正社員として働かれているエンジニアの方に質問です。あなたの働きで会社はいくら売上をあげているか、知ってますか?
知ってるよ?という方にお聞きします。その会社が売り上げた金額とあなたの給料、かなりの差があるはずです。いったいどこに消えているのでしょうか?
会社があなたの働きをいくらで売ったのか知っているあなた、ため息まじりに「ああ・・・売上、全額ほしいなあ・・・」そう心の中でつぶやいたことはありませんか?あなたでなくとも普通はそう思いますよね。もちろん、会社が利益や費用を抜いているからということを知っていても。
実はすべて自分のものにする方法、あるんです!それは「フリーランスになること」です。
本記事ではフリーランス、特にフリーランスエンジニアのメリット、デメリットをご紹介します。フリーランスデビューをお考えの方、今すぐではないけど何となくのぞいてみたいという方、本記事は必見です!
目次
フリーランスエンジニアのメリット
フリーランスエンジニアはお客様のオフィスへ常駐する、基本的に自宅で仕事をする、という2つの働き方に分けられます。
働く時間・場所の自由
在宅フリーランスエンジニアのメリットです。在宅フリーランスエンジニアは、納期さえ守ればいつどこで仕事をしてもよいのです。太陽の高く上がるころ、朝食兼昼食をとり、そこからカフェへと場所を変えて仕事をして、ひと段落してから子供を幼稚園にお迎え。
仕事を再開し、夕食は家族と一緒。そして家族が寝静まる頃に仕事再開・・・といった夢のような生活が実現します。もちろん、通勤ラッシュとも無縁です。
ネット環境さえあれば仕事ができるので、都会から離れた田舎へ移住して大自然の中で仕事をすることだってできます。
時間と場所の制約から解放された働き方、それが在宅フリーランスエンジニアです。
請け負う案件を選べる
フリーランスは基本的に自分で案件を選びます。ポテパンをはじめとしたエージェントからの紹介、または知人やフリーランス仲間から案件を紹介してもらうなどなど、いろいろな方法で案件をゲットします。いずれの方法でも、気の進まないとかやりたくない案件は避けられますし、やりたい案件を選べるのです。
年収UPの可能性も
冒頭でご紹介したことです。会社を介さない分、売上は基本的にすべて自分のものです。エージェント経由なら多少は差し引かれますが、少なくともフツーに会社員をしているよりは年収は上がると考えてもよいでしょう。
複数の仕事をかけもち可能
フリーランス案件の中には、週2〜3日勤務の案件もあります。このような案件を活用し、すでに何らかの仕事(自営業など)をしていて、生活に足りないお金をフリーランス案件で得る、ということができます。もう一つの例です。
最近、パラレルワークという言葉が流行りつつあるのを知っていますか?パラレルワークというのは、複数のお客様の案件を請けるのです。本業と副業という話ではありません。
自分の希望する、かつ週2〜3日勤務の案件を複数請けるのです。できるだけ多くのお客様に触れたい、多くの分野で自分の力を活かしたい、そんな方におススメです。
スキルアップができる
特定の会社に正社員として働いていると、スキルアップができるようでできないことがあります。会社は、社員がずっと同じお客様で同じ仕事をしてくれた方が、将来の売上が把握できるし余計な手間もかかりません。しかし社員、特に技術的に上昇志向のある社員から見ると良いことばかりではありません。同じ仕事ばかり続けていると、どうしてもスキルがかたよったり、面白みが感じられない、となるのです。
その点フリーランスエンジニアは仕事を選ぶことができるので、スキルパスにあった案件を渡り歩くことができます。
フリーランスエンジニアのデメリット
フリーランスエンジニアは良いことばかりではありません。多くのフリーランスエンジニア達が口にする、よくあるデメリットをご紹介します。営業・事務・法務などのスキルも必要
フリーランスエンジニアは自分で案件を得るのが基本です。会社が介在しないということは良いことばかりではなく、会社がしてくれていたことをすべて自分でしなくてはいけない、ということでもあるのです。例えば営業です。
