税金・確定申告

フリーランス(個人事業主)が抑えておくべき税金事情

2015年12月08日 税金・確定申告

フリーランスになって気になりはじめるのが、税金のこと。フリーランスになる前は会社員だった方が多いので、会社に面倒を見てもらっていた税金関連については苦手な方が多いのではないでしょうか。

でも、フリーランスになってたとえ仕事がなかったとしても出て行く固定費のひとつが税金。ここでは、どんな税金があるのか、知っておくべき税金基礎知識を紹介します。売上が多くなればなるほど、納める税金が増えたり、忘れた頃に税金の請求が来てびっくりしたりするのは、フリーランスあるあるです。

それでは、いつ頃に請求がくるのか、いくらくらいなのかを紹介していきましょう!

払うべき税金の種類

フリーランスは会社員時代とちがい、税金が給料から天引きされず自分で支払う必要があるので、「税金って高い!」と感じることがあるかもしれません。支払う税金は以下の通りです。

・所得税
・住民税
・個人事業税
・消費税
・国民健康保険税
・国民年金税

意外とたくさんありますよね。フリーランスでは、仕事をして得られた収入は事業所得扱いになりますのでこれをもとに所得税や住民税の計算がされることになります。

それではそれぞれを見てみてみましょう。

■所得税

所得税とはその名の通り所得に課税される税金です。税金の対象となる課税所得というのは、収入(売上)から必要経費分を差し引いた分にかかってきます。

50万円の仕事を遂行するのに、交通費や通信費などで10万円使っていれば、所得は40万円です。自営業の方などが経費扱いにしようと領収書の回収に躍起になるのも、この課税所得を出来る限り低く抑えたいからなんですね。

ちなみに所得にかかる税率は国税庁HPによるとこのようになっています。

syotoku

出典/国税庁HP:https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2260.html

収入800万円で「課税所得」が700万円の場合を考えてみましょう。
その場合求める税額は次のようになります。700万円×0.23-63万6千円=97万4千円

■住民税

自分の住む地域の地方自治体に納めるお金が住民税です。住民税も収入が33万円以上であると課税対象となり、税率は「一律10%」となります。

この一律10%に加え、均等割と呼ばれる「市民税+県民税=4000円程度」がかかります。

ちなみに基礎控除額が33万円となりますので、その分はみなさん差し引かれます。その他、年の所得が低い方や、配偶者や扶養家族がいる場合、医療費の支払いが合った場合などは控除額などが変わってきますので、気になる方は確認を取りましょう。

■個人事業税

個人事業主には個人事業税というものがかかってきます。これは年間所得が290万円を超えると3〜5%の税率で課税義務が生じます。確定申告を行うと、8月頃に納付書が届くことになります。

■消費税

開業後2年目以降に売上が1000万円を超えると消費税が課税されます。

だいたいの額を計算してみよう:年収500万のケース」

ここでは年間収入500万円(配偶者有り)で必要経費で120万円を使用している方のモデルケースを見てみます。所得380万円から各種控除額も含めた課税所得額を基に計算してみます。

■所得税は149,500円

(1)課税所得額=500万-120万-68万(各種控除)-65万(青色申告控除)
=247万円

(2)所得税額=247万×10%(税率)-97,500(課税控除額)
=149,500円

■住民税は311,000円

各種控除73万円(基礎控除33万円、配偶者控除33万円、その他控除7万円)として計算します。
(1)(500万-120万-73万)×10%=307,000円
(2)均等割が4000円で、合わせて311,000円

■個人事業税は11,000円

個人事業税は「(課税所得額(青色申告控除は除く)- 事業主控除)×5%」

(1)課税所得額=500万-120万-68万(各種控除)-65万(青色申告控除)
=247万

(2)個人事業税=(247万+65万(青色申告控除は無し)-290万(事業主控除))×5%
=11,000円
よって、年間で納める所得税、住民税、個人事業税の合計は、、、
所得税+住民税+個人事業税=471,500円
となります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?意外と多く感じたでしょうか。しかしフリーランスも立派な「事業主」です。納税の義務も生じますし、そのための確定申告も必要になります。

納める税金額や節税方法を押さえておけば、フリーランスとしての生活への怖さもなくなるはずです。今回の記事を参考にして資金計画などを立ててみてくださいね。

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