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Angular案件のイマがわかる!知って見つかる最適案件

2018年07月28日 キャリア

システム開発において、開発言語だけですべてを開発すること、例えばJavaならJava言語だけで全機能を作るといったことはしません。DB(データベース)へのアクセスや画面描画といった「仕様に関係しない共通機能」は何らかのフレームワークを使うのが普通です。

フリーランスへの転身や転職を予定している方、将来に不安を感じている方には、フレームワークの人気はとても大きな問題ですよね。自分の使えるフレームワークの流行り度合いによって、選択できる案件の幅が変わるのですから!

本記事では「Angular」をピックアップして、Angularを「求人案件」という観点で調査してみました。

本記事の執筆にあたっては、大手のIT転職サイト2社と、ポテパンを含むフリーランス・副業向けサイト5社の計7社を徹底調査しています。

そもそもAngularとは

ここで、Angularとは何かを見てみましょう。

Angularとは何か

Angularとは、Googleとコミュニティによって開発された、Webシステム開発のフレームワークです。初版は2009年に公開され、現在は6.0.7が最新版です。元々はAngularJSという名称だったのですが、2016年に出たバージョン2系で大幅に改善されており、その際に名称もJSが取れてAngularになりました。

Reactも、元々はReact.jsという名称でしたが、今ではjsが取れて無くなりました。それと同じ流れですね。

開発言語は、JavaScriptを使うことも可能ですが、TypeScriptを使うことも可能で、むしろTypeScriptが推奨されています。

TypeScriptとは何か

TypeScriptとは何かを軽く触れておきましょう。

TypeScriptとは、Microsoftによって開発された、JavaScriptの拡張言語です。JavaScriptの欠点を補うのと同時に、さまざまな違いがあります。以下がその例です。

  • 変数の型宣言
  • 型推論
  • ジェネリック
  • タプル型

乱暴な言い方をすれば、JavaScriptにもっと他の開発言語の特徴を取り入れて、大規模開発を可能にしたもの、ともいえます。

TypeScriptはJavaScriptの完全互換(スーパーセット)なので、TypeScript環境でJavaScriptを記述しても境目なしに動きます。これが、AngularはTypeScriptまたはJavaScriptで開発可能といわれるゆえんです。

フロント開発に強い

Angularは、フロント開発に威力を発揮します。つまり、サーバーサイドはNode.jsやSpringなどの言語やフレームワークで作り、フロント(またはクライアントサイド)はAngularで作成する、というパターンが多く採用されています。

それもそのはず、WebAPIとしてURLとパラメータ、アクセスするHTTPメソッドが何かがはっきりしていれば、サーバーサイドは何を使って構築しても問題はないのです。サーバーサイドに強い言語やフレームワーク、クライアントサイドに強いAngular、と分担するのが自然な考えでしょう。

SPAの開発も得意

AngularはSPAの開発にも威力を発揮します。Angularの案件で、具体的にSPAというキーワードが出てくることがあります。

SPAとは「Single Page Application」の略で、細かな単位で逐一DBへアクセスするのではなく、大きなページを一度に読み込んでしまい、ページ遷移をしたと見せかけて、実は画面の位置遷移だけだった、という技術です。

SPAは画面遷移やDBへのアクセスがない分、高速な動作やリッチなUIが実現できます。

双方向バインディング

双方向バインディングも大きな特徴です。

JavaScriptやその他のフレームワークなどでは、画面中の値の取得や、言語側での演算結果を画面へ反映するのにとても苦労します。getElementBy…やsetElementBy…を散々書いてきた方もおられるでしょう。

ところが、Angularで開発した画面は、コンポーネント側の値の変更と同時に画面の値も自動的に変更されます。画面への値の反映や画面からの値の取得に気を使わなくて済む、これはとても大きいメリットですね。

Angularエンジニアの仕事内容

もちろん、Angular自体がWebシステム開発フレームワークなので、Webシステム開発がメインです。特にフロント周りが多くなります。

案件情報をもとに、Angularは具体的にどんな業種で使われているのかをピックアップしてみましょう。

翻訳アプリ/月額制ファッションレンタルサービス/大手Webサービス会社の決済サービス/大手鉄道会社のスマホアプ

Angularの案件はSIer(エスアイアー)的な仕事、つまり大手の受託開発が多い中、自社開発案件も多いのです。これがAngularの大きな特徴です。

Angularエンジニアの働き方

Angularは、自社開発のプロダクトやサービスを開発する企業が多く採用しています。これはどういうことなのか考えてみましょう。

さほどUIにこだわらなければ、他の開発言語やJavaScript系フレームワークで十分開発できます。むしろAngularを採用すると、技術的ハードルが上がったり、Angularの開発ノウハウ不足に悩むことになります。

ところが、あえてAngularを採用するということは、それほどUIが複雑か、仕様上の要件が厳しいか、一般ユーザーへのUIに高いこだわりがあるかのいずれかです。つまり、社内システムや決まりきったUIのシステムでAngularが採用されることは少ないのです。

よって、自社プロダクトや自社サービス、かつ複雑なフロント周りの開発がメインとなります。

Angular案件は今後減少する?増加する?

