私はポテパンフリーランスでキャリアコンサルタントをしています。私はいままで500名近くのフリーランスエンジニアの方々のキャリアコンサルティングをしてきました。キャリアコンサルティングとは具体的に何をするかというと、フリーランスエンジニアひとりひとりと向き合い、ヒアリングをもとに最適な案件をご案内させていただいてます。。
今回は、その経験をもとに、「稼げるフリーランスエンジニアに共通すること」をテーマにお届けします。稼げるフリーランスエンジニアと言っても、人間性やスキルセットなどはもちろん様々なのですが、共通するポイントもあることがいままでの経験から分かってきましたので、3つのポイントにまとめてお伝えします。
1.コミュニケーション能力がある
まず、稼げるフリーランスエンジニアはコミュニケーション能力があります。コミュニケーション能力と聞くと、営業マンのように饒舌にプレゼンテーションをする能力と思いがちですが、「相手と気持ちよくコミュニケーションを取ろうとすること」がフリーランスエンジニアには重要だと思います。稼げるフリーランスエンジニアは、
・仕事上関わりを持つ人々との会話を厭いません。
・連絡には基本即レスです。
・遅刻やドタキャンはしません。少なくとも事前に連絡をします。
・相手を不快にさせない身だしなみを意識しています。
などなど、相手を気遣いながら、コミュニケーションを取ろうとします。キャリアコンサルタントである私にも、丁寧に接していただけるフリーランスエンジニアの方々は総じてどんどん自分の稼ぎを増やしていっています。例外はありません。
もし、いまの段階で、上記のようなコミュニケーション能力が欠けていると思うフリーランスエンジニアは、すこしずつでもいいので改善してみましょう。すぐに全てを変えることは出来ないと思いますが、意識して取り組むことで、その意識付けは相手に伝わるものです。
2.技術とは何かを分かっている
稼げるフリーランスエンジニアは、技術に対して独自の哲学を持っています。流行りの最新技術への関心は持ちつつも、それに踊らされることはなく、常に課題解決のツールとして、技術を捉えています。そして、そのようなフリーランスエンジニアは、プログラミングや技術のことが分からないマネージャーやディレクターにも好かれます。なぜかというと、技術ありきではなく、課題解決ありきで議論が出来るからです。技術ありきで議論を始めてしまうと、技術のことが分からない人はちんぷんかんぷんになってしまい、なかなか共通認識のもと解決策を練ることが難しくなってしまうことが多々あるように思います。
ぜひ、「技術とは課題解決のツールである」という哲学のもと、日々取り組んでいただければと思います。
3.自分の価値をしっかり把握している
最後は、こちらで締めさせていただきます。私もよく驚いてしまうのですが、経験もスキルも豊富なフリーランスエンジニアが、相場よりもはるかに低く自分の価値を見積もっています。日本の多重請負構造上の問題でエンジニアへの還元率が低いことにより、適正価格よりもはるかに低い報酬しか受け取れず、そしてその低い報酬を当然のこととして受け止めてしまっているエンジニアの方々が多くいるのではないかと思っています。フリーランスエンジニアにとって、自分の市場価値をきちんと把握しようというマインドを持つことは、稼ぐための大前提と言っても過言ではありません。自分の市場価値を把握しているからこそ、クライアントとも交渉ができます。自分の市場価値を知らないとクライアントの言い値が基準になってしまい、交渉の余地もなく話が進んでしまいます。交渉なくして、単価アップはのぞめません。そして、自分の市場価値を把握する→交渉する→自分の市場価値を把握する→交渉するの繰り返しによって、どんどん単価も上がっていくものです。
と言いつつも、自分の市場価値を把握するのは非常に難しくもあります。そこは、多くのフリーランスエンジニアを見てきた者だからこそ客観的に市場価値を算出できると思っておりますので、ぜひともお気軽にポテパンフリーランスにご相談いただければと思っております。