案件を得るためには、営業をしなくてはなりません。知り合いならまだしも、知らない相手に自分を売り込んだり、下げたくもない頭を下げることだってあるのです。生活の糧を得るため、ガマンを重ねる・・・大変ですね。
事務だってそうです。
売上や経費などすべて自分で管理して、年明け早々には確定申告をしなければなりません。それ以外、必要な公的手続きもすべて自分でします。自己管理ができない、仕事以外の雑用はしたくない、そういった方にはまさしく苦痛のタネです。
ただしこのあたりは、エージェントによっては代行してくれるところがあります。エージェント選びには十分時間をかけましょう。
意外と忘れがちなのが、法務的スキルです。
フリーランスエンジニアが納期を守れなかった、契約した内容と実際の仕事がちがう等々、お客様とフリーランスエンジニアとの間のトラブルは十分予想されます。こんなとき、会社員なら会社が何とかしてくれましたが、フリーランスエンジニアはそうはいきません。
法務的スキルがないフリーランスエンジニアは、コトが起こってからでないと対処できません。事前にリスクを察知して、予防線を張ることができないのです。最悪、リスクが現実のものとなってすら対処できないのです。
今までは会社や上司が守ってくれていたのに、フリーになったとたんに自分で防御しなくてはなりません。
孤独を感じる瞬間
在宅フリーランスエンジニアがよく口にするデメリットの一つです。
朝起きて、仕事をして、そして仕事を終えて寝る。その間、ずっと声を出さないことだってありえます。既婚者であったとしても、オフィスにいたときのように同僚や上司達との専門性の高い会話を交わすことはできません。
在宅フリーランスエンジニアによっては、自宅で仕事をするのが孤独でツラく、どこかのコワーキングスペースにわざわざ出向いて仕事をする人もいるくらいです。フリーランスデビューして最初の壁は孤独、なってみて身に沁みてわかった、そう言った人もいました。
安定しない収入
正社員とは、極端な話をすると仕事がなくても最低限の給料はもらえます。これがフリーランスとなるとそうはいきません。フリーランスは案件がないと給料はありません。案件がない、または途絶えた=無収入、シンプルかつ恐ろしい現実です。フリーランスは案件が集中するときと案件がないときがあり、収入は一定ではないのです。
フリーランスでも会社員でも変わらないことも
隣の芝は青く見えるもので、正社員にとってフリーランスはすばらしく夢のような存在に思えます。でも・・・本当にそうでしょうか?
フリーランスデビューしたところで、そう大して変わらないこともあるのです。そのあたり、ちょっと見てみましょう。
めんどくさい仕事はどこでもある
本来の仕事、または気持ち的にやりたくない仕事、つまりめんどくさい仕事はどこにでもあるのです。仮にフリーランスになっても、やりたくない仕事から逃げることはできません。大枠で見るとやりたい方向性の仕事なんだけど、部分的にやりたくない仕事、そんなことは普通にあります。
また若干の雑用は、フリーランスも会社員も同じくあるものです。フリーランスになったとしても、仕事がガラリと変わることはないのです。
人間関係の悩みもどこでもある
フリーランスエンジニアといっても、やはりエンジニア。会社を相手に仕事をする以上、お客様責任者や現場管理者とのやりとりは発生します。そこでやりとりをする人が、とてもめんどくさい人だったらどうなるでしょうか・・・特に在宅フリーランスエンジニアであれば、その担当者が唯一の窓口ということだってあり得ます。客先常駐であっても、現場担当者がめんどくさい人なこともあります。
人と仕事をする以上、人に関するトラブルから逃げられないのは、フリーランスも会社員も同じなのです。
働き方によっては正社員と同じ
夢のフリーランスデビューを果たし、エージェント経由で客先常駐の案件を獲得したとします。フリーランスなのに、定時に出社して定時に退社、しかも大して魅力のない仕事、仕事が終わらないと残業でリカバリ・・・それって正社員と何がちがうのでしょうか?