初版公開から現在までの、Googleにおける検索数の推移を見てみましょう。

ご覧のとおり、一部低迷していた時期があるものの、年単位の推移で見ると一定して上がり調子です。

既存のJavaScript系フレームワークの人気や、Angularと似た、またはAngularより優れたまだ見ぬフレームワークの出現など、未知数の要素はたくさんあります。それらが今の時点で何ともいえないものの、過去の推移からして今後も人気が続くといえるでしょう。

その人気を受けて、今後も案件数も上昇してくることが予想されます。

Angularのフリーランス求人案件トレンド

Angularの求人案件における、単価相場を調査しました。Webシステム開発の相場と大きく離れてはいないようです。

実務未経験

スクールにすら通っていないというような「完全未経験」では、残念ながら案件を獲得するのは難しいです。調査した結果、完全未経験可という案件はほとんど見られませんでした。そんな中、完全未経験の方が案件獲得するのはほぼ不可能ということになります。

特に、AngularはTypeScriptやRxJsといった複雑な概念を理解したり、テストコードを書くのがIT技術者の中でも困難と言われています。Angularは多機能なのですが、未経験だけでなく初心者にも厳しいフレームワークといえます。

実務経験半年

350万円(週5勤務)

実務経験1年間

400万円(週5勤務)

実務経験2年間

450万円(週5勤務)

実務経験3年間以上

600万円(週5勤務)

実務経験5年間以上

800万円(週5勤務)

Angular案件で年収・収入を上げるポイント

Angular技術者が収入をあげるには、どのようにすればよいか考えてみましょう。

サーバーサイドもたまには見る

Angularの、というよりAngular案件の特徴は、フロントとサーバーサイドを切り分けている現場が多いことです。サーバーサイドは、要はWebAPIを作れれば何を使っても構いません。それこそ、JavaやSpringであろうと、PHPやLaravelであろうと、RubyやRailsであろうと・・・何だってよいのです。

ここで1つ、周りのAngular技術者と横並びにならずに、一歩前へ出ましょう。サーバーサイドも視野に入れるのです。

どんな言語やフレームワークでも構いません。何か簡単なWebAPIを作りAngularで呼び出すという仕組みを作り、ポートフォリをとするのです。特に、WebAPIのURL設計は大事です。

きっとあなたの評価が変わることでしょう。

テストコードを書く

Angularの単体テストコードを書けるようになりましょう。

どの言語にも単体テストツールというものがあります。例えばJavaではJUnit、RubyではRspec、などなど。そしてAngularにもテストツールがあります。しかし・・・Angularのテストコードは書くのが難しい、という声をよく聞きます。そうです、Junitやその他のテストツールと比べて、実際にAngularのテストコードは難しいのです。

しかし、開発現場ではテストコードを書かないわけにはいきません。

ここで、Angularで開発できるだけでなく、Angularのテストコードまで書けるようになり、他のAngularプログラマより一歩前へ出ましょう。

フロントを極める

最近、JavaScriptまわりが賑やかです。

Angularと同時に以下すべてを使うことはありえませんが、jQueryやReact、Vue.jsなどなど、JavaScript系のフレームワークがバラエティに富んでいます。Angularつながりで、この際フロント周りを極めるために、他のフレームワークに目を向けてみましょう。

使えるフレームワークのレパートリーが多いに越したことはないし、そこまでできれば、立派な「フロントエンジニア」です。案件の選択の幅が広がると同時に、年収も上がるのはまちがい無いでしょう。

TypeScriptを極める

これを機会に、ぜひTypeScriptを極めましょう。

実は、TypeScriptは他言語出身者、特にJava技術者にとっては似たような概念、見たことのある書式が多く、何となく組めてしまうことがあります。要は、何となく組めてしまうがゆえに、仕様を深く理解して使いこなさないことがあるのです。

しかし、どうせAngularを学習するなら、表層だけで終わらずにTypeScriptを、欲を言えばECMAScriptの仕様まで深く見て、今までの流れとこれからを見通してみましょう。

TypeScriptは、JavaScriptより大規模開発に向いています。また徐々にAngularならびにTypeScriptのシェアが広がっていくので、今のうちにTypeScrptを極めておいて、決して損はしません。

Angular案件で週2~3日常駐はあるの?

残念ながら、見当たりませんでした。

ほぼすべてが週5勤務の案件でした。ただし、大手SIerの定時出社・定時退社の週5勤務とは異なり、フレックスやスライド勤務(12〜21時)、家族会などの豊富な福利厚生が用意されている企業が多数ありました。

今後、政府主導の働き方改革を導入しやすい自社開発企業や若手企業が、多様な働き方を導入し始めて、Angularエンジニアにも好影響が出ることを期待しましょう。

Angular案件で在宅ってあるの?

こちらも、ほぼ見当たりませんでした。

ただし、前述のようにフットワークの軽い若手企業が働きやすさを追求し、インターネット環境を活用(GitHubによるソースコード管理やSkypeやGoogleハングアウトを使ったオンラインの会議など)し、在宅での案件を公開するのは決して考えられないことではありません。

現在、このような案件を狙っている方は、こまめに求人をチェックするのがよいでしょう。

まとめ

本記事では、Angularを「求人案件」という観点から解説しました。AngularはJavaScript、React、jQueryと並んで採用数の多いフレームワークです。今から勉強する意味は十分あります。

これからAngularやプログラミングを学ぼうとする方は、ぜひ選択肢の一つに入れてください。また、現役のAngularエンジニアの方々は、この記事を参考にぜひ求人サイトを検索してみてくださいね!

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