税務調査をされるきっかけもあります。以下のようなことがあった時、税務調査をされる可能性があります。 ・SNSでブランド品や高級車の投稿 ・収入がない状態がつづいており、生活の実態を調査するため ・知人などによる税務署への連絡 確定申告をしていなくても気付かれない人も中にはいます。しかし税務署に気付かれてしまうリスクを避けるためにも、しっかり申告の手続きは取りましょう。 ③:一般取引資料せん 「一般取引資料せん」とは、税務署から送られてくる資料です。そして一般取引資料せんが送られてきた場合、任意ではありますが税務署に提出するのが好ましい書類です。 一般取引資料せんとは税務署の情報収集のための書類になります。「売上、仕入、費用及びリベート等に関する資料せん」と記載されていると思います。 この一般取引資料せんによって時には無申告が税務署に気付かれてしまう場合があります。気を付けましょう。 まとめ フリーランスになると確定申告など必要な手続きが増え、大変に感じる人もいるかもしれません。しかし「クラウド会計ソフトfreee」などを活用すればそこまで難しい作業でもないので、あまり難しく考えずにやってみてください。 こちらの記事を参考にして、自分が確定申告が必要かそうでないかだけでも確認してみてくださいね。
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フリーランス(個人事業主)が抑えておくべき税金事情
フリーランスになって気になりはじめるのが、税金のこと。フリーランスになる前は会社員だった方が多いので、会社に面倒を見てもらっていた税金関連については苦手な方が多いのではないでしょうか。 でも、フリーランスになってたとえ仕事がなかったとしても出て行く固定費のひとつが税金。ここでは、どんな税金があるのか、知っておくべき税金基礎知識を紹介します。売上が多くなればなるほど、納める税金が増えたり、忘れた頃に税金の請求が来てびっくりしたりするのは、フリーランスあるあるです。 それでは、いつ頃に請求がくるのか、いくらくらいなのかを紹介していきましょう! 払うべき税金の種類 フリーランスは会社員時代とちがい、税金が給料から天引きされず自分で支払う必要があるので、「税金って高い!」と感じることがあるかもしれません。支払う税金は以下の通りです。 ・所得税 ・住民税 ・個人事業税 ・消費税 ・国民健康保険税 ・国民年金税 意外とたくさんありますよね。フリーランスでは、仕事をして得られた収入は事業所得扱いになりますのでこれをもとに所得税や住民税の計算がされることになります。 それではそれぞれを見てみてみましょう。 ■所得税 所得税とはその名の通り所得に課税される税金です。税金の対象となる課税所得というのは、収入(売上)から必要経費分を差し引いた分にかかってきます。 50万円の仕事を遂行するのに、交通費や通信費などで10万円使っていれば、所得は40万円です。自営業の方などが経費扱いにしようと領収書の回収に躍起になるのも、この課税所得を出来る限り低く抑えたいからなんですね。 ちなみに所得にかかる税率は国税庁HPによるとこのようになっています。 出典/国税庁HP:https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2260.html収入800万円で「課税所得」が700万円の場合を考えてみましょう。 その場合求める税額は次のようになります。700万円×0.23-63万6千円=97万4千円 ■住民税 自分の住む地域の地方自治体に納めるお金が住民税です。住民税も収入が33万円以上であると課税対象となり、税率は「一律10%」となります。 この一律10%に加え、均等割と呼ばれる「市民税+県民税=4000円程度」がかかります。 ちなみに基礎控除額が33万円となりますので、その分はみなさん差し引かれます。その他、年の所得が低い方や、配偶者や扶養家族がいる場合、医療費の支払いが合った場合などは控除額などが変わってきますので、気になる方は確認を取りましょう。 ■個人事業税 個人事業主には個人事業税というものがかかってきます。これは年間所得が290万円を超えると3〜5%の税率で課税義務が生じます。確定申告を行うと、8月頃に納付書が届くことになります。 ■消費税 開業後2年目以降に売上が1000万円を超えると消費税が課税されます。 だいたいの額を計算してみよう:年収500万のケース」 ここでは年間収入500万円(配偶者有り)で必要経費で120万円を使用している方のモデルケースを見てみます。所得380万円から各種控除額も含めた課税所得額を基に計算してみます。 ■所得税は149,500円 (1)課税所得額=500万-120万-68万(各種控除)-65万(青色申告控除)=247万円 (2)所得税額=247万×10%(税率)-97,500(課税控除額)=149,500円 ■住民税は311,000円 各種控除73万円(基礎控除33万円、配偶者控除33万円、その他控除7万円)として計算します。 (1)(500万-120万-73万)×10%=307,000円 (2)均等割が4000円で、合わせて311,000円 ■個人事業税は11,000円 個人事業税は「(課税所得額(青色申告控除は除く)- 事業主控除)×5%」 (1)課税所得額=500万-120万-68万(各種控除)-65万(青色申告控除)=247万 (2)個人事業税=(247万+65万(青色申告控除は無し)-290万(事業主控除))×5%=11,000円 よって、年間で納める所得税、住民税、個人事業税の合計は、、、 所得税+住民税+個人事業税=471,500円 となります。 まとめ いかがでしたでしょうか?意外と多く感じたでしょうか。しかしフリーランスも立派な「事業主」です。納税の義務も生じますし、そのための確定申告も必要になります。 また、下記の記事では、少し複雑な青色申告の手続きの方法について詳しく紹介しています。確定申告の手続きに困っているフリーランスの人はぜひこちらの記事を参考にしてください。 参考記事:フリーランスの必須知識!青色申告の方法と簡単会計ソフトを教えます! 納める税金額や節税方法を押さえておけば、フリーランスとしての生活への怖さもなくなるはずです。今回の記事を参考にして資金計画などを立ててみてくださいね。
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フリーランスになるための準備って何がある?やっておくべき準備を解説!
いざフリーランスとして独立すると決めても、何から準備していいのかわからない、という方は多いのではないでしょうか? この記事では、「フリーランスとして独立したいとは思っているがなかなか行動できない」「フリーランスになりたいけど何からやったらいいのかわからない」という方に向けて、フリーランスになるための準備について解説していきます。 現在会社員の方の場合、簡単に言えば一般的には会社がやってくれることを自分ですることになります。独立してからあれもこれもと慌てないよう、予めしっかり準備しておきましょう。 [toc] サラリーマン時代にやっておくべきこと 日本でも、全労働人口に占めるフリーランス人口の割合は年々着実に増えてきています。しかし、日本でフリーランスの働き方はまだまだ浸透していないのが現実です。 サラリーマンの頃には当たり前にできていたことも、社会的な信用がないとみなされてうまくいかないことも多々あります。ここでは、フリーランスになってから無駄な苦労をしないようにサラリーマン時代にやっておくべきことを紹介していきます。 クレジットカードの契約 フリーランスとして働くようになると、毎月定額の給料が保証されるわけではなくなります。請けた仕事によって収入は上下動することになりますし、いつ収入がなくなるかも分かりません。 クレジットカードは簡単に言ってしまえば未来の自分からの借金ですから、収入が安定していないフリーランスは信用が低くクレジットカードの審査に通りづらくなってしまうのです。 クレジットカードはフリーランスになってからも持っておきたいアイテムなので、信用のある会社員時代にあらかじめ作成を済ませておきましょう。 不動産契約 クレジットカードと同様、収入が安定していないという面をマイナスに捉えられてしまって、うまく契約できない時があります。仲介業者や物件の大家さんというのは、やはり賃貸料金の支払い能力が不安な人物に物件は貸したくないものです。 信頼できる連帯保証人を立てたり、保証会社を利用することでフリーランスでも物件を借りることは十分可能です。しかし、手間がかかってしまうことは明らかなので、不動産契約は会社員であるうちに済ませておくのが吉です。 仕事用口座をつくる フリーランスになる前にあらかじめ仕事用の口座を作っておくことをお勧めします。なぜかというと、仕事用の口座があると確定申告の際に税金の納入額を計算しやすくなるからです。 要するに、事業の家計簿を見やすくするために、専用の通帳を作るということです。独立してバタバタしている時に銀行口座を作るのは大変なので、時間の余裕があるうちに前もって準備しておきましょう。 横のつながりを作っておく いわゆる「ツテ」と呼ばれるものです。 フリーランスになる前から固定のクライアントがついていたり、一定の仕事を持っていたりすればこれほど楽なことはありません。仕事をする上でのパートナーがいれば役割分担してより事業の効率を上げることもできます。 横のつながりはとにかく個人で仕事をする上で強みにつながりますから、フリーランスの集まるセミナーや勉強会に参加して、知り合いや仲間を作っておくといいです。 また、最初から自分一人でで仕事をしていくのが厳しい場合は、フリーランスの知り合いから仕事を回してもらうのも1つの手でしょう。仕事を抱えきれずに困っているフリーランスの方は案外多くいるので、仲良くなったら相談してみるといいです。 必要な手続きや書類 ここからはフリーランスとして独立する際に必要な手続きについて解説していきます。 諸々の手続きを済ませておくことで、確定申告の際税金の控除額が増えたりします。また、会社員でなくなる場合は健康保険や国民年金も自分で加入する必要があるので、早めに手続きを済ませておきましょう。 開業届 事業を始めたらまずは開業届を提出しましょう。これは、個人で事業を始めましたよと報告する報告書のようなものです。開業届には住所氏名、事業用の屋号と、事業の簡単な内容を記入します。 開業届の用紙は税務署の窓口でもらうかまたは、国税庁のホームページからダウンロードすることができます。 開業届は必ず提出しなければならない手続きではありませんが、出しておくことで得られるメリットもあります。 参考記事:フリーランスは開業届を出すべき!メリットと記入方法を教えます! 青色申告承認申請書の提出 可能であれば青色承認申請書も提出しておきましょう。 確定申告には青色申告と白色申告の2種類があります。そのうち青色申告は少々手間がかかる分、優遇措置があり、税金の納付額が少なくなることもあります。 開業から2ヶ月以内に提出しなければその年度内は青色申告ができなくなってしまうので注意しましょう。また、開業届を提出していない場合は青色申告をすることはできないので注意しましょう。 また、開業届の提出期限は、青色申告承認申請書より早く、原則として開業日から1ヶ月以内です。しっかりと確認しておきましょう。 参考記事:フリーランスの必須知識!青色申告の方法と簡単会計ソフトを教えます! 健康保険について検討する 会社員の場合は企業の健康保険に加入することになりますが、フリーランスの場合は企業の健康保険に加入し続けることはできません。 会社員を辞めてフリーランスとして独立する場合は、「国民健康保険に加入する」「これまでの健康保険の任意継続を申請する」「国民健康保険組合が運営する健康保険に加入する」のいずれかを選択することになります。 国民健康保険は最寄りの役所で加入の手続きを行うことができます。しかし、国民健康保険の場合、前年度の所得によっては保険料が高額になってしまう場合もあるので、その場合は他の選択肢を取りましょう。 任意継続は退職日の翌日から20日以内に各自治体の協会けんぽ支部または健康保険組合に行けば手続きが可能です。 国民健康保険組合は同じ業種同士のメンバーを組合員とする組織で、現在150以上もの組合が設立されています。自分の業種の組合があるか探してみて、保険料が安ければ加入するといいでしょう。 下記の記事では、フリーランスが選べる健康保険の種類、また高額になりがちな健康保険料を抑える方法などについて詳しく紹介しています。 参考記事:フリーランスは社会保険の対象ではない?加入できる保険の種類を解説します! 国民年金に入る 会社員でなくなると、年金の納入は厚生年金ではなく国民年金に切り替えることになります。最寄りの役所に行けば手続きができるので、会社を辞めて独立した場合はできるだけ早めに手続きを済ませましょう。 納入が難しい場合は減額や免除等の措置もあるので、年金課などの窓口で相談しましょう。 小規模企業共済制度に入る 小規模企業共済制度とは、簡単に言うと経営者版の退職金制度です。 多くの会社員の場合企業にある程度の期間勤めた後にや退職ということになると、退職時に退職金が支払われます。通常個人事業主のような小規模な事業主には退職や廃業しても退職金が出ることはありませんが、この小規模企業共済制度を利用すれば、最大で掛け金の120%を退職時に受け取ることができます。小規模企業共済にはメリットもデメリットもあるので要項をよく確認して加入するかどうかを決めましょう。 小規模共済公式HP フリーランスになるために必要な準備 フリーランスになれば働く場所も時間も自由です。自由な以上は自分のことは自分で管理しなければなりません。まずは個人で働くための準備を済ませましょう。ここではフリーランスになるための準備について解説していきます。 仕事部屋やパソコン類の準備 まずは仕事をするスペースと仕事道具の準備です。仕事をする場所はもちろん自宅でも構いませんが、自宅では集中できないという方であれば、コワーキングスペースやシェアオフィスを利用しましょう。 また、仕事をするための道具も購入しておきましょう。PCを使用するWeb系のフリーランスであれば高性能なPCは必須です。道具は成果に直結するのでケチらずに投資しましょう。 名刺 次に事業用の自分の名刺を作成し、持っておきましょう。フリーランスとして独立して仕事をするようになると初対面の方と話すことが多くなります。 特にクライアントと打ち合わせする際など、名刺を持っておくと自分の事業の内容を伝えやすくなりますし、何より1個人として信用されやすくなります。必要な場面でいつでも出せるように準備しておきましょう。 下記の記事では、名刺で入れておきたい情報や、デザインのポイントなどをご紹介しています。 参考記事:フリーランスの名刺はどんなのがいいの?内容やポイントを解説! 事務用品 契約書の郵送などの際に、急に封筒やテープ、糊などの事務用品が必要なことがあります。誰かが用意してくれるわけではないので、いざ必要になった時に慌てないよう、最低限の事務用品は独立前に揃えておきましょう。 準備金はどれくらい必要? さて気になるのは果たして独立の準備金はいくら準備しておくべきなのか、というところです。 独立に対する考え方は本当に人それぞれです。しっかりと地盤を固め、向こう一年は収入が全くなくてもいいぐらいに貯金を貯めてから独立すべきだという人もいます。その一方で、やりたいことがあるなら貯蓄なんて即行動して独立すべきだという方もいます。 一般的に、元々プログラミングやデザインといった即フリーランスとして仕事を獲得できるレベルのスキルを有している人の場合、案外苦労することなく独立することが多いです。 またあまり経験が無い方でもすぐに実績を積んでいって会社員時代より収入が増えたというパターンもあります。独立というと成功か失敗か、0か1かのようなイメージがありますが、仕事0収入0という状況は考えにくいです。 今日ではクラウドソーシングやフリーランス向けのエージェントなどのサービスが発達していますし、独立したからといって仕事が全くないという状況はあまりないと考えていいでしょう。 下記の記事では、フリーランスの「仕事の探し方」「仕事の受け方」を解説しています。 参考記事:フリーランスの仕事ってどこで募集してるの?仕事の探し方と受け方のポイント! しかし案件の単価はあなたの営業能力にかかっているので、収入が大きく下がることは大いに考られます。不安な気持ちで仕事し続けるのは辛いものです。 やはり、仕事に仕方に慣れるまでの期間に全く収入がなくてもいいぐらいには貯蓄を用意しておくことをお勧めします。 おわりに これからフリーランスになる、フリーランスを目指しているという方は、少なからずうまくやれるのかどうか不安を抱えていることでしょう。 しかし会社員時代に予めしっかりと準備をしておけば、案外すんなりフリーランスとして独立することができます。 何事も最初が肝心です。フリーランスとして働き始めてから様々なことで慌てないように、会社員時代にやっておくこと、フリーランスになったらすることをきちんとリスト化して、1つずつクリアしていきましょう。
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フリーランスは所得税を節税できる!所得税について徹底解説します!