自分で自分のキャリアパスや経済状況をマネジメントできない人は、単に正社員とちがう肩書きになって収入が増えたただけ。むしろ正社員と変わらないのに会社という後ろ盾がなくなってしまったということになりかねません。
フリーランスエンジニアになるには
ここでは、フリーランスデビューするための、より具体的な手段をご紹介します。すでに正社員エンジニアとして勤務している方向けです。エージェントを活用しフリーランスデビュー
正社員は勤務先と雇用関係があります。その関係がなくなれば、特定の会社の社員ではなくなります。それがまさしくフリーランスです。
雇用関係を切るのは辞表の一通で事足りるのですが、フリーランスとなると自分で案件を獲得しなければいけません。
一番簡単で確実なのは、エージェントを利用する方法です。いきなり仲間内で仕事を探したり、自分で営業するのはとてもしきいの高いことです。経験豊富で案件情報を多数持つエージェントを頼るのは、とても効率のいい方法です。
ポテパンでは、フリーランスデビューをされる方々へ、さまざまなサービスを用意しております。コンサルタント歴の長い弊社担当者が、デビュー前の方のもつ不安をやわらげ、少しでもご希望に合った案件をご紹介いたします。ぜひご利用ください。
また当社だけでなく、案件の紹介やその他諸手続きなどを一括して支援してくれるエージェントは多数あります。「フリーランス エンジニア エージェント」でググってみてください。
仲間内で案件情報をシェア
フリーランス仲間で案件情報をシェアしあって、自分に合ったものがあれば案件をいただくという形です。ただし、ここは持ちつ持たれつであり、こちらが案件情報をもらってメリットを享受するばかりで仲間に何も還元しなければ、あなたは単に迷惑な存在となるでしょう。
仲間内で得た案件で失敗すれば、紹介してくれた仲間の顔にドロを塗ることにもなります。仲間内で案件を得るのは一般に出回っていない案件を得ることができる一方で、いろいろとしがらみが発生するやり方でもあるのです。
人付き合いが苦手な方は、避けたほうがよいかもしれません。
お客様から直接仕事をもらう
長年同じお客様と仕事をしてきた方に多いフリーランスデビュー方法です。正社員時代にお客様と強い信頼関係を築き、フリーランスデビュー以降はお客様から直接仕事をもらうのです。お客様からすればすでに信頼関係を築いている相手、しかも会社を経由しないので今までよりも単価が低くなる、フリーランスからすれば正社員時代よりも給料が上がる・・・言うことなしですね。
ただし、辞め方に注意が必要です。会社からすれば売上は減るわ優秀な社員は辞めるわで、いいことが一切ないことですからね。
過去にこんな人がいました。勤務先の引き止めを振り切り、強引に勤務先を辞めました。その後、退職前に担当していた元お客様にすり寄って仕事を得ようとしたのです。元勤務先はその元社員を告訴する準備をしているとのことでした。結局どうなったかは分かりませんが、人の道に外れた仕事の取り方をすれば、それなりの結論があるのです。
お客様だけでなく、フリーランスデビュー後に元勤務先から案件をもらうという方法もあります。いずれにしても、円満退社が原則となります。
未経験からフリーランスエンジニアになるには?
IT未経験な方がフリーランスITエンジニアになるための方法です。これらの方々にも、フリーランスエンジニアになるための方法がいくつかあります。スクールで学習
最近、インターネット上でレッスンをするプログラミングスクールが増えてきました。固定のコンテンツを公開して学ぶ形式もあれば、先生が直々に指導してくれる形式もあります。さらに、先生の指導に沿って何らかのWebアプリを作ってポートフォリオ(作品)が作れたり、なんと就職をあっせんしてくれるまでを売りとしているスクールも多くあります。
学習から仕事を得るまでをサポートしてくれるのは、IT業界未経験者にはとても助かりますよね。
ただスクールで学習したレベルではフリーランスとして仕事を取るのは難しいのが正直なところです。まずはどこかの会社にエンジニア職として入社をして経験を積んだあとでフリーランスへの道が見えてきます。
そんなスクールの1つとしてぜひご紹介したいのが、ポテパンキャンプです!
