何をするのも自由なだけに、何をしていいのか分からなくなってしまいがちなのがフリーランスです。フリーランスという働き方は日本でまだあまり浸透しているとは言えませんし、なかなかロールモデルを見つけるのも難しいところがあります。
自分が目標とするロールモデルがあった方がモチベーションアップにも繋がりますし、「自分はフリーランスとしてどう生きていったらいいのか?」を考えることはとても重要です。
この記事では、「フリーランスの働き方に興味がある」「すでにフリーランスとして動き出している」というフリーランス予備軍の方の参考になるオススメ本を紹介していきます。
目次
フリーランスにおすすめの本5選
それではオススメ本5選を紹介していきます。
どれもフリーランスの実情をわかりやすくまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
フリーランスで生きるということ
この本は、「フリーランスとして生きるとはどういうことなのか」を誰にでもわかりやすく説明している本です。日本はまだまだサラリーマン大国で、フリーランスの働き方について知らない人が多いです。フリーランスの魅力はどんなところにあるのか、どんなことで苦労するのか、何がメリットで何がデメリットなのかなどフリーランスの実情を分かりやすくまとめています。
フリーランスは自由な反面、それ相応のリスクも背負うことになります。そういった現実的な部分にも本書は触れています。
終身雇用も年功序列も崩れつつある現代です。これからの時代は、働き方もいろいろ、稼ぎ方もいろいろという時代に向かっていくことでしょう。その中で、働き方はサラリーマンだけではない、フリーランスという選択肢もあるよということをこの本は伝えています。
これから社会に出て行く学生さんや、フリーランスの働き方に興味があるという方にぜひ読んでいただきたい本です。
Amazonリンク 『フリーランスで生きるということ』
フリーで働く!と決めたら読む本
累計5万部越えのロングセラーであり、「フリーランスのバイブル」です。これからフリーランスとして仕事をしていく、という方に向けて仕事をする上での鉄則を「フリーランスの8つの掟」としてまとめています。この本はクライアントから仕事を請け負って収入を得るフリーランスに特化してノウハウをまとめられています。ですのでプロブロガーやアフィリエイターというようリは、フリーエンジニアやフリーデザイナー、フリーライターなどの業務委託によって仕事を得るフリーランスにとって参考になるでしょう。
内容は仕事の獲得の仕方、クライアントの選び方、人脈の広げ方など、かなり実践的な内容になっています。実践的な内容だけに、フリーランスとして既に動き出しているという方にとってはかなり参考になる内容になっています。
個人として独立する場合、会社という権威の後ろ盾は無くなってしまうことになります。よって、クライアントも個人に仕事を依頼する場合は、プロとして信頼して仕事を依頼することになります。だからこそ、フリーランスはよりプロ意識を持って仕事に取り組むことの大切さを筆者は説いています。
すでにフリーランスとして駆け出しである方や、フリーランス予備軍の方にぜひ読んでいただきたい一冊です。
Amazonリンク 『フリーで働く!と決めたら読む本』
フリーランスで食っていきたい!
26歳の現役フリーランスライターの筆者の方が、実体験に基づいてエッセイのように書かれている本です。一般的なフリーランスのハウ・ツー本ではなく、筆者の実体験を中心とした体験談のような内容になっています。一つの成功パターンの例として参考にしてみるといいでしょう。
誰しも最初は何のツテもありませんし、フリーランスの実務経験もありません。この本ではそんな一見食っていけなさそうなフリーランスでも食っていける方法を指南しています。「何もない」状態からでも食っていけるようになることを筆者は説いています。
何のツテも実力もないけど独立なんてできるのだろうか?と悩んでいる方はこの本を参考にしてみてはいかかでしょうか?
Amazonリンク 『フリーランスで食っていきたい!』
フリーランスSEとして生きる道
「フリーランスってなんだ?」というところから、フリーランスSEとして仕事をしていくための準備の仕方、ノウハウをまとめています。フリーランスに必要なノウハウとして、税金や保険、確定申告についても解説されています。特に会社員からフリーランスとしての独立を目指している方にオススメの一冊です。フリーランスになる前に会社員のうちにやっておくべきことなども語られているので、これから会社をやめて独立するという方にとっては残り期間をどう過ごしたらいいのかとても参考になります。
会社員としてこれまでIT業界で仕事をしてきたけれど、これからはフリーランスとして勝負してみたいというエンジニアの方ににオススメの本です。
これからはIT系フリーランスに挑戦したいという方にオススメの一冊です。
Amazonリンク 『フリーランスSEとして生きる道』
フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました
特徴的なイラストがクスッと笑える、フリーランス必携の超ロングセラーです。フリーランスは税金や社会保険の基礎知識がないと務まりません。なぜなら、会社員と違って税金や社会保険の手続きも全て事業主の自分が行わなくてはいけなくならからです。しかし、税金や社会保険の仕組みというのは独立したからといってすぐに覚えられるものではありません。
この本ではそんなフリーランスたちの「なぜ?」に答えるために、自身も現役フリーランスである筆者が税理士さんに代わりに聞いてきましたよ、という内容になっています。
文章は税理士さんと筆者の会話形式になっており、イラストも相まって非常にわかりやすく説明されています。「帳簿ってなに?」「青色申告ってなに?」というレベルの方でも、一から税金や社会保険の仕組みがわかるようになっているので前提知識がなくても楽しく読み進めることができます。
フリーランスになったら一冊買って持っておきたい本なので、皆さんもぜひ参考にしてみてください。
Amazonリンク 『フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました』
おわりに
「フリーランスとして独り立ちしたい」と考えても、最初は何から始めていいのか分かりませんし、本当に自分一人で仕事なんてこなせるのか不安でもあります。
また会社員からフリーランスとして独立する場合は、安定した立場と収入を捨てて飛び出すことになるので、より一層不安が募ることでしょう。
ここで紹介した書籍の中では、フリーランスのリアルな実情からフリーランスの魅力、仕事の獲得の方法や人脈の広げ方などの実践的な内容が盛り込まれています。
サラリーマンにも同様のことが言えますが、フリーランスというのは「働き方」なので、向き不向きが強く出ます。一度読んでみて「フリーランスとはこういうものか」ということを知ることができれば、「これなら自分でもできそうだな」「これは自分には無理だからやめておこうかな」といった独立する際の判断の基準にもなります。
これからフリーランスとして動き出していくという方はぜひこの記事を参考にしてもらって、フリーランスのオススメ本を読んでみてください。