フリーランスになったら自分で行わなければいけない手続きの一つに、確定申告があります。確定申告とはどれくらい自分が所得税を納める必要があるのか申請する手続きです。そして確定申告の手続きをする時に自分が支払う必要のある所得税を計算します。 こちらの記事ではフリーランスであれば知っておきたい所得税の知識について詳しく紹介します。 [toc] 所得税とは はじめに所得税というのはどんな種類の税金なのか、また収入と所得の違いなどについて詳しく紹介します。 所得税とは 所得税とは仕事を受注して得た報酬である収入から所得控除を差し引いた金額、つまり「所得」に対して一定の税率で課税される税金のことです。 この所得税は会社員であれば企業が給与の中から自動的に天引きして納めてくれます。しかしフリーランスの場合は基本的に自分で納める必要があります。 そして日本での所得税は累進課税制度という、所得が高額であればあるほどそれに伴って税率も上がる制度です。所得によって税率は大きく変わり、5〜45%くらいの所得税がかかります。 収入と所得の違い 「収入」と「所得」の違いが分からない人もいるのではないでしょうか。収入とはフリーランスの場合受注した仕事の報酬のことです。そしてその収入から事業経費を差し引いて残ったお金のことを所得といいます。 仕事のために購入した文房具や書籍代などは確定申告の時に事業経費として計上することができます。なので事業経費を上げれば上げるほど所得の金額は低くなるので所得税も低くなります。 なるべく事業経費として計上して節税するためにどんな買い物や費用が事業経費になるのか事前に調べておきましょう。また確定申告の手続きで必要になるので、事業経費となる買い物の時は必ず領収書を貰っておきましょう。 どうやって納めるの? フリーランスの場合所得税は確定申告の手続きをして、支払わなければいけない金額を明確にしてから納めます。 そして所得税を納められる期間があります。2月15日から3月15日までの確定申告可能期間に所得税は納税する必要があります。 そして所得税の納税方法は全部で3種類あります。指定の金融機関から振替納税をするか、国税庁の電子納税システムであるe-Taxを利用して納税をするか、現金での納税です。 e-Taxを利用すれば確定申告書の作成から所得税の納税まで全てオンライン上でできます。税務署に行く必要もないのでとても便利です。 確定申告の手続きはいろいろな準備が必要となるため、いざという時に困らないよう確定申告についてしっかりと理解しておきましょう。 参考記事:フリーランスが知っておくべき確定申告のあれこれ 所得がいくらから払わなければいけないの? フリーランスの場合所得税は所得がいくらから支払う必要があるのでしょうか。 所得税には納税者である私たちの生活を考慮していくつかの所得控除の制度が設けられています。そしてその所得控除の種類の一つに「基礎控除」があります。 基礎控除は38万円とはじめから設定されています。そしてフリーランスの人のどの所得からもこの基礎控除の38万円が差し引かれるのです。つまり年間所得が38万円以下の人は基礎控除があるため所得税を支払う必要がありません。 副業でフリーランスをしている場合この基礎控除の制度のお陰で確定申告をする必要がない人も多いです。 フリーランスがした方がいい節税方法2つ つづいてフリーランスの人に実践してほしい節税の方法2つを詳しく紹介します。 事業経費の種類を確認する 所得税を減らす一番の方法はしっかりと自分の支出の中に事業経費が含まれていないか調べて計上することです。 フリーランスの場合私生活の支出と仕事の支出が混同してしまい経費として計上できたものを見落としがちです。なのでまずはこまめに領収書を貰う習慣をつくりましょう。そうすればあとから事業経費として計上できることが分かった時も困りません。 自宅で仕事をしている人は家賃、光熱費、水道代も一部事業経費で計上できます。 ふるさと納税を活用する 日本各地の自治体に寄付をすることで名産品を受け取ることができる「ふるさと納税」も実は節税の役に立つ制度です。 ふるさと納税で自治体に寄付したお金は住民税から控除され、実質2,000円のみの負担でお礼品を受け取ることができます。寄付金は寄付をした次の年の住民税が減額されるという形で還ってきます。 各自治体の美味しいお肉やお酒などを受け取ることができるふるさと納税は大変おすすめです。 下記の記事では、節税対策を詳しくご紹介しています。 参考記事:フリーランス初心者が必ず押さえるべき節税ノウハウとは 源泉徴収税はどうなるの? つづいてフリーランスの源泉徴収税について詳しく紹介します。 源泉徴収税とは企業が働いた人の代わりに報酬から事前に差し引いて納めてくれる税金のことです。そしてフリーランスでも仕事を発注した企業やクライアントが源泉徴収を行なってくれることがあります。 注意をしなければいけないのは全ての企業やクライアントが源泉徴収を行うわけではない点です。なので必ず源泉徴収票が届いていないか、また発注元から貰う支払い調書の内容を確認しましょう。源泉徴収税として差し引かれている税金は確定申告の時に申請しなければ2重で税金を支払ってしまうことになります。 また企業やクライアントに渡す請求書の書き方にも注意が必要です。支払い金額が100万円以下の時は、支払金額に10.21%の税率を掛け、支払い金額が100万円以上の時は支払い金額から100万円を引き、その金額に20.42%を掛け、さらに102,100円を足します。 そしてクラウドソーシングで得た報酬は源泉徴収の対象ではありません。なのでクラウドソーシング一本で仕事をしている人の場合、確定申告の時も申請する必要はありません。 フリーランスにおすすめの会計ソフト 最後にフリーランスが所得税を計算するのに便利なおすすめの会計ソフト「MFクラウド確定申告」について詳しく紹介します。 MFクラウド確定申告 「MFクラウド確定申告」は株式会社マネーフォワードが提供しているクラウド型の会計ソフトです。 MFクラウド確定申告を利用するメリットの一つに、確定申告について相談ができるメール、チャット、電話のサポートサービスがある点です。 ただし無料のフリープランではこれらのサービスを利用することはできません。月額税抜800円の「ベーシックプラン」でメールとチャットサポートが利用でき、年額税抜17,200円の「あんしん電話サポート付きベーシックプラン」で電話サポートを利用することができます。 また普段利用している銀行口座やクレジットカードを登録しておくことで取引結果や明細を自動所得し、勘定科目も予測提案をしてくれます。手動で入力することももちろん可能ですが、忙しい人はこの自動取得のサービスを利用するのがおすすめです。 さらにMFクラウド確定申告にはレポート機能も付いています。こちらのレポートは特に確定申告の手続きに必要な書類ではありませんが、日々自分が何に多く支出をしているのか、また報酬についてなども細かく確認できるのでしっかりとお金の流れを確認したい人におすすめのサービスです。 フリーランスになったばかりで確定申告の手続きに不安がある人はこちらのMFクラウド確定申告がおすすめです。 まとめ フリーランスになったはじめの年は所得税の計算方法、またどの支出が事業経費になるのかなど、分からないことだらけです。しかし優秀な会計ソフトなどを活用すれば確定申告はそこまで難しい手続きではありません。 フリーランスの場合しっかりと記帳をしておけば会社員の時よりも節税をすることが可能です。こちらの記事を参考にして、ぜひ所得税を減らす工夫を初めてみてくださいね。
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副業からフリーランスを始める!イチ押しの職種と収入UP術を教えます!
本格的にフリーランスとして活動を始める前に、まずは会社員のうちから副業を始め、受注を増やしていくというのはフリーランスで失敗しない賢い方法の一つです。 しかし会社によっては副業禁止であったり、またどうやって副業を始めたら良いのか分からなかったりする人も多いのではないでしょうか。 そしてこちらの記事ではフリーランスへの第一歩として副業を始めてみたい人のために副業をすることで得られるメリット、また副業に向いている職種などを詳しく紹介します。副業を始めてみたい人はぜひこちらの記事を参考にしてみてくださいね。 [toc] そもそも会社員がフリーランスとして副業していいのか そもそも正社員として毎日働いている会社員の人たちは、副業をしてもいいのでしょうか。 現在会社員で副業を始めることを計画しているなら、まずは必ず勤めている会社の「就業規則」を確認しましょう。そしてもし会社が副業を禁止している場合、副業をしていることばれてしまうと処分の対象などになってしまいます。 また副業をしてもいい会社の場合でも、事前に届け出が必要だったり、副業をする条件が定められていたりします。副業がOKの会社であっても、信頼できる上司や人事部の人に相談しておくことをおすすめします。 まずは自分の勤めている会社が副業を許しているのか、就業規則を必ず確認しましょう。 フリーランスを副業として行うことがお得な理由 つづいてフリーランスとして副業をすることがお得な理由3つを詳しく紹介します。 支出の一部を経費として計上できる 会社員をしながら休日などにフリーランスとして副業を行うメリットとして挙げられるのが、経費を挙げられる点です。 会社員の人が副業で得た収入は基本的に「雑所得」というくくりに入ります。そしてこの雑所得というのは副業で支払われた報酬から経費を引いたものになります。 つまりフリーランスとして働いている人と同じように、事業経費としてあげられる支出を計上できるようになり、節税対策ができるのです。自宅で副業を行なっている人は光熱費、通信費などを計上することができます。また副業のため乗り物に乗った場合、 副業が赤字でも会社員の給与と合わせて損益通算できる 副業と本業どちらもしていると、所得税や住民税が減額されるチャンスがあります。副業の収入が事業所得としてみなされた場合、損益通算により支払う税金の金額が下がるのです。 まず副業の収入は大きく分けて「雑所得」と「事業所得」の2つに分けられます。基本的に雑所得は継続性の低い、一回ごとの仕事で得られる報酬のことで、継続的に利益が出て得られる収入は事業所得としてみなされます。 そしてもし副業の収入が事業所得としてみなされ、かつ赤字となった場合、その赤字の分だけ課税所得の総額から引かれます。つまり仮に副業で赤字を出してしまったとしても、その分支払わなければいけない税金の額を減らすことができるのです。 会社員でいることで健康保険などのお金が会社と折半になる 会社員でいることのメリットの一つに、会社が自分の健康保険の保険料を負担してくれていることが挙げられます。 実は会社員を辞めてフリーランスになったあとも、退職後2年間は会社の健康保険に継続加入することが可能です。しかし会社が負担してくれていた分の保険料もすべて自分で払わなくてはいけないため、保険料は約2倍になります。 このように同じ健康保険でも会社員とフリーランスでは払う保険料に大きな違いがあるのです。そして会社員でありながら働くことができる副業であれば、自分の健康保険を会社に約半分負担してもらうことができます。 副業は会社員であるメリットを受けながら自分の収入を増やすことができるのです。 副業の所得は事業所得になるのか つづいて副業の所得は事業所得としてみなされるのか詳しく紹介します。 副業で得た収入は大きく分けて「雑所得」か「事業所得」に分類されます。 そして副業が事業所得とみなされた場合、赤字になった時も給与所得から赤字を差し引くことができたり、青色申告を申請して最大65万円の特別控除を受けたりできます。つまり事業所得の方がメリットは多いのです。 今現在副業が雑所得か事業所得になるのか、明確な判断基準というものはありません。しかし一般的に事業所得として判断されやすいのは、長期間継続して収入が得られている副業、将来性のある副業、また職業として認められている副業です。 しかし継続的に収入を得ることができていても、ネットオークション、フリーマーケットなどの副業は基本的には雑所得としてみなされます。気を付けてくださいね。 会社に副業がバレる瞬間・タイミング 勤めている会社が副業を禁止していても、会社には秘密にして副業を行う人はいます。 しかし会社に秘密にして副業をしていた場合、どんな種類の副業でもばれてしまう可能性はあります。匿名であったり顔を出さずにインターネット上で仕事を受注したりする場合も、住民税などが高額になり気付かれてしまうリスクがあるのです。 また副業で順調に収入を得ることができ、雑所得が20万円を超えていたり、正社員として勤めている会社以外の他社から給与所得があったりすると、確定申告の手続きが必要になります。 しっかりと青色申告をして経費をあげれば支払う税金の額を減らすことができますが、この作業を行うことで会社に副業をしていることが知られてしまいます。 会社が副業を禁止していても副業をしたいと思うのなら、秘密にして始めるよりもまずは信頼できる上司や同僚に相談することをおすすめします。 副業の収入の確定申告はどうすればいいのか 副業であっても、得ている収入の額によっては確定申告が必要になります。 副業として得た収入が雑所得であっても事業所得であっても20万円を超えてしまった場合、確定申告を行う必要が出てきます。 ただし給与所得から基礎控除、医療費控除などを除く所得控除を引いた金額が150万円以下であった場合、確定申告は必要ありません。 基本的に副業の収入が20万円を超えてしまった場合、必要ない時もありますが確定申告をしなければいけないことを覚えておいてください。 いざという時に困らないよう確定申告についてしっかりと理解しておきましょう。 参考記事:フリーランスが知っておくべき確定申告のあれこれ 始めやすい副業の職種4選 つづいて未経験であっても始めやすい副業の職種を4つ詳しく紹介します。 ライター 以前は編集プロダクションや出版社などで働いて経験を積む必要があった職種「ライター」も、Webメディアの増加、またクラウドソーシングサービスの誕生によってグッとなりやすくなりました。 未経験の人の場合、すぐに仕事を得ることができるのはクラウドソーシングです。単価は1文字0.3円など安い案件も多いですが、経験を積んでいくうちにどんどん高単価な案件を受注できるようになります。 書くことが好きな人、また読書が好きな人は副業でライターに挑戦してみてはいかがでしょうか。 写真の売買 休日に趣味で写真を撮っている人や、旅行が好きな人におすすめしたい副業が「写真の売買」です。 最近では綺麗なWebサイトやデザイン性の高いブログなどに写真が使用されていることが多いです。そしてそういったWeb上で使用されている写真は写真販売サイトから購入されていることが多いのです。 そしてプロのカメラマンでなくても、写真販売サイトに自分で撮影した写真を売ることができます。使用するカメラもプロが使用する機材などである必要はないので、ハードルの高い副業ではありません。 このような写真の売買に興味がある人は写真販売サイトの一つにアカウント登録してみることをおすすめします。試しに撮り溜めていた写真をサイトに登録してみてもいいですし、またどういった写真の需要が高いのか調べることもできます。 写真を撮ることが趣味の人におすすめの副業です。 ハンドメイド作品の売買 男性よりも女性が活躍している副業の一つに「ハンドメイド作品の売買」があります。この副業は「minne(ミンネ)」、「BASE(ベース)」といったショッピングサイトで自分のつくったアクセサリーや雑貨などを販売するものです。 もともとものを作ることが好きな人達でも、本業として安定した収入を得ることができる人はごくわずかです。しかし副業であれば本業で生活費を稼ぎながら自分の好きなものを作って販売することができます。 現在ハンドメイド作品として販売されているものは以下のものがあります。 ・アクセサリー ・服・バッグ・靴などファッション関連のもの ・スマホケース ・おもちゃ ・家具 ・ケーキやクッキーなどスイーツ ものを作ることが好きな人は、どこか一つのショッピングサイトに登録してみて、一度販売に挑戦してみてはいかがでしょうか。 語学力を活かした仕事 学生時代に留学経験があったり、外資系企業で働いているため英語を話すことができたりする人におすすめの副業が「語学力を活かした仕事」です。 最近ではクラウドソーシングサービスを利用して翻訳、通訳の仕事をしたり、また「Airbnb(エアビーアンドビー)」のサービスを活用して海外からの観光客を対象にしたビジネスを行ったりする人もいます。 また海外の販売店から商品を購入して日本で販売したり、逆に日本で購入した商品を海外で販売したりする転売を副業としている人もいます。 そして本業で英語など習得した外国語を使う機会が少ない人は、語学力アップのためにも副業にしてしまうことをおすすめします。 まとめ 今はインターネットの発達から様々な副業が誕生しています。そして今のような変化の激しい時代では、会社で貰える給料という一つの収入源だけではなく、自分の得意なスキルを生かして複数の収入源を持つことがおすすめです。 まずは自分の働いている会社が副業可能か就業規則を確認してみましょう。そしてぜひこちらの記事を参考にして自分にぴったりの副業を探してみてくださいね。