他のスクールと比較して格安なのに、優秀な講師陣が指導やソースレビューをします。専門知識を得られるだけでなく案件まで獲得できて、それでいて転職に成功したら全額キャッシュバックです!ぜひご検討ください。
アルバイトで経験を積む
クラウドソーシングという言葉を聞いたことがありますか?必要な労働力を、必要なときにインターネットに広く呼びかけて調達することです。早い話、副業やアルバイトに適した募集形態です。試しに「クラウドソーシング」で検索してみてください。結構な数がヒットするのに驚くことでしょう。そこで出てくる検索結果のリンクをいくつかクリックしてください。
どのクラウドソーシングのサイトも検索機能がありますので「開発」や「システム開発」で検索してください。多数の案件がヒットするはずです。
たいていは現役エンジニアの副業案件なのですが、案件の中には経験を問わないもの、テストやデバッグ、デバッグといっても最初はユーザーとして使ってみるだけといった簡単なものがあります。数は少ないものの、そういった初心者向けの案件をいくつかこなし、少しづつ実力をつけていき、最終的にはフリーランスデビューという方法があるのです。
フリーランスエンジニアに向いている人のタイプ
ここまでで、フリーランスのメリットやデメリット、デビュー方法をご紹介しました。では、結局どんな人がフリーランスエンジニアに向いているのでしょうか?ご自身の性格や特徴と比べてみてください。自分でマネジメントできる人
エンジニアとして仕事をしてきた中で、お客様に対して請求業務はおろか売上まわりの話を一切したことがない、という方もいらっしゃるでしょう。確かにそのはずで、会社がお客様に対する請求や売掛管理をしてくれるからこそ、売上から諸経費を差し引いて給料をあなたに渡しているのです。ところが、フリーランスになったら会社が給料から諸経費を差し引かない代わりに、自分ですべての請求業務や売掛管理をしなければなりません。
お客様への請求業務だけではありません。自分自身の一切の手続きごと、例えばフリーランスデビュー時の保険関係の手続き、毎年の確定申告、経費で本やモノを買ったときですら領収書の保存と経費仕訳を起こさなくてはなりません。
会社が関わらないから売上はすべて自分のもの、その代わり自分がすべてに責任をもつ・・・理屈でいえばかんたんな話ですが、実際はそうではありません。これが意外と苦痛なのです。
このあたりもポテパンをはじめとした多くのエージェントは、諸手続きを支援してくれるサービスを用意しています。デビューが決まったら、必要な諸手続きを確認しておきましょう。
孤独に耐えられる人
特に在宅フリーランスエンジニアにとって、孤独に耐えられるというのは重要な特性です。在宅で仕事をするなら、もちろん通勤ラッシュに巻き込まれる必要はないし、通勤時間を睡眠時間にあてられます。
ところが・・・家で仕事をするというのは、生活範囲が家に限定されるし、まわりには家族しかいません。家族には技術的な相談もできないし、同僚たちとの知的で高度な会話もできません。これはエンジニア的には立派な「孤独」です。
独身の方なら、自分ひとり。デビュー当時は自由を謳歌してフリーダムを満喫しますが、これがずっと続くとなったら、どうでしょうか?