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年収1,000万円を稼ぐフリーエンジニアの実態とは
「年収1,000万円」 誰もが一度は意識したことがあるこの数字ですが、果たして日本にどのくらいの人が年収1,000万円を超えているのかご存知でしょうか。そして、会社員ではなく、フリーエンジニアがこの大台に達成することはできるのでしょうか。 今回は、年収1000万円を稼ぐフリーエンジニアの実態を、会社員やアメリカとの比較をしながら紹介していきます。なお、本記事はフリーランスのエンジニアに案件を紹介するエージェントサービス「ポテパンフリーランス」がお届けしています。 いますぐにフリーランスの案件を探したい!という方はお気軽に下記からお気軽に登録してください。すぐに、ポテパンフリーランスの担当エージェントからメールにてご連絡します。無料登録はこちら [toc] 年収1000万はどの程度存在するのか みなさんは日本人の平均年収をご存知でしょうか。答えは414万円。今回のテーマである年収1,000万円の半分以下の数字です。 実際に、国税庁の民間給与実態統計調査によると、年収1,000万円以上の割合(平成26年)は6.6%となっており、”年収1000万円”はなかなか簡単な数字ではないことがわかります。 また、厚生労働省が発表した「平成26年度賃金構造基本統計調査」によると、フリーランスだけではなく会社員を含んだ全エンジニア職の平均賃金は、平均年齢36歳に対し平均年収542万円。 業界全体としては基本的に人手不足の傾向があり、仕事に困ることはないとは言え、これでも年収1,000万円のやっと半分を越えたあたりです。 フリーエンジニアの年収は約500万円~1,000万円程度 次にフリーエンジニアの平均年収についてみていきましょう。 IT業界は多重下請け構造の世界です。あなたが会社に所属している場合は、その会社が下請けであればそもそもの受注額は上位会社の中抜きされるため低くなりますし、もちろんその受注額の全てがエンジニアに入るわけではありません。そこから営業部や経理部など他の部署の給与を支払わなければならないからです。 一方、フリーエンジニアは、その「中抜き」を最低限に抑えることができ、また他の部署にお金を回す必要もないので、会社員エンジニアに比べて年収アップが実現しやすくなります。 しかし一方で、フリーランスを続けるにはお金がかかります。フリーランスになると国民保険や年金、交通費、税金などは自分の収入の中から払わなければなりません。また、会社員時代には当たり前にもらっていたボーナスもありません。ですので、独立しても会社員のときと同じ生活レベルを維持するためには、最低でもサラリーマン時代の年収の1.5倍は欲しいところです。 仮に会社員で年収500万円の人で考えてみましょう。年収500万円の人ならば、その1.5倍である年間売上750万円(=月単価約63万)以上の仕事を継続して得ることができるなら、フリーになるメリットはあると言えます。逆に、年収の1.5倍以上の売上を確保する見込みがないのであれば、金銭的なメリットはほとんどないと言えるでしょう。 下記の記事では、フリーエンジニアが単価を上げるために欠かせないポイントをご紹介しています。 関連記事:フリーエンジニアが単価を上げるための6つのTIPS アメリカのフリーエンジニアの年収相場 では、アメリカのフリーランスエンジニアの年収はどうなのでしょうか? アメリカでは日本よりもフリーランスが一般的で、既に市民権を得た働き方となっています。人口の約3割、つまり3人に1人がフリーランスとして働いているという調査も発表されているほどです。さらにアメリカでは2020年までに、フリーランスが労働人口の50%を占めると予想されています。 このような背景もあり、フリーエンジニアの給与は日本と比べて高いです。アメリカのフリーエンジニアの平均年収は864万円、ニューヨークでは1058万円、シリコンバレーがあるサンフランシスコでは1263万円にものぼります。物価の違いなどもありますが、総じて日本と比べて年間400万円ほど高いと言われています。 参照:http://www.indeed.com/salary/Freelance-Engineer.html アメリカのエンジニアが高収入なのは、需要と供給のバランスが大きく起因していますが、それ以外にも専門性の高さから社会的な地位が高い職業として考えられているということもあります。 アメリカは、エンジニア業界に限らず能力主義の社会なのは広く知られた通り。終身雇用のような安定した雇用は望めませんが、日本でも特にIT業界に身を置く人であれば、終身雇用を意識する人は少なくなっているため、もっと能力主義が導入されていき、エンジニア業界の底上げや地位確立にもつながっていくことでしょう。 日本で年収1,000万円を超えるフリーエンジニアになるには 日本で年収1,000万円を超えているフリーエンジニアの方々にはいくつかの共通点があります。今回は、細かいテクニック論ではなく、より本質的な部分に焦点を絞ってご紹介していきます。 自分の強みを理解している 年収の高いフリーエンジニアは強みを明確に理解しています。どこに身を置けば自信の価値が最大化できるのか、そのためにはどのような交渉をすればいいのかを熟知しています。 日本人は交渉が苦手な民族だと言われていますが、自分の強みを正確に理解していれば、非合理なダンピングなどに対してきちんと反論できますね。そこで妥協することは、エンジニア全体の価値を下げることになりますので、ぜひ自信を持って交渉をしていきましょう。 マーケット感覚を持っている いま市場でなにが求められているのかを理解する力、それがマーケット感覚です。 特にIT業界はトレンドの変化が激しく、エンジニア職は開発言語や開発内容のブームが収入に直結します。つまり、その変化を掴み、自分自身を上手に変化させていくことが出来る人が年収も高くなる人と言えるのです。 会社員時代には意識しづらいこの感覚は、フリーエンジニアになったからこそ感じることができるポイントです。新しい知識や新しい開発経験、マネジメント経験など、学び続けることが地道ではありますが年収アップの秘訣なのです。 上流工程への理解 上流工程を実務レベルでこなすことができるエンジニアは慢性的に不足しています。つまり、上流工程を担当できるほどフリーエンジニアの単価は上昇するのです。 上流工程は顧客へのヒアリングや業務分析などエンジニアとして必要な技術的スキルのみならず、顧客の業務に精通することやコミュニケーション能力も求められます。よって、上流工程をこなすことができるエンジニアは付加価値が高いと言えるのです。 まとめ 年収1,000万円を稼ぐフリーエンジニアの実態についてご紹介してまいりました。もちろん年収が全てではありませんが、年収1,000万円越えは自分のマーケットでの価値を表す一つの指標となる数字です。 そして、日本でもっとエンジニアが評価される土壌をつくっていくためにも、ぜひ自分の価値を安売りせずに、正当な評価を受けながらエンジニア生活を送っていただければと思います。 最後になりましたが、本サイトを運営しているポテパンフリーランスは、フリーエンジニアのみなさんに案件を紹介するエージェントサービスとなります。 我々は、フリーランスとして一歩を踏み出そうとしている方、踏み出した方のパートナーでありたいと思っています。業界のプロに案件探しを手伝ってもらったり、お金の面ふくめ、独立の相談をされたいエンジニアの方は、ぜひ下記からお申し込みくださいませ。 無料登録はこちら
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Perl案件のイマがわかる!知って見つかる最適案件
‘Practical Extraction and Report Language" 日本語で、"実用的なデータ取得レポート作成言語”です。これは、今回紹介するプログラミング言語”Perl”の由来となります。言語学を学んでいた経験から、「数学的ではない、人間の言葉に近い言語を作りたかった」という思想から生まれました。現在ではスクリプト言語のアイデアの源泉となったPerl。今回はPerlエンジニアのフリーランス案件トレンドについて紹介していきます。 なお、本記事はフリーランスのエンジニアに案件を紹介するエージェントサービス「ポテパンフリーランス」がお届けしています。 いますぐにフリーランスの案件を探したい!という方はお気軽に下記からお気軽に登録してください。すぐに、ポテパンフリーランスの担当エージェントからメールにてご連絡します。 無料登録はこちら [toc] Perlとは まずはPerlの概要について理解しておきましょう。 Perlとは、CGIを実現するためのプログラミング言語の1つで、テキスト加工が得意なプログラミング言語として知られています。 1987年、UNIX上で利用できるプログラミング言語としてLarry Wall氏 によって開発されました。ホリエモンも愛用するプログラミング言語として知られ、Rubyの開発者まつもとゆきひろさんも尊敬する人物として名前を挙げるエンジニアです。 もともとはテキスト処理やファイル処理に重きを置いた言語でしたが、少しずつ機能が増え、またボランティアによって、Windows や Macintosh などのUNIX以外のプラットフォームにも移植されたことで急速に普及していきました。 Larry Wall氏によるとPerl開発の理由は、大学で言語学を学んでいた経験から「数学的ではない、人間の言葉に近い言語を作りたかった」からだそうです。言語学という、他の分野からIT業界に入ったからこそ、他の人とは違った視点で物事を見ることができたのでしょう。 Perlはインタプリタ言語です。つまり、人間の言葉(プログラミング言語)をコンピュータの言葉に置き換える作業であるコンパイルをする必要もなくプログラムを実行することができるということです。 Larry Wall氏の想いを形にしたのがPerlなのです。基本的な文法や記法はC言語に似ていますが、より多様で自由度が高く、記号などを組み合わせた簡潔な記法で処理を記述することができます。システム管理やウェブアプリケーション、テキスト処理によく使われています。SNSのmixiとソーシャルブックマークサービスのはてなブックマークもPerlを使用しています。 Perlの特徴 テキスト処理に最適 Perlは、テキスト処理に最適なスクリプト言語です。通常、作成したプログラムを実行するためには、コンパイルをする必要がありますが、Perlはソースプログラムの状態から即実行することができ 、コンパイルを必要としません。 文字列と数値を自動的に変換してくれますし、文字列に関する関数も使いやすく、正規表現が言語に組み込まれています。 テキスト処理は、非常に利用頻度が高い処理です。Perlはテキスト処理に最適化されて設計されています。このため、テスト作業等が効率的であり、また初心者にも扱いやすいという特性があります。 優れた文字列を扱う機能性 Perlは、強力な正規表現を備えています。ゆえに柔軟なテキスト処理を行うことができます。正規表現とは、文字列のパターンマッチングを表現する手法の1つで、これを利用することで、非常にバリエーションある表現が可能となります。 CGIと言えばPerl CGIと言えば、Perlです。プロバイダでCGIを利用する場合、大抵はPerlを前提としています。例えば、本屋に並ぶCGI関連のテキストやWEB上で公開されるCGIのフリーソフト等もPerlによるものが大多数です。つまり、CGIといえばPerlといえ、開発の周辺環境からもとても活用しやすいと言えます。 Webドキュメントも充実 Perlは、Webにおけるドキュメントがとても豊富です。Perlは後方互換性を大切にしており、過去に書かれたWebに存在する記事のサンプルを、そのままコピーして、動かすことができるのです。これは初心者にとって嬉しい利点です。 Perlが与えた影響とは PHP、Python、Rubyは、Perlより後に登場した言語ですが、言語設計の多くのアイデアは、Perlが元になっています。 Larry Wall氏のアイデアがなければ、これらの言語はなかったことでしょう。PHPはもともとはPerlで記述されていました。またRubyやPythonにある言語的アイデアの大部分はPerlからのものです。 Perlは、スクリプト言語のアイデアの源泉としての役割を果たしています。もちろん、Perl自体もまだまだメジャーだし現役です。Perlは、スクリプト言語のアイデアの源泉ということを豆知識として覚えておくと面白いんじゃないでしょうか。 Perl求人案件の単価相場は? Perlのフリーランス案件の単価相場についてみていきましょう。 フリーエンジニアが受け取る報酬の相場は一般的にプログラマで「40~60万」、システムエンジニアで「60~80万」と言われています。もちろんスキルや時間によりますが、一般的にはPerlだとだいたいの相場は月50~80万です。 PerlはWeb開発を中心に広く利用されている言語です。他にもソーシャルゲームの開発やインフラ開発でもPerlが用いられています。 Perlの特徴は、簡潔な記述や柔軟性、拡張性の高さが特徴的でプログラミング言語でスクリプト言語、または軽量言語の草分けの一つです。また、UNIX系OSにも広く普及しています。多くのCGI環境がPerlを前提としていることから、Webエンジニアにとって習得の意味のある言語の一つと言えるのではないでしょうか。 Perl案件に強いポテパンフリーランスの紹介 さて、いままでPerlのフリーランス案件についてお伝えしてきましたが、最後にポテパンフリーランスの紹介をさせてください。 ポテパンフリーランスは、フリーランスエンジニアに案件のご紹介をする、エージェントサービスです。常駐型案件を多く揃えて、安定した収入を得るお手伝いをすると共に、さまざまな特徴で多くのフリーエンジニアから利用されています。 エンジニアの独立を支える万全なサポート体制 一般的なエージェントでは、サービス利用者1人1人にプロのキャリアコンサルタントがつきます。ポテパンフリーランスではキャリアコンサルタントはもちろん、フリーランス初心者が陥りやすい税・保険関連の悩みまで徹底的にサポートします。 フリーランス案件を多数保有 ポテパンフリーランスでは業界屈指のネットワークを活かし、業界で最大規模のフリーランス案件情報を抱えています。その中から、あなたに最適なフリーランス案件を紹介します。 関東だけでなく大阪、名古屋案件もサポート フリーエンジニア案件は関東に集まりがちではございますが、大阪、名古屋と案件数が徐々に増えてきております。 現在大阪や名古屋にお住いの方でも案件サポートができるよう案件の幅を広くしてお待ちしております。 【大阪エリア】案件情報:フリーエンジニアの案件・求人情報サイト【ポテパンフリーランス】 案件参画後も続く継続的サポート ポテパンフリーランスの大きな魅力の1つが継続したサポート体制。通常のエージェントであれば仕事が決まるまでをサポートし、別の仕事を探すのであればまた1から探し直すことになります。 その点、ポテパンフリーランスでは案件参画中からキャリアコンサルタントが定期的に連絡を取り合い、現状をしっかり把握。悩みがあれば改善に努めながら、次の案件探しをサポート。案件と案件の間のブランクを取り除けるよう努めています。 技術に明るいエージェント担当が案件探しをサポート ポテパンフリーランスのエージェント担当は、自身がエンジニアです。そのため、技術に対して明るく、フリーランスエンジニアがお持ちのスキルや経験、それから今後のエンジニアとしてのキャリアまで、表面的な話ではなく、より深いところまで相談することができます。 「エージェントがまったく技術について明るくなくて、検討違いな案件を紹介される。。。」というのは、よく聞く悩みです。ポテパンフリーランスのエージェント担当には、そんな心配はご無用です。 ■キャリアコーディネーターの紹介 宮崎大地 株式会社ポテパン代表取締役社長 過去5年間にわたり、数百名のフリーエンジニア様に案件紹介をしています。自身もエンジニアなので、技術についてもしっかり理解した上で、机上の空論にならないキャリアサポートをモットーとしています。 まとめ Perl案件のトレンド、特徴、単価相場について紹介してきました。Perlは、覚えたてでもベテランでも使えます。それはまさに、開発者のLarry Wall氏が目指した「数学的ではない、人間の言葉に近い言語を作りたかった」という思想によるもの。 スクリプト言語のアイデアの源泉であるPerlですので、ぜひ言語を習得してお仕事を探してみてください。 最後になりましたが、本サイトを運営している「ポテパンフリーランス」は、フリーエンジニアのみなさんに案件を紹介するサービスとなります。 Perl案件のサポート実績も豊富です。業界のプロに案件探しを手伝ってもらったり、お金の面ふくめ、独立の相談をされたい方は、ぜひ下記からお申し込みくださいませ。 無料登録はこちら
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フリーランスの意味とは?その実情やメリット・デメリットについて
働くということは、何も会社や組織に属するばかりではありません。最近では「フリーランス」という働き方を選択する人も増えてきています。ただ、何となく「フリーランス」という言葉に聞き覚えがあるものの、その実情について詳しく知っている人は実はそれほど多くないのではないでしょうか?そこでここではフリーランスの実態について詳しくご紹介します。 [toc] フリーランスとは フリーランスとは フリーランスとは、会社や組織に所属せずに仕事単為で契約を結ぶ、いわゆる業務委託形態での働き方のことです。 フリーランスという言葉は英語の「Free(拘束されない)」と「Lance(槍)」を組み合わせたものです。 フリーランスの語源は中世までさかのぼります。戦争の頻発していた当時、王侯貴族は傭兵と契約し自身の戦力として戦争に臨んでいました。その頃の主兵力であった槍騎兵は、従卒として歩兵や弓兵を連れていることが多かったため、槍の本数を1戦闘単位として契約を結んでいました。 そしてまだ契約が結ばれていない傭兵のことを「FreeLance(拘束されていない槍)」と呼んでいました。時は流れて近世以降になると、傭兵を表していた「FreeLance」は契約形態を表す言葉へと変化し、特定の組織や団体に属さない働き方のことをフリーランス、そのように働く人々のことをフリーランサーと呼ぶようになったのです。 個人事業主・自営業との違い 会社や団体、組織に属さずに働いている人のことを「個人事業主」や「自営業」と呼ぶことがあります。フリーランスと個人事業主・自営業の違いとはなんでしょうか? 「フリーランス」とは契約形態のことを指します。企業や団体と雇用関係を結ぶのではなく、仕事単位で契約を結ぶ働き方のことをフリーランスと言います。 それに対し「個人事業主・自営業」とは税務上の所得区分のことを指します。法人を設立せずに自身で事業を行っている場合は個人事業主・自営業という区分に分類されます。ちなみに、会社を設立している場合は「法人経営者」となります。 つまり、特定の組織に属さずに働いている人の総称が「フリーランス」で、その内会社を興していない人のことを「個人事業主・自営業」と呼ぶのです。 フリーランスはどんな職種の人がいるの? フリーランスにはいろいろな職種があります。 ライター フリーランスの職種の中でも最もメジャーなのが「ライター」でしょう。雑誌や小説など、紙媒体への執筆を主体としたライターの他、最近ではWebに掲載する記事を作成するWebライターも増えてきています。 紙媒体のライターの場合、報酬は記事単位とするのが一般的ですが、Webライターの場合報酬は文字単価となります。1文字0.5~1.0円程度が相場で、文字数が多ければ多いほど報酬が高くなります。紙媒体のライターは執筆作業の他に取材などが必要になることも多く、そのため収入はWebライターに比べて高い傾向にあります。 仕事をするのに特別な資格や設備が不要なため、フリーランス初心者やすきまワーカー、学生や主婦にも人気の高い職種です。 エンジニア エンジニアにもいろいろな種類がありますが、中でもフリーランスに適しているのがプログラマーです。特にJavaScriptやPHPなどを使用したWebプログラミングはフリーランスの需要の高い仕事です。 一般的なプログラマーの収入は300~500万円ほど、フリーランスとして順調に仕事を得ることができればそれよりも多少収入は上がり、400~600万円ほど、中には10,000万円近く稼ぐフリーのプログラマーも存在します。 プログラミング業界は日々技術が進歩しているので、常に高い需要を得るためには業界のトレンドをチェックしつつ積極的に新しい技術を習得することが大切です。 下記の記事では、フリーエンジニアのメリットとデメリットを詳しくご紹介しています。 参考記事:フリーエンジニアになるメリットとデメリット デザイナー デザイナーもフリーランスとしてはお馴染みの職種です。デザイナーにもファッションデザイナー、インテリアデザイナー、ゲームデザイナーなど様々な職種があります。フリーランス人口としては「Webデザイナー」「グラフィックデザイナー」が多くなっています。 WebデザイナーはWebサイト全体のデザインを行う他、JavaScriptなどのWebプログラミング言語を用いてフォームの作成などコーディング作業を行うこともあります。Webデザインだけであれば単価は5万円前後ですが、コーディングまで行う場合は10万円以上となることも珍しくありません。 グラフィックデザイナーはWeb・紙といった媒体を問わず文字や画像、イラストを組み合わせたデザインを作成します。単価はデザインの対象によって大きくことなり、バナーやロゴのような小さいものであれば5000円~1万円ほど、チラシなどは2万円前後となっています。 また、依頼元の企業規模や知名度によっても単価は大きく変動し、同じロゴデザインでも有名企業からの依頼であれば100万円近い単価となる場合もあります。 下記の記事では、フリーランスWebデザイナーの仕事の獲得方法や、必要なスキルをご紹介しています。 参考記事:フリーランスWebデザイナーになるには?その方法や必要なスキルをご紹介! フリーランスの人ってどれくらいいるの? クラウドソーシングサイトを運営するランサーズの実施しているフリーランス実態調査によると、2017年のフリーランス人口は1,122万人、これは日本の労働者の17%に当たります。2016年の1,064万人からは5%の増加という結果となっています。 特に大きく増加したのは副業としてフリーランスの仕事を行う「副業系 すきまワーカー」と呼ばれる人々で、2016年から10%増の458万人となっています。フリーランス人口全体の中でも「副業系 すきまワーカー」の割合はもっとも大きく、41%を占めています。 フリーランスのメリット フリーランスには会社員にはない多くのメリットがあります。 スキル次第で高収入のチャンスが 会社員の場合は勤続年数や学歴などである程度年収は決まっています。またどんなに高いスキルを持っていても、どんなに優れた仕事をこなしてもそれによって追加の報酬が得られることはほとんどありません。一方フリーランスはスキルの高さや仕事の内容がそのまま収入に結び付きます。スキルを高めれば高めるほど、収入アップにつながるので高いモチベーションを維持することができます。 働く時間・場所が選べる 中には企業に常駐して働くフリーランスもいますが、一般的にフリーランスの労働は時間や場所に縛られることがありません。低血圧で朝が弱い人は夜に働く、混んでいる土日ではなく平日に休みを取る、目が離せない小さな子供がいるので完全在宅で働くなど個人のライフスタイルや状況にあったワーキングスタイルを採用することができます。 フリーランスのデメリット 魅力的なメリットのたくさんあるフリーランスですが、注意すべきデメリットもあります。 仕事探しが大変 フリーランスになったら自分自身で仕事探しを行う必要があります。仕事探しの方法は様々ですが、契約した仕事をこなしつつ契約終了に備えて常に次の仕事を探さなければなりません。 友人やフリーランス仲間、古い顧客など仕事の紹介を受ける伝手があればまだしも、それらが全くない状況では自ら顧客を探し、営業活動を行い、単価交渉をする必要があります。 固定客が付きフリーランスとしての活動がある程度軌道に乗るまでの間、仕事探しの負担はかなり大きなものとなるでしょう。 しかし、せっかくのフリーランスですので、あなたのやりたい方法で仕事を探して、あなたにぴったりの仕事を見つけましょう。 関連記事:フリーランスの仕事探しってどうやってるの?ポイントを解説します! 税金関係など仕事以外の知識・業務も必要 フリーランスは顧客から依頼された仕事だけをこなしていればいいというわけではありません。会社員であれば会社が代行してくれていた確定申告などの税金関連手続きはすべて自分で行う必要があります。 また請求書の発行やオフィスの管理、経費の精算などといった事務的な業務も対応しなければなりません。そのためには簡単な経理の知識が必要になります。 特に、確定申告の手続きはいろいろな準備が必要となるため、気づいた時には申告期限に間に合わない!という事態になりかねません。いざという時に困らないよう確定申告についてしっかりと理解しておきましょう。 参考記事:フリーランスが知っておくべき確定申告のあれこれ フリーランスの仕事の探し方 フリーランスはどのように仕事を探せばいいのでしょうか? 顧客、友人、仕事仲間からの紹介 現役のフリーランスの仕事探しの方法の中で最も多かったのが「他者からの紹介」です。 紹介を受ける相手はかつて依頼を受けたことのある顧客であったり、友人であったり、また同業種・他業種のフリーランス仲間であったりと様々です。紹介を受けるためには顧客からの高い信頼を得る、普段からフリーランスや 同業種のコミュニティに積極的に参加するなど人脈作りが欠かせません。貴重な機会を逃さないよう、紹介を受けるための土壌づくりを丁寧に行うことが大切です。 エージェントサービスを利用する エージェントサービスは仕事の紹介を受けられるサービスです。 営業活動をしなくてもスキルや希望に応じた仕事の提案を受けることができるため、効率的に仕事を獲得できます。またエージェントサービスでは有名企業や大企業からの仕事の依頼も豊富で、高単価案件の獲得のチャンスも広がります。さらに仕事単位の契約ではなく会社と短期契約をすることになるため、安定した収入を得ることができます。 エージェントサービスを利用すれば仕事の紹介だけでなく、カウンセリングや面倒な契約処理の代行といったサービスまで受けられるため、営業活動に不安のある方は是非利用するといいでしょう。 クラウドソーシング 発注者と受注者のマッチングサービスであるクラウドソーシングは、近年国内でも多くのサービスが展開されています。 常に多くの案件がクラウドソーシング上でやり取りされているため受注がしやすく、契約処理もWeb上で完結できるため書類作成等面倒な手続きが不要というメリットがあります。 一方でクラウドソーシング上でやりとりされる案件のほとんどが仕事単位の契約であり、単価も低い傾向にあるため安定した収入が得にくいというデメリットもあります。 パートナー契約をする 企業や個人とパートナー契約をすることで、パートナーに来た仕事の依頼を受けることができるようになります。 通常個人で受注することの多いフリーランスですが、パートナー契約を結ぶことでチームで仕事を受けることができるようになり受注できる仕事の幅が広がる他、相談や協力ができるなど心理面でのメリットもあります。ただし、パートナー契約をする上でのルールに従う必要がある等、フリーランスの魅力である自由度は若干制限される可能性もあります。 まとめ フリーランスという言葉の起源からその働き方、職種やフリーランスの現状について詳しくご説明してきました。 収入が安定しないというデメリットがあるものの、能力に応じた収入が得られる点や働き方を自分で決めることができる点などフリーランスになることのメリットはとても大きなものです。会社勤めに働きにくさを感じている人や働きたいと思える会社がない人などは、フリーランスになることも選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか?