病気で寝込んでいても、誰も気づいてくれません。それどころか仕事の締め切りまでに成果物を納めないと督促の連絡が飛んできます。むしろ孤独以上にツラいことです。
では、在宅エンジニア以外は孤独はないのでしょうか?決してそうではありません。エージェントから案件の紹介を受けて、客先常駐するようなエンジニアも孤独はあります。仕事を発注する側からいえば、常駐しているフリーランスは仕事仲間といえども外部の人。経費を使ってスキルアップを支援してくれるわけでもないし、個人事情を考慮してくれるはずもなし。要求するスキルがないと分かれば契約は切られます。
順調にいっても契約期間が終われば関係も終わりです。ウマが合って案件が長年にわたって続けばそれなりの関係もできますが、短かい契約を続けてわたり歩けば、人間関係は生まれては消えていきます。
よって、どのようなフリーランスエンジニアであっても、孤独に飲み込まれなかったり、むしろ人間関係がめんどくさいと思うくらいのドライな人でないと、フリーランスはツラいでしょう。
ある程度の技術力がある人
労働力を外部から調達する会社というのは「当たり前に仕事ができる人」が来ることを期待しています。実力不足な人を呼んできてわざわざ育成するなどもってのほか!なのです。外部の人間をじっくり養成しようという気の良い会社は滅多にありません。ある程度の技術力がないと、やはりフリーランスエンジニアになるのは難しいのです。
自分で問題解決できる、またはしようとする人
前節と少しかぶりますが、客先に常駐する案件で、何から何まで質問する人は嫌がられます。今までの経験をベースにネットを駆使して、分からないことは自分で調べなくてはいけません。国内に情報がなかったり、海外で開発されているフレームワークであれば、英語のサイトを見てでも情報を得なくてはなりません。在宅フリーランスエンジニアはなおのこと。常にまわりに誰かがいるわけではないので、質問はメールやチャットを使わなくてはなりません。即返事が返ってこないこともあり、返事が来るまでは仕事が止まります。
教えてもらわなくては分からない、そんな人はフリーランスとしては不向きでしょう。どんな壁があろうと、ガツガツと問題解決できる、またはその意思がなくては厳しいのです。
社交的な人
黙っていても案件は来ません。孤独に耐えられるマインドは必要ですが、孤独を好むばかりではいけません。案件の終了が近づけば継続するようアピールしなくてはなりません。案件が終われば次の案件を探さなくてはいけません。エージェント相手ではなく仲間内で案件を探すなら、仲間との関係を良好に保てるだけの社交的性格が必要です。。いや、相手がエージェントであっても関係を良好に保ち、自分の希望をしっかりと伝えなくてはなりません。
流行り始めた新技術を求めて、コミュニティや勉強会に参加することだって必要です。
客先常駐で仕事をするにしても、案件が切り替わるたびに新たに人間関係を構築しなくてはなりません。人付き合いが苦手ですから、などと言っていられないのです。
フリーランスとはいえども、やはり最低限の社交性は必要なのです。
フリーランスエンジニアの年収
ぶっちゃけ、フリーランスエンジニアの年収ってどうなんでしょうか?気になるおカネ事情、調べてみました。
どうせなら、エンジニアだけでなくデザイナーやライターも調べて見ました。ただし、以下の情報のうち、総括以外では信頼できる情報が得られませんでした。ご容赦ください。
インターネット上調査して、3サイト以上同じような値が出ていれば採用しました。
総括
フリーランス全体ではどうでしょうか?フリーランス協会発行の『プロフェッショナルな働き方・フリーランス白書 2018』から引用しました。- 100〜300万円 20.4%
- 300〜500万円 30.2%
- 500〜800万円 22.8%
- 800〜1000万円 9.3%
- 1000万円超 7.4%
ITエンジニア
年齢やキャリアによりますが、概ね600〜800万円です。ただしフリーランスという用語を検索用語に含めたとたんにエージェント系企業が検索結果に入って来ます。ということは「自分で案件を獲得して収入を得ているフリーランスエンジニアの年収」ではないということです。デザイナー