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フリーランスWebデザイナーになるには?その方法や必要なスキルをご紹介!
この記事を読んでいるということは、あなたはフリーランスWebデザイナーに興味がある、ということでしょう。 フリーランスとは、一つの会社に所属せず、仕事ごとに複数のクライアントを契約を結ぶ人。またWebデザイナーとは、Webサイトの構成、デザインを決め、それを実際に表示させる人のことを言います。 つまりフリーランスWebデザイナーとは、会社に所属せずWebデザインの仕事をする人のことです。この記事では、フリーランスWebデザイナーの仕事の獲得方法や、必要なスキルをご紹介。フリーランスWebデザイナーに興味のある方に、おすすめです! [toc] フリーランスWebデザイナーの仕事の獲得方法 他のフリーランスと同様、フリーランスWebデザイナーの仕事は自分で獲得しなければなりません。仕事を獲得するためには、以下のステップを踏むのがおすすめです。 ポートフォリオを充実させる ここでのポートフォリオとは、デザイナー自身の作品集のことを言います。つまりはデザイナーの実績です。実績のない人に、お金を払って仕事をしてもらいたいとは思いませんよね。つまりポートフォリオは、クライアントがあなたに仕事を頼むか判断する最初の一手となるんです。 「未経験だし、実績なんてないよ...」そんな人は、自分オリジナルのもの、例えばWebサイトや名刺を作りましょう。練習にもなります。 また仕事で手がけたデザインはポートフォリオに載せて良いか、仕事ごとにクライアントに聞いておきましょう。そうすることでトラブルを未然に防げます。 その際、自分がWebデザインのどこに携わったのかなるたけ詳細に述べておくのがおすすめです。Webデザイナーと一口に言っても、仕事内容はデザインやコーディングなどなど、多岐に渡ります。なるたけ自分の実力が正確に伝わるようにしましょう。 ポートフォリオを載せる媒体としては、現在はWebサイトが主流です。最新の作品を随時追加しやすいのがメリットでしょう。またブログなどと合わせて自分の考えを発信していけば、価値観の合う人と仕事がしやすくなります。 ネット上でポートフォリオを公開する際、ただそれを公開するだけでは不十分。人に見てもらい、あなたの存在を知ってもらわなければなりません。SNSなどを積極的に用いて、自分の存在をアピールしましょう。 一方で、直接クライアントと会う場合は紙のものも案外有効です。紙のポートフォリオには、相手に渡せるというメリットがあります。仮に交流会で仲良くなっても、別れてしばらくすると興味はなくなるもの。その場で自分をアピールできるのが、紙のポートフォリオの強みです。 知り合いから紹介してもらう 営業というと、見ず知らずの会社にいきなり飛び込むイメージが強いですよね。しかしそれは非効率。何より営業に慣れてない人にはストレスが大きいでしょう。 まずは、「Webデザインの仕事をやってる」と、知り合いに大々的にアピールしましょう。もしかしたらベンチャーや中小企業、個人経営の店舗などの依頼が来るかもしれません。 また、新しい繋がりを期待して異業種交流会に行くのも有効です。そのコミュニティで唯一のWebデザイナーと評価されれば、Webサイトに関する相談や、仕事が来る可能性があります。 クラウドソーシングサイトを使う クラウドソーシングサイトとは、業務委託の情報が集まったサイトです。クライアントとの話し合いで問題点を見つけていく営業は異なり、案件でやるべきことがはっきりしています。営業が苦手で、特に未経験者にはクラウドソーシングサイトを使うのもおすすめです。 プロフィールや案件への応募文には、必ずポートフォリオへのリンクを載せましょう。クライアントがあなたの実力を判断する基準となり、双方の認識のズレが生まれにくくなります。 また仕事の形式は、できればプロジェクト形式のものを選びましょう。というのも別の形式であるコンペはリスクが高いためです。応募した作品が選ばれれば報酬がでますが、選ばれなければ当然ゼロです。 またクラウドソーシングの案件は一般的に単価は少なめ。加えて報酬額から、サイト運営者の仲介手数料が取られます。未経験者が経験を積むのには絶好の場ですが、クラウドソーシングサイトに依存しないようにしましょう。 せっかくフリーランスになるのですから、あなたのやりたい方法で仕事を探して、あなたにぴったりの仕事を見つけましょう。 関連記事:フリーランスの仕事探しってどうやってるの?ポイントを解説します! 仕事の選び方・ポイント Webデザイナーの仕事の幅は広く、そのため仕事ごとにやるべきことは様々です。ここでは仕事の選び方や、仕事を進める際のポイントをご紹介します。 依頼があったら基本的には引き受ける 「選び方」と最初に言っておいてなんですが...。特に仕事をはじめてすぐの時には、きた仕事は基本受けるようにしましょう。実績になるのはもちろん、相手がリピーターになれば収入源の確保にも繋がります。 ただ一方で、受けない一線を決めておくのも重要です。来た仕事をそのまま受けるだけでは、仕事量が自分のキャパシティを越える日がいつか来ます。 その仕事が自分の求める最低賃金を満たしているか、また次に繋がるかなど、受ける基準があるといいでしょう。自分の中に基準を持つことで、案件を受けるか否かで迷う時間も減ります。 スケジュール管理は必須 フリーランスは自分一人で仕事に関する全てをこなすもの。そのためやるべきことやその作業量を把握しておくのはとても重要です。スケジュール管理ができてないと、「目の前の仕事を必死にやってたら、別の仕事が締め切り間近だった...」ということが起きてしまいます。 一方でスケジュールをしっかり管理しておくと、締め切りまで余裕を持った納品がしやすくなります。余裕のある納品は信頼の、果てはリピーターの獲得にも繋がります。また徹夜で作業することも少なくなるため、自身の健康を維持しやすくもなるでしょう。 スケジュールを立てる際には、作業をなるべく細かく分けるのが重要です。例えば「今日は案件Aをやる」ではなく、「8~10時まではレイアウト作成、そのあとはデザイン...」と考えるなど。そうすることで、自分が今集中すべき作業が見えて来ます。 またスケジュール管理をしていても、不慮の事態はいつだって起こりえます。病気で仕事ができなくなった場合など、納品が遅れそうになったら早めに相談しておきましょう。 継続案件を受けられると◎ リピーターは安定した収入に繋がります。継続案件を複数のクライアントから受けられるとさらに安定感が増しますね。 継続案件を受けるには誠実な対応を心がけましょう。例えば素早いメールの返信や納品など。最初は単発の案件でも、相手が気持ちよく仕事できれば継続に繋がることもありえます。 フリーランスWebデザイナーになるには 言ってしまえば、営業して仕事を獲得、納品すればフリーランスWebデザイナーです。 ポートフォリオの作成と平行してデザインの勉強、それがある程度できたら営業して仕事を獲得...これが、未経験者が仕事を得るまでの流れです。 ポートフォリオと営業については先に述べたので、ここでは勉強のステップについてご紹介します。 Webデザイナーの仕事は多岐に渡るもの。そのため、最初から全てを学ぶ必要はありません。まずは一般的なデザイン論について学ぶのがおすすめです。どの分野においても基礎が大事。 特にデザイン4つの原則はサイトの見やすさにつながるので、ぜひ抑えて行きましょう。それが終われば、次はWebに特化したデザインの習得です。 このステップで効果的なのは、良いデザインの真似をすること。学問の世界には「巨人の肩に乗る」という名言があります。先人の発見を利用して、また新たなものを発見する、という意味です。先駆者の真似をすることで、良いデザインを効率よく学びましょう。 またこの段階で「photoshop」や「illustrator」など、デザインに必要なソフトの使い方を体で覚えておきましょう。 これらにプラスして、HTML、CSSなど、サイトを構築するのに必要な言語を学ぶと仕事の幅が広がります。勉強はネット上で、かつ無料で学べるスクールもあるので、まずはそういったものから手をつけてみてはいかがでしょうか。 フリーランスWebデザイナーに必要な能力・スキル フリーランスWebデザイナーになるには、以下のスキルがあるといいでしょう。ただこれらはどれも磨こうと思えばキリがないもの。ある程度身につけたら、実際の仕事の中で磨いていきましょう。 コミュニケーション力 デザインの方向性について、クライアントと打ち合わせをする機会は多々あります。しかしこのとき重要なのは、相手の意図を汲み取り、自身の意見を正確にのべること。 多くの場合、デザインにはクライアントの思いが反映することが求められています。まずは相手が求めるものを正確に把握して、それをデザインにおとしこみましょう。 柔軟性 デザインを含めて、Web業界は目まぐるしく変わります。厳しいことをいえば、一生懸命身につけた技術がすぐに役に立たなくなる、ということがありうるのです。 Webデザイナーには、そういった変化、例えば流行などに対応することが求められています。一つのスキルや手段に固執せず、新しいものを学ぶ余白を日々の中に持っておくといいでしょう。 フリーランスWebデザイナーの平均年収・給与 フリーランスWebデザイナーの平均年収は、300~400万程度と言われています。しかし基本となるスキルに加えて、SEO対策などその他のスキルがあればさらなる給与UPも望めるでしょう。 フリーランスWebデザイナーの需要・将来性 インターネット自体の重要性は、年々高まっています。しかしながら、Webデザイナーがずっと安定かということはありません。 今はデザイナーがやっているデザインやコーディングも、時がたてば誰でも簡単にできる時代がくるかもしれません。インターネットで誰もが世界に向けて発信できるようになったように。 そういった時代に対応するために必要なのは、柔軟性と代替不可能性、つまり個性です。時代に合わせて手段を変える一方で、自分の強みや芯をはっきりさせておきましょう。 まとめ フリーランスWebデザイナーについてご紹介しました。Web業界は変化が激しい業界です。その変化を楽しみたいなら、フリーランスWebデザイナーへの転職も考えてみてはいかがでしょうか。
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フリーランスの名刺はどんなのがいいの?内容やポイントを解説!
名刺ってどうしていますか?会社員だけでなくフリーランスにとっても、名刺は営業ツールの一つ。持っていれば自己紹介がしやすくなり、相手に覚えてもらいやすくなります。 そして営業はフリーランスにとって避けては通れないもの。となれば、名刺の作成はぜひやっておきたいところ。 しかし、名刺はどうやって作ればよいのでしょうか?この記事では、名刺に載せるべき内容や注意すべきポイント、そして名刺の作成や印刷を頼めるサービスをご紹介。フリーランスとして名刺をつくりたい方に、おすすめです! [toc] フリーランスの名刺に載せるべき内容 フリーランスの名刺には、以下の内容を載せておくとよいでしょう。 屋号名 開業届を出してある場合は、記載しておきましょう。 肩書き 肩書きは名刺の中で一番見られるもの。というのも、一緒に仕事をするのか、判断するのに必要な情報が書かれているためです。例えば初対面の人と話すときは、相手の職業や普段何をやっているのか、を聞きますよね。肩書きはそれを伝える際の便利なツールになります。ぜひ入れておきましょう。 また個性的な肩書きは、自分を印象づけるのに便利です。例えば「ライター」よりも「旅行ライター」などと具体化したほうが相手がイメージしやすいですし、印象に残りますよね。 名前 本名でもペンネームでも大丈夫です。「本名(ペンネーム)」など、併記してもいいでしょう。 住所ぜひ番地まで、住所を載せておきましょう。住所の記載をおすすめする理由は二つあります。一つは信用を確保するため。例えばある会社を調べたとして、その会社のHPに住所が載っていなければ不安になりますよね。もう一つは荷物などを受け取るときに、住所がわからないと困るためです。 もし自宅の住所を公開したくないときは、自分が使っているコワーキングスペースの住所を書きましょう。コワーキングスペースの中には、住所登記や荷物受け取りのサービスを提供しているものもあります。 電話番号 固定電話がなければ、携帯のものでもOKです。FAXもあれば追記しておきましょう。FAXを使っている会社もあるためです。 メールアドレス gmailなどのフリーアドレスでも問題はありません。しかし独自ドメインのものがより良いでしょう。理由は住所と同じ。この人は信頼できる、と思わせるためです。 特に、実際に顔を合わせないクラウドソーシングやSNSなどを通しての案件は、企業や依頼人に信頼感、安心感を与えるプラスの要素として独自ドメインのメールアドレスがあります。 参考記事:フリーランスが独自ドメインのメールアドレスをもつべき3つの理由 ホームページのURL ブログやポートフォリオなど、ホームページを持っている場合は、そのURLを載せましょう。あなたがどんな人なのか、相手が知る手がかりになります。 メールアドレスと同じく、URLも独自ドメインのものがおすすめです。信頼してもらうのと同時に、相手にとっての気遣いにもなります。というのも、ライブドアなど既存のサービスを使うよりも、独自ドメインはURLの文字数が少なくなるためです。打ち込む文字が少ないほうが、相手にとって楽ですよね。 SNSアカウント 営業もかねてTwitterやFacebookなどを使っている場合は、そのIDも入れておきましょう。 仕事紹介、自分ができること 名刺の裏面に入れておくとおすすめなのが、仕事紹介です。肩書きと同様、自分が何をできるのか、名刺を渡した相手に伝えられます。仕事内容を会話だけで伝えるよりも、名刺にあったほうが伝えやすいですよね。 趣味 これも意外と、会話のネタになります。仕事だけの名刺に比べて、個性も出しやすいです。 名刺を数種類作るのもあり ここまで書くべき情報を並べて、「この情報はあまり人に教えたくない...」と思った方もいるでしょう。その際は、名刺を数種類作っておきましょう。例えば情報を簡潔にまとめた交流会用と、住所など個人情報を追加した営業用といったように、です。 名刺のデザインを決めるときのポイント 自分の印象をよく残すために、名刺のデザインにはこだわりたいですよね。名刺のデザインを決めるときのポイントは、常識の範囲内で個性を出すこと。ポイントを詳しく見ていきましょう。 ロゴ 絵があったほうが、名刺をぱっと見たときの印象が華やかになります。ロゴが相手に気に入られれば話のネタにもなるでしょう。あれば入れておくのがおすすめです。 ロゴはないけど作っておきたい、そんなあなたにはillustratorなどのソフトウェア、あるいはフリーデザイナーの方にお願いするのがおすすめです。 より簡単な手段ですと、フォントやレイアウトの変更がおすすめ。例えば同じ「こんにちは」でも、明朝体とゴシック体では受ける印象も違いますよね。自分のイメージに合うフォントを探してみましょう。 サイズ サイズに関しては、:55mm×91mmの標準的がおすすめ。というのも、そのサイズを越えると相手が管理しにくくなるためです。あなたが名刺を渡す中には、もらった名刺をバインダーで管理する方もいるでしょう。 しかし一般的なものより大きなサイズの名刺は、そういったバインダーにはいりません。大きめな名刺は別に管理する羽目になります。そしてその名刺の存在を忘れられる...。そういったことが起きうるのです。名刺は一般的なサイズにとどめて起きましょう。 色 常識の範囲内なら、どんな色でも構いません。自分のHPを持っている場合は、そのHPのデザインに合わせたほうがよいでしょう。 一般的なのはやはり白地に黒の文字、それにワンポイントとして赤などを加えたもの。一方下地を他の色にすると、見たときのインパクトが大きいです。色調としては明るめのものが多いですね。名刺の表面は白、裏面水色などと、併用するのも一つの手です。 横向きor縦向き どちらでも大丈夫です。見た目の印象や、デザインに合わせましょう。一般的なのはやはり横文字です。 紙質 名刺の紙質は、思ってるよりも種類があります。ここでは比較的低コストで済む、3種類の紙質をご紹介。また後でご紹介するサービスの中には、サンプルをチェックできるサービスもあります。事前に実際にみて、触っておくとよいでしょう。 アートポスト アートポストは滑らかでツヤのあるのが特徴の紙です。触ったときの感触もツルツル。また他と比べて、色がはっきりとでた印刷ができます。そのため、名刺に写真を載せたい場合におすすめです。 マット つや消しを施した紙です。そのため光沢は出ません。さらっとした表面が落ち着いた雰囲気を演出。文字が読みやすいのも魅力です。ケント紙厚手で硬く、滑らかな手触りが特徴の紙です。表面には加工が施されていないため、鉛筆での書き込みもできます。 顔写真や似顔絵は載せる?載せない? プライバシーに問題がなければ、顔写真はぜひ載せておきましょう。顔と名前を合わせて覚えてもらいやすくなります。写真はちょっと...という場合は似顔絵を使いましょう。 名刺作成ができるサイト3選 名刺作成ができるサイト3つをご紹介! グラフィック 名刺作成で有名な会社。まず見てみるべきです。名刺は10部から注文可能。そのため、色々試したいときにおすすめです。 ライオン印刷 選べる用紙はなんと40種類以上。その上無料で用紙のサンプルを請求できます。手触りを確認したいときにおすすめです。 ラクスル 名刺受け取りまでの期間が長いほど、安価で名刺作成を頼めます。無料で使えるデザインテンプレートが80種類ほどあるのも魅力的です。 まとめ 名刺で入れておきたい情報や、デザインのポイントなどをご紹介しました。ネットが普及した今でも、名刺は営業ツールの一つ。上手く使えば、相手の記憶にも残りやすくなります。こだわりの名刺で、仕事の量を増やしましょう!
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Android案件のイマがわかる!知って見つかる最適案件
2007年1月9日にアップルの最高経営責任者、故スティーブジョブズ氏がサンフランシスコのモスコーンセンターの壇上に立ち、初代「iPhone」を披露しました。「電話を再発明する」というプレゼンテーションは全世界中を熱狂させました。そして同年11月、グーグルはAndroidを発表しました。 それから9年。携帯電話はただの電話機から、パソコンや手帳、カメラにメディアプレイヤー、ゲーム機などといった機能を搭載し、既に私たちの生活に欠かせないモノとなりました。それを牽引してきたのは紛れもなく、iPhoneのiOSとAndroidです。この2つのOS向けのアプリ開発案件は爆発的に増え、単価も非常に高騰しています。 本記事では、全世界のシェア1位のOSであるAndroidスマートフォンアプリエンジニアの案件状況について紹介します。iOS案件トレンドについては、こちらをお読みください。 iOS(Objective-C,Swift)案件のトレンド、特徴、単価相場 なお、本記事はフリーランスのエンジニアに案件を紹介するエージェントサービス「ポテパンフリーランス」がお届けしています。 いますぐにフリーランスの案件を探したい!という方はお気軽に下記からお気軽に登録してください。すぐに、ポテパンフリーランスの担当エージェントからメールにてご連絡します。 無料登録はこちら [toc] Androidとは Androidとは、2007年11月にグーグル社が発表した、携帯端末向けプラットフォームです。2005年に買収したAndroid社の技術を基に開発されており、「グーグルのサービスを手軽に使えるようにしたスマートフォン/タブレット向けOS」とも言えます。 グーグルは、このAndroid OSをオープンソフトライセンスとして、端末メーカーに無料で提供しています。そのためAndroid OSを搭載したスマートフォンやタブレットを国内外の数多くのメーカーが発売しています。グーグルが新しいOSを作り、Android搭載端末を扱っている会社がハードを作るといった構図です。 Android向けアプリをは主にJavaで開発され、標準では統合開発環境のEclipseでの開発がサポートされています。Androidエンジニアは常に人手が不足している状態なので、エンジニアにとって活躍の場は多いと言えるでしょう。ゲームをはじめとした様々なアプリまで幅広く開発に携われるのが魅力です。 Androidのトレンドとは 米IDCによると2014年のOSの世界シェアはAndroidが81.5%(前年78.9%)、iOSが14.8%(前年15.5%)、Windows Phoneが2.7%(同3.6%)、その他が1.0%(同2.0%)となりました。 米国ではiPhone、独英においてはAndroidが首位となっています。日本ではiOSが60.2%と前年からは8.5%減少したものの、依然として圧倒的なシェアです。 AndroidとiOSは広範囲なプラットフォームへと進化する これからの世界において、AndroidやiOSプラットフォームがデジタルの世界を覆い尽くすであろうことは、もはや事実と言っても過言ではないでしょう。そこで重要なのがモバイルデバイスです。デバイスはいわば身体の一部であり、これからも引き続き重要性を増していきます。 AndroidもiOSも、そのトップ達が描く世界は驚くほど似ており、スマートフォンデバイスのみならず家電や車、ウェアラブルでバイスや住宅にまで拡大していくと見られています。 そして、これまで断続していたプラットフォーム上のユーザー体験は連続性を帯びていきます。スマートフォンのみならず、身の回りのあらゆるデバイスがインターネットに繋がり、連続した体験となっていく時代。Androidエンジニアの役割、そして価値はさらに拡大していくことでしょう。 Androidの求人トレンドとは 先ほどもお伝えした通り、スマートフォンのみならず、身の回りのあらゆるデバイスがインターネットに繋がり、連続した体験となっていく時代の中で、Androidエンジニアの役割、そして価値はさらに拡大していきます。 これまでAndroidを扱う求人・案件はソーシャルゲーム、自社Webサービスが大多数でした。しかしこれからは、家電やカーナビなどの組込み系、キャリア向け等のBtoB案件など多岐にわたり、比例して案件数も増加していきます。 特に、ネイティブアプリ開発の需要は大きいです。フリーエンジニアの皆さんが案件を探す際にはネイティブアプリを実際に作成した経験とJavaの基礎的なスキルが重要なポイントとなります。世界的シェアはAndroidが圧倒しているため案件に困ることはないでしょう。 さらにサーバーサイドやObjective-CやUnityなど異なるクライアントサイド言語を取得していくと更に幅が広がっていきます。日本国内に留まらずグローバルに使えるアプリ開発を目指すなら、その価値も将来性も十分にあると言えます。 また、Androidは開発やアプリ申請に関わる制約が少ないため、自由度が高くよりチャレンジングなアプリ開発に挑戦することができます。 なお、Javaには有名なプログラミング言語で活かせる概念や機能が詰め込まれているため、Javaを学習することは、将来Java以外の言語を習得する際にも大きなアドバンテージとなるでしょう。 Javaエンジニアからスタートし、JavaのWebフレームワーク、DBやサーバの知識を段階的に学習。そして最終的に各分野のエキスパート、またはオールラウンダーを目指すというキャリアを形成することが可能となります。新米エンジニアの方には、うってつけの言語と言えるでしょう。 Androidアプリ案件は在宅でもできる? アプリはWebシステムに比べるとマルッと外注するパターンも多くあります。 小さい規模のプロジェクトも多いので、そこは個人事業主でも活躍できるかと思います。しかしながら、常駐案件と同じくらいあるかと言われるとそこまではなく、 比べるとしたら一割にもならないくらい少ない市場感です。 これは受託全般における話ですが、 クラウドソーシングサービスを通じて受注したり、見積もりサービスを使い受注したりする方がほとんどです。 価格競争に揉まれた案件が来るため、あまり条件の良いものはすぐは見つからない可能性があります。 他のパイプからも仕事をもらえるよう、ポテパンのような紹介サービスを使ったり、日頃から人脈を広げ案件を貰えるようにするといいでしょう。 フリーランスになるのであれば、あなたのやりたい方法で仕事を探して、あなたにぴったりの仕事を見つけましょう。 関連記事:フリーランスの仕事探しってどうやってるの?ポイントを解説します! Android求人案件の単価相場は? それでは、Androidのフリーランス求人案件の単価相場はどれぐらいになるのでしょうか。数々のAndroid案件のサポート実績のあるポテパンフリーランスがお答えします。 やはり、単価を決める一番の要素はスキルです。また、そのスキルを測る基準として実務経験年数を見る採用担当者が多いのが実情です。 具体的には、以下のような単価感になります。 実務未経験(プログラミングスクール卒業したて) 20万円~25万円/月(週5日勤務の場合) 実務経験半年 25万円~30万円/月(週5日勤務の場合) 実務経験1年間 30万円~40万円/月(週5日勤務の場合) 実務経験2年間 40万円~50万円/月(週5日勤務の場合) 実務経験3年間以上 50万円~60万円/月(週5日勤務の場合) 実務経験5年間以上 60万円以上/月(週5日勤務の場合) 以上が、Androidのフリーランス案件の単価相場でした。実務経験5年以上の方であれば、年収1000万円を超えることも夢ではありません。 下記の記事では、実務経験の年数に関係なく、単価を上げるために欠かせないポイントをご紹介しています。 参考記事:フリーエンジニアが単価を上げるための6つのTIPS また、Andoridアプリ案件の中には、週3日勤務の案件も増えてきていますので、週5日のフルタイムでの勤務が難しいフリーエンジニアも、Android案件に参画することが可能になっています。ポテパンフリーランスでも、Androdの週3日案件を取り扱っていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。 さらに、Javaの汎用性を活かして他の言語も習得していけば、さらに希少性が高く、報酬も高く設定できるエンジニアとなれます。現段階の給与の高さに加えて、将来のご自身のキャリアと業界の変化を見据えた習得言語の選択をおすすめします。 スマートフォンアプリの開発案件は、まだまだ成長します。そして、2016年は、IoT元年と呼ばれ、様々な家電さえもスマートフォンで操作する時代が到来します。 また、自動車業界も自動運転の開発に本腰を入れ始めましたので、ここでもまた操作系でスマホアプリの出番があるかも知れません。当分は案件に困ることはないことを考えると、投資する価値はあるでしょう。 まとめ 近年のスマホ普及により求人案件が増えていますが、経験者が少ないためJava経験があれば、Androidアプリの開発が未経験でも比較的転職しやすい求人が多くなっています。ぜひ習得し、お仕事を探してみてください。 最後になりましたが、本サイトを運営しているポテパンフリーランスは、フリーエンジニアのみなさんに案件を紹介するサービスとなります。業界のプロに案件探しを手伝ってもらったり、お金の面ふくめ、独立の相談をされたい方は、ぜひ下記からお申し込みくださいませ。 無料登録はこちら
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フリーランスWebデザイナーになる!成功するコツを教えます!
インターネットの発達によって今は数え切れないほどの新しいWebメディアやアプリケーション、そしてWebサービスが誕生しています。そしてこのような時代に沿って需要の高まっている職種が「Webデザイナー」です。 そして好きな時間、好きな場所で働くことができるフリーランスの職種としてもWebデザイナーは人気です。しかし未経験からWebデザイナーになることは可能なのでしょうか。 こちらの記事ではフリーランスのWebデザイナーになる方法、またフリーランスのWebデザイナーとして成功するコツなどを詳しく紹介します。 [toc] フリーランスWebデザイナーになるには はじめに未経験からフリーランスのWebデザイナーになる方法3つを詳しく紹介します。 ①: Webデザイナーのスクールに通う まず今働いている職種がデザインなどと全く関わりがない人の場合、おすすめしたいのはスクールに通うことです。 しかし本業が忙しく、なかなか教室に通うことができない人もいます。そんな人におすすめしたいのはオンラインスクールを利用することです。最近では動画でデザインを学ぶことができる学習サイトもありますし、オンラインのプログラミングスクールにWebデザインのカリキュラムがあるスクールもあります。 Webデザインが学べるおすすめのオンラインスクールは「TECH ACADEMY」です。まずはWebデザイナーとしてのスキルを身につけるところから始めてみましょう。 ②:クラウドソーシングで仕事を受注する スクールに通ってみたり、独学である程度デザインの勉強ができたなら、仕事を受注することに挑戦しましょう。そして仕事を受注する時に利用をおすすめしたいのがクラウドソーシングサービスです。 「クラウドワークス」や「Lancers(ランサーズ)」といったクラウドソーシングサイトでは、企業がお店がロゴデザインなどを募集しており、コンペ形式で自分のデザインを提案することができます。はじめはなかなか採用されないかもしれませんが、デザインのスキルを磨く勉強になります。 またWeb制作の仕事の募集などもされているので、副業から始めてみるのがおすすめです。 ③:ポートフォリオサイトをつくりSNS発信をする Webデザイナーとして活動を始めるなら、充実させたいのがポートフォリオサイトです。ポートフォリオサイトとは今まで自分が制作した成果物などを紹介するサイトです。 自分のポートフォリオサイトをしっかりと作成することで、発注する側の企業もそのWebデザイナーの得意分野、実力が分かります。なのでポートフォリオサイトをつくれば仕事を発注する側と受注する側のミスマッチを防ぐことができ、かつネット上に公開することで受注案件を増やすことができます。 またFacebookなどのプロフィール欄を充実させるなど、SNSに気を付けることも仕事に繋がりやすいです。自分のできる範囲で発信をしてみてください。 フリーランスWebデザイナーの仕事内容 つづいて気になるフリーランスWebデザイナーの仕事内容について詳しく紹介します。 Webデザイナーの仕事内容は、その職種の名前の通り、サイトのデザインやバナー、ロゴといったWebサイト全般のデザインをすることです。 そして同じWebデザイナーという職種でも、業務範囲は請け負う人や発注する企業で大きく変わってきます。Webサイトのデザインを決めるまでが業務である場合もありますし、HTML、CSSでコーディング業務を行い、JavaScriptなどを活用して動的なサイトをつくるまでが業務であることもあります。 またサイトのコンセプトや方向性などを発注する企業と一緒に考えることもWebデザイナーの仕事としてあります。依頼人の人が望んだWebサイトをつくるだけではなく、自分からより良いWebサイトのデザインを提案することも大切です。 どのようなサイトが使いやすいか、またどんなWebサイトがユーザーに喜んでもらえるかを日頃から考えまとめておくことがWebデザイナーにとっては大切なことです。 フリーランスWebデザイナーの将来性・需要 これからWebデザイナーを目指す人にとって、Webデザイナーの将来性、また需要はとても気になるところです。つづいてWebデザイナーの将来性について詳しく紹介します。 まずインターネットはこれからもどんどん普及率を上げ、成長することが見込まれます。なのでWebデザイナーの仕事が急になくなってしまう、ということは現状から見て考えづらいです。 しかし最近では簡単にWebサイトをつくることができるサービスが多くあり、またAI(人工知能)がWebデザインを作成してくれるサービスも生まれています。つまり今まではWebデザイナーの仕事であった分野も、Webデザイナーではない人、またAI(人工知能)などIT技術が参入しやすくなっているのです。 今後のIT業界の成長を考えるとすぐにWebデザイナーの仕事がなくなることは考えづらいです。しかし安定して仕事を受注できるフリーランスのWebデザイナーとしてやっていくには、常にプロだからこそできるスキル、また発想力や提案力が必要です。 フリーランスとして安定したWebデザイナーになるには、常に依頼人の人から求められているものを汲み取る力が大事です。 フリーランスWebデザイナーの平均年収・給与 つづいてフリーランスのWebデザイナーの平均年収・給与について詳しく紹介します。 同じフリーランスのWebデザイナーというくくりであっても、自由な働き方ができるフリーランスだからこそ年収は様々です。そのなかでも一番多いとされているのは300〜400万円代の人です。 継続的に受注している案件のある人であれば収入も安定しますが、Webデザイナーの場合単発の案件も多いです。またクラウドソーシングサイトのコンペなどに応募して収入を得ている人の場合、コンペに通らなければ収入は0になるので、なかなか安定した収入にはなりません。 またWebデザイナーの場合、受注する案件によって業務範囲が変動しやすいです。なので高単価の案件であっても業務量が一人ではこなすことができない量、なんてこともあります。 おすすめしたいのは、そんな時に相談することができるプログラマーや同じ職種であるWebデザイナーの人と繋がりを持っておくことです。一人ではこなしきれない案件がきた時も、相談する相手がいるだけでグッと業務を遂行させられる可能性が上がります。 また高単価案件の場合、やはり質の高いデザインが求められます。常に自分のデザインスキルを向上させるよう工夫しておきましょう。 フリーランスWebデザイナーの仕事の選び方・ポイント つづいてフリーランスWebデザイナーの仕事の選び方、またポイントについて詳しく紹介します。 依頼された仕事は基本的に請ける フリーランスWebデザイナーとして活動を始めたばかりの初期の段階では、基本的に依頼された仕事は単価の値段に関わらず受注することをおすすめします。なぜなら仕事を受注することでフリーランスWebデザイナーの働き方の仕組みが分かりますし、仕事としてのWebサイト制作の方法も学べます。 なので収入を気にせずに仕事を受注するためにも、副業からWebデザイナーのキャリアをスタートさせるのもおすすめです。本業で生活費を稼ぎながらWebデザイナーの仕事をこなせば、単価の低い仕事も受注できます。まずはスキルアップや勉強を目的にして、仕事を受注してみてはいかがでしょうか。 スケジュール管理はしっかりと フリーランスWebデザイナーとしてキャリアを積み、仕事の依頼が安定的にくるようになった時、気を付けてほしいのはスケジュール管理です。 依頼された全ての案件を請け負い、結果として納品予定日に提出できなかったものを出す、なんてミスを起こさないためにも、自分が1ヶ月どのくらい稼働できるのか、どのくらい案件をこなすことができるのかしっかり把握しておきましょう。 自分がこなせる量を超えた案件の依頼があった時、しっかり理由を伝えてお断りすることも大切です。 自分のスキルを客観的に把握する 仕事を依頼する人すべてがあなたのデザインスキル、能力を把握しているわけではありません。なので時にはできないスキル外の案件の依頼があったりします。 そしてそのようなミスマッチにもすぐに対処できるよう、普段から自分のスキルはしっかりと把握しておきましょう。現状自分は何ができて何ができないのか、定期的に確認することをおすすめします。 せっかくフリーランスになったのですから、あなたのやりたい方法で仕事を探して、あなたにぴったりの仕事を見つけましょう。 関連記事:フリーランスの仕事探しってどうやってるの?ポイントを解説します! 仕事を請ける際の注意点 最後にフリーランスWebデザイナーとして仕事を受注する時の注意点2つを紹介します。 仕事の内容・範囲は明確に まず仕事の契約を結ぶ時、仕事内容と業務範囲で気になる点があった際は依頼人の人に必ず相談しましょう。曖昧なまま仕事を始めてしまうと、発注する側と受注する側、お互いにとって良くない結果に繋がりやすいです。 Webサイトのコーディングまで行うのか、また業務委託であれば委任契約なのか請負契約なのか、明確な納品日の確認など、気付いたことは契約を交わす前に確認することをおすすめします。 契約は書面で結ぶ 業務の契約を結ぶ時、なるべく契約書を作成するようにしましょう。なぜなら口約束だけで契約を結んでしまうと、のちのち問題が起きた時に対処がしづらくなってしまうからです。 フリーランスに成り立ての頃は契約書を作成することが大変かもしれません。しかし「無料テンプレートby freee」といったサイトを利用すれば契約書を無料でダウンロードできます。契約を結ぶ時は、お互いが気持ちよく仕事をするためにも必ず契約書を作成しましょう。 まとめ 綺麗だったりおしゃれなWebサイトがつくれる、フリーランスWebデザイナーという仕事に憧れている人も多いのではないでしょうか。そして未経験からフリーランスWebデザイナーを目指すのであれば、まずは学習サイトに登録してみたり、参考になるWebサイトを覗いてみたりするのがおすすめです。 こちらの記事を参考にして、ぜひとも安定して活躍できるフリーランスWebデザイナーを目指してくださいね。
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フリーランスでも扶養控除を受けられるの?その基準を解説!
フリーランスとして働きたい。そんな時に気をつけたいことの一つが、扶養控除です。というのも、下手に働いては扶養から外れ、稼いだお金よりも引かれる税金の方が多くなってしまうためです。 稼ぐ額の上昇は、仕事をする上でのモチベーションの一つ。しかし結果的に収入が減ってしまっては元も子もありません。扶養控除の仕組みをしっかりと抑えて、正しい目標金額を設定しましょう。 [toc] 扶養控除とは 納税者に所得税法上の控除対象扶養親族となる人がいる場合には、一定の金額の所得控除が受けられます。これを扶養控除といいます。 引用元:No.1180 扶養控除|所得税|国税庁 控除とは、税金の免除のこと。私たち日本に住んでいる人全員に、納税の義務があります。しかし子供など、自力で税金を納められない人もいます。そしてその負担が全て、例えばお父さんに回ってしまうのも大きな負担ですよね。 その負担を回避するために、扶養控除という制度があります。また妻あるいは夫といった配偶者に対しては、配偶者控除という別の制度があります。 扶養親族の対象となるのは? 以下の全ての条件を満たさないと、扶養親族とみなされません。 (1) 配偶者以外の親族(6親等内の血族及び3親等内の姻族をいいます。)又は都道府県知事から養育を委託された児童(いわゆる里子)や市町村長から養護を委託された老人であること。 (2) 納税者と生計を一にしていること。 (3) 年間の合計所得金額が38万円以下であること。 (給与のみの場合は給与収入が103万円以下) (4) 青色申告者の事業専従者としてその年を通じて一度も給与の支払を受けていないこと又は白色申告者の事業専従者でないこと。 引用元:No.1180 扶養控除|所得税|国税庁 特にフリーランスとして働いた時に気になる条件は(3)でしょう。これについては詳述します。 フリーランスの扶養のパターン フリーランスは、以下の制度を用いて納税者の勤める会社あるいは国からの援助を受けられます。 会社から扶養手当をもらう 納税者が会社に勤めている場合、その会社から扶養手当がもらえます。例えば妻がフリーランスで夫が会社員の場合など、です。会社によってもらえる条件や扶養の金額は違います。事前に会社規定を確認しておくとよいでしょう。 扶養控除で住民税と所得税を減らしてもらう 16歳以上で、かつ年間所得が38万円以下の人がいる場合は扶養控除を受けられます。扶養控除には住民税と所得税の2種類があり、控除の金額が異なります。 配偶者控除を使う 配偶者控除は扶養控除とは別の制度。納税者本人の合計所得金額が1,000万円未満なのに加え、以下の条件を満たす配偶者が控除の対象です。 (1) 民法の規定による配偶者であること(内縁関係の人は該当しません。)。 (2) 納税者と生計を一にしていること。 (3) 年間の合計所得金額が38万円以下であること。 (給与のみの場合は給与収入が103万円以下) (4) 青色申告者の事業専従者としてその年を通じて一度も給与の支払を受けていないこと又は白色申告者の事業専従者でないこと。 引用元:No.1191 配偶者控除|所得税|国税庁 控除額は配偶者の年齢と、控除を受ける人の合計所得金額により異なります。また配偶者(この記事でいうフリーランス)の一年の所得金額が38万円を超えると、配偶者控除の代わりに配偶者特別控除を受けられるようになります。 参照:No.1195 配偶者特別控除|所得税|国税庁 健康保険と厚生年金に入る 以下の条件を満たす場合には、配偶者や親の健康保険に入られます。 フリーランスの収入が130万円未満(60歳以上または障害者の場合は、180万以下) 同居の場合、フリーランスの収入が扶養者の収入の半分未満 別居の場合、フリーランスの収入が扶養者からの仕送り額未満 ここで注意しておきたいのは、収入は見込みの収入額であるということ。実際の所得ではなく、傾向を見て判断されるのです。例えば1,2月の収入がどちらも15万円ほどであれば、年収が130万を超えることが見込まれます。そのため、扶養から外される可能性があるのです。 参照:健康保険(協会けんぽ)の扶養にするときの手続き|日本年金機構 配偶者控除・扶養控除が受けられる所得の上限 前述のように、フリーランスの所得によって、受けられる控除の種類や額が異なります。ここでは配偶者控除と扶養控除に注目して、それぞれでどんな控除を受けられるのか見てみましょう。 年間35万円 所得が35万円未満の場合受けられる控除は、住民税の免除です。しかし市町村によってはかかる場合も。それぞれの自治体で確認しておきましょう。 年間38万円 所得が38万円未満の場合、配偶者控除と扶養控除を受けられなくなります。しかし納税者の収入が1000万円以下の場合には、配偶者特別控除を受けられるようになります。 年間76万円 配偶者特別控除の「普通の」上限です。これを超えると、配偶者特別控除も受けられなくなります。しかし青色申告の特別控除を用いれば、配偶者控除の対象になれます。 年間100万円 フリーランスにとっては関係のない数字です。 年間103万円 青色申告特別控除を利用した場合の、配偶者控除の条件です。青色申告特別控除とは、所得金額から最高で65万を控除するための制度。 所得が103万の場合、特別控除65万を引いた残り38万が、最終的な所得金額となります。年間所得103万が「103万の壁」とも言われているのは、こういったわけなのです。 下記の記事では、青色申告の方法をご紹介しています。 関連記事:フリーランスの必須知識!青色申告の方法と簡単会計ソフトを教えます! 年間130万円 130万円以上になると、社会保険の扶養を受けられなくなります。厚生年金と健康保険には、自分で加入しなければなりません。 年間141万円 青色申告特別控除を利用した場合でも、配偶者特別控除を受けられなくなります。 配偶者控除・扶養控除の金額は? 前述のように、一口に配偶者控除、扶養控除といっても、様々な要因で控除の金額は変わります。その金額をそれぞれ見てみましょう。 配偶者控除 配偶者が70歳以上の場合は48万、未満の場合は38万控除されます。しかし平成30年分からは、配偶者の年収が900万円以下か、それを900万超950万円以下か、そして950万超1000万円以下かで控除額が変わるようになります。 配偶者特別控除 大まかな流れで言えば、配偶者の合計所得金額が多くなるほど、控除額は小さくなります。例えば40万未満で38万円、45万円未満で36万円控除されます。しかしこの制度も、平成30年分以降は納税者の年収によって変化するようになります。 扶養控除 所得税の扶養控除に関しては、扶養親族の年齢などで異なります。例えば16~18歳の扶養親族が受ける控除は38万円です。 扶養から外れるとどんな影響があるの? 扶養を外れることの影響はいくつかありますが、簡単に言えば支出が増えるということです。例えば税の控除を受けられなくなれば、その分自分で税を納める義務が生じます。 健康保険・厚生年金も自分で入る必要があります。収入が支出を上回ればよいのですが、いくら上回ればよいかは時と場合によって異なります。 どのくらい稼げば扶養から外れるメリットがある? 所得によって、納めるべき税の金額は異なります。どれほど稼げばいいか、その基準程度にお考えください。 扶養控除の場合 扶養控除が適用されなくなるのは所得が38万を超えた段階です。それを越えると、住民税と納税者の税率に応じた所得税を払う必要が出てきます。50万を一つの目安としてお考えください。 配偶者控除・配偶者特別控除の場合 配偶者特別控除は、所得に応じて段階的に減少します。一度配偶者特別控除に切り替わったあとは、稼げるだけ稼いでもいいでしょう。 扶養控除を受けるために必要な手続き 扶養控除を受けるためには、書類の提出が必要です。その名も「給与所得者の扶養控除等の(異動)申告」。納税者がその年の最初に給料の支払いを受ける日の前日に、勤務先に提出する必要があります。 参照:[手続名]給与所得者の扶養控除等の(異動)申告|源泉所得税関係|国税庁 まとめ 扶養控除の仕組みは複雑です。わからないことは調べたり政府に問い合わせるなどして、どれほど稼ぐべきかしっかり把握しましょう。
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フリーランス初心者が必ず押さえるべき節税ノウハウとは
フリーランスにとって、節税対策は最低限知っておくべき知識です。 何も知らないと、余分に税金を支払うことになりかねませんし、節税のことを知っているか知らないかで大きく負担額が異なります。今回は、フリーランスが知っておくべき節税対策をご紹介します。 [toc] なぜ節税が必要なのか? これまでの会社員時代は、税金は給料から天引きされるため、意識する必要が無かったでしょう。しかし個人事業主・フリーランスとして活躍するのであれば、全て自分で処理をしなければなりません。 当たり前ですが、売上すべてがあなたの報酬ではありません。経費や税金を支払わなければなりません。税金は思った以上に高いものです。個人事業主・フリーランスとして活躍をしていくのであれば、税金そのものや節税対策については十分身につけておかなければならないでしょう。 それでは、節税をする上で頭に入れておかなければならない項目について、ご紹介していきます。 青色申告 青色申告とは、確定申告の種類の一つです。確定申告とは、個人事業主や法人が納税額を確定させる手続きのことです。申告を行う前年の1月1日から12月31日までの1年間で得た所得(収入-経費)を税務署へ申告し、払い過ぎた税金を還付してもらったり、納め足りなかった税金を納付したりするものです。フリーランスになると、払う必要のある所得税額を自分で計算し、税務署に申告しなければなりません。その際、申告の方法には「青色申告」と「白色申告」の2種類があるのです。 そして、フリーランスのみなさんは青色申告を選ぶことをおすすめします。原則として複式簿記方式により毎日の取引を帳簿へ記録し、それに基づいて所得を申告する制度です。税務署に申請書類を提出し、承認を受けることが条件となります。そして、青色申告にすることで、白色申告に比べて ・必要経費として認められる科目数・金額の増加 ・所得金額から控除される科目数・金額の増加 というメリットがあります。また、具体的には下記のようなメリットもあります。 65万円の特別控除 帳簿付けを複式簿記で行っていれば65万円を、簡易簿記(※損益計算書に記載する事項だけを記帳する方式)で行っていれば10万円を、課税所得から差し引くことができます。 赤字の場合、3年間繰り越すことが可能 赤字の場合、その年の赤字を確定申告で損失申告することによって、向こう3年以内に出る所得と差し引くことができます。 家族への給与が全額必要経費に 事業主の家族を従業員として雇用する場合、その給与を必要経費として課税所得から差し引くことができます。これを「専従者給与」といい、専従者には、同居または生計を一にしている15歳以上の配偶者や親、祖父母、子供などが含まれます。 目安として「1日6時間以上、月に15日以上ないしは、年間で6か月以上相当」の期間が条件。アルバイトや日雇いとしての雇用には適用されません。 30万円未満の減価償却資産は一括経費に パソコンや電話機といった減価償却資産を取得した際、通常は耐用年数に応じて数年間かけて経費化されていきます。しかし、青色申告者が30万円未満の減価償却資産を取得した場合、取得した事業年度において全額を経費とし、課税所得から差し引くことができます。青色申告については以上です。確定申告の時期にバタバタしないためにも、早めの準備を心がけましょう! 関連記事:フリーランスの必須知識!青色申告の方法と簡単会計ソフトを教えます! 専従者給与を払う 妻や子供に仕事を手伝ってもらって、その報酬に支払った給与を経費として計上することができる制度もあります。配偶者への給料は、103万円まで所得税がかかりません。つまり103万の所得税控除になるわけです。所得税だけでなく、市県民税や国民健康保険税(国保税の場合は98万まで)の控除にもなります。 さらに、専従者給与を支払うと、個人事業税を節税できる場合もあります。青色申告特別控除(65万円)を引く前の所得が290万円以上になると、290万円を超えた所得に5%の個人事業税がかかってきます。これを少しでも抑えるために、配偶者への給料を多く払うと、さらに節税になります。 保険料を支払う / 加入する 所得が多くなりそうな年は、所得税を払って残りを貯金するよりも、国民年金保険料、国民年金基金、小規模企業共済を利用して所得税を払わずに老後の生活のために投資するのも一つの節税対策となるでしょう。国民年金の保険料は全額、所得税または市県民税の控除対象となるからです。 国民年金保険料を支払う これまで会社員だった人は厚生年金に加入していると思いますが、これを国民年金に切り替える必要があります。手続き自体はそれほど面倒ではありません。住んでいる市区町村の役所で国民年金への加入ができます。これは国民の義務ですので、所得が多く払えるならば払っておいた方が良いでしょう。 過去の国民年金保険料の未納(免除)を後納(追納)する これまで保険料の免除をしてきた方は、10年前までさかのぼって、一度に数か月分または数年分を追納ことが可能です。免除の手続きをせずに未納状態だった方は、時限立法である「後納制度」を利用して、同じく10年前までにさかのぼて、後納することが可能になっています。 国民年金基金に加入する 現在、国民年金は満額で月6万5千円程度です。それを上乗せできるのが、個人事業者のためにある国民年金基金というものです。国民年金基金の掛金も、所得税や市県民税の全額控除の対象となっています。月掛金は決められた掛け金表にしたがって、自由に選択できます。 小規模企業共済に加入する 小規模企業共済は、サラリーマンのように退職金が保障されていない個人事業者とその配偶者が、将来事業を廃業した場合に(65歳以上で)退職金のように一時金をもらえる積み立て制度です。月掛金は1,000円単位で、上限は70,000円(年間は84万円)となっています。 確定拠出年金(個人型401k) 一定の掛金をもとに自己責任で運用する年金制度です。60歳で老齢給付金が受け取れるようになりますが、国民年金基金が「終身」であるのに対し、確定拠出年金は5~20年の期間を設定して受け取ることになります。月に最大で68,000円掛けることができて、全額が所得控除になりますので、節税効果はかなり大きいです。 自分で掛け金を拠出し、その上でその資金を投資信託や定期預金などで運用を指示します。将来的なリターンはあなたの運用成績によって変わってきます。ですので、「どこで」「何に」投資するか自分で決める必要があります。そのため投資の知識がある場合は、大きく資産を増やせる可能性がある一方、運用に失敗するリスクも考えられます。 ふるさと納税 日本各地の地方自治体に対して税金を納めることで、掛け金が寄付金控除となって、所得控除になります。また、ふるさと納税をすることで納税した地方自治体の名産品などが特典としてもらえることもあるので、節税以外にもメリットがあります。ふるさと納税は会社員でもできる節税のテクニックです。 会社員はフリーランスと違って、所得をコントロールする術がほとんどないので、ふるさと納税はかなり貴重と言えます。ふるさと納税は、地方を応援するという意味もあるので、普通に税金を払うなら地方が潤う方が嬉しいという方にはおすすめです。 倒産防止共済(経営セーフティ共済) 「小規模企業共済制度」と同様に、国が提供している共済制度です。月の掛け金は最大で月5,000円~20万円まで。その代わり、最大で800万円までしか積立ができません。退職金制度よりも、万が一経営が傾いたときのセーフティ共済という色が濃いですが、退職金制度としても利用できます。 まとめ フリーランスが知っておくべき節税対策をご紹介してまいりました。少し知っているだけで負担額も変わってくるものです。個人事業主・フリーランスとして活躍をしていくのであれば、この機会に知っておいて損はないでしょう。 また、下記の記事では、高額になりがちな健康保険料を抑える方法も紹介しています。ぜひチェックしてみてください。 関連記事:フリーランスは社会保険の対象ではない?加入できる保険の種類を解説します! 最後になりましたが、本サイトを運営しているポテパンフリーランスは、フリーエンジニアのみなさんにお仕事・案件を紹介するサービスとなります。業界のプロに案件探しを手伝ってもらったり、独立の相談や法人化の相談をされたい方は、ぜひ下記からお申し込みくださいませ。 無料登録はこちら
フリーエンジニアノウハウ
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