平均年齢が30代で、概ね300〜400万円です。それ以上を稼ぐフリーのデザイナーもいるようですが、マーケティングやプログラミングといった「デザインプラスアルファ」の能力を持っていました。ライター
概ね300万円台です。一般的にライターとは契約単位・文字単価ベースでの仕事です。数千円の記事を10本、または文字単価1.5円として納めた文字数を乗じて支払い、といった感じの仕事が多いのです。仮に1.5円で1日1万字書いたとして日当15,000円、実働日数20日として300,000円、12ヶ月をかけて360万。よほど量をさばけるだけの執筆力や著名なブロガー、紙媒体との並行稼働でもない限り、ライティングでそれなりの年収を得ることは難しいようです。
安定した収入を得るためのポイント
話をフリーランスエンジニアに戻しましょう。安定した収入を得るにはどうすればよいでしょうか?そのコツをご紹介します。お客様との信頼関係を維持する
指示されたものを指示された期日に、指示された品質で提供する、これにつきます。とある在宅フリーランスエンジニアは、このように言っていました。
納期どおりに納品する、連絡をとる。それだけで信頼される。技術的やスケジュール的に無理なことが見えると、とたんに連絡が途絶えるフリーランスエンジニアがよくいます。特に副業系フリーランスエンジニアに多いのです。よって、フツーに仕事をこなすだけでも信頼が上がります。
これが、さらに高品質だった場合どうでしょうか?もちろんお客様はよろこびます。あなたに対する信頼度がさらに上がるのはまちがいありません。
付加価値も大事です。
お客様は支払った対価として労働力を求めます。契約金額に見合う労働力が得られるのは、買い物のときに品物と引き換えにお金を払うことのように当たり前。
では支払った額以上の価値を得られると、お客様はどう思うでしょうか?うれしいですよね。単価交渉時に有利になるのはいうまでもなく、競合との余計な価格競争に足をひっぱられることもありません。具体的には、お客様への業務的・技術的提案などです。
100円を払い、100円の価値やモノを得られるのは当たり前のこと。100円を支払って120円の価値やモノを得られれば、うれしいのは当たり前ですよね。なんだか得した気分になります。お客様から見たフリーランスエンジニアだって、同じことがいえます。
自身の持つノウハウや技術を余すことなく提案し、お客様へ付加価値を提供することはとても有効です。
交友関係を維持する
フリーランスエンジニアは、仲間内から案件を得ることもあります。日頃からフリーランス仲間同士の連携を大事にしておくと、いざ自分が困ったときに助けてくれる仲間が出てくるかもしれません。案件面だけでなく、技術的な最新情報をキャッチする上でも、仲間同士の連携は大切です。さまざまな現場の多種多様な案件にアサインされている仲間たちが集い、今の流行や需要を情報交換し合う・・・とてもすばらしく効率的ですよね。
その他、技術的イベントやコミュニティに参加することも大切です。このような場に、まれに会社の有力者が参加していることがあります。名刺交換のついでに自分の興味があることをそれとなく伝えておけば、いざそれにかなった案件が発生すれば連絡がくるかもしれません。
このように、フリーランスエンジニアにとって、交友関係は命綱でもあるのです。
まとめ
本記事では、フリーランスエンジニアのメリットやデメリットについて解説しました。フリーランスデビューをお考えの方、または今すぐでなくてもいつかはデビュー!とお考えの方、本記事を参考にしていただくのと同時に、今のあなたに足りないものは何か、チェックリストがわりにもお使いくださいね!
<参考資料>
【ランサーズ】フリーランス実態調査2018年版(プレスリリース)2015年から毎年行われている、Lancersのフリーランス実態調査。現役フリーランスのやりがいや悩み、実態を知ることができます。
フリーランス協会
フリーランスの支援を目的として設立された協会。フリーランス自体に関する情報や、各種支援策も要チェック。本記事の執筆においても参考にさせていただきました。
フリーランスが利用できる施策ツールを1冊にまとめました
経済産業省の資料。どちらかというと起業に関する支援策が中心です。
「フリーランスの実態に関する調査」 日本政策金融公庫 総合研究所
タイトルどおり、フリーランスの実態調査です。内容は他の参考資料より少し硬